カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

アルチンボルド展

2017-08-06 | 美術
 一昨日は国立西洋美術館に「アルチンボルド展」を観に行ってきた。それほどの混雑はなく落ち着いて観ることができたし、絵との距離も比較的近かったので細かなところまで見ることができた。
 今回はアルチンボルドの代表作である「四季」と「4大元素」がすべて見られるというまたとないチャンスである。このような展示は今後数十年間は実現しないのではないか。このうちの2点は7,8年前にウィーンの美術史美術館で見たが、他の作品は初めて観るものが多い。「春」は過去に日本にきたときに観たように思うが記憶が定かではない。
 今回この8点を見るとやはり「春」にもっとも惹かれた。花の描写もさることながら草の葉の描写の緻密なことに舌を巻く。絵葉書を買おうと思ったが、印刷悪くてとても原画の雰囲気を伝えていないので別の作品を選んだ。解説もわかりやすくて描かれた背景についても知ることができた。
 これ以外にも「馬上試合の装飾デザイン集」も楽しめたし、レオナルド・ダ・ヴィンチの素描も観ることができる。リゴッツィの細密画「オオバン」、「ハチクマ」は羽毛のひとつひとつの筋まで描くという驚異的な描写。他に蝶の細密画もあって自然好きにはより楽しい展示だった。
 常設展もさっと見て歩いた。現代絵画のフロアを上から撮影。
 
 美術館を出てハスの花を見ようと不忍池に行ったが、16時を過ぎていたので散っているか蕾の花がほとんどで写真にならなかった。
 

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