カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

多摩川台公園

2018-04-13 | 多摩川台公園とその近隣公園
 コナラとクヌギの上に大きな雲がぽっかりと浮かんでいた。
 
 だいぶ朽ちた切り株からコナラがたくさん芽吹いている。ちょうどよい苗床になっているようだ。
 
 ヤマブキは花期が長くまだ咲き残っている。
 
 西洋タンポポがやたらに増えた時期があったが、この公園では日本タンポポ(カントウタンポポ)もしっかりと花を咲かせている。
 
 8日の日曜日には花見をしているグループがいくつもありましたが、肝心の花はもちろんもうなくて葉桜の下での花見になっていました。きっと早くに予定を組んでいて変更がきかなかったのでしょう。

 図書館の貸し出し資料を検索してみるとシフが演奏したバッハの平均律クラヴィーア曲集のCDがあったので借りてきて聴いてみました。私が所有しているグールド盤とリヒテル盤もその奏でる音楽には随分違いがありますが、このシフの演奏もまた違った趣でした。シフの奏でる音楽はあくまでも自然体という感じ。力みの感じられない軽やかな音楽になっています。等身大の人間がそこにいて弾いているという感じがします。もちろんだからといって平凡でつまらない演奏だなどということはまったく無くて瑞々しさにあふれています。
 グールド盤が1960年代、リヒテルは1970年代の録音であるのに対してシフは1991年と新しいので音質がとてもよいのもこのCDの美点です。リヒテル盤で聴くときには少し構えて聴かねばというところがありますが、シフ盤だと気軽にCDプレーヤーのトレーに盤を載せられるような気がします。リヒテルのスケールの大きい表現も魅力的ですが、シフは「平均律」の新たな魅力を見せてくれました。

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