池上本門寺からの帰途には往路で目に入って気になった寺に寄りました。環八沿いにある大きな敷地を持つ寺で、地図には光明寺とありました。境内の奥の方歩いて行くと現れたのが写真のようなちょっとシュールな光景。円盤の中心からは水が湧き出る仕掛けになっていて、写真には3つしか写っていませんが、全部で7,8個はあったように思います。大きなお世話ですが、ずいぶんお金がかかっていそうだ、などと余計なことを考えてしまいます。
龍子記念館までの走行距離は約11㎞でした。帰りはやはり途中にある池上本門寺には立ち寄らないわけにはゆきません。行って見ると本堂へ上がる階段途中にある桜が満開でした。名札がないので確かな種類がわかりませんが、河津桜のように見えます。一眼で撮る人、携帯で撮る人と様々ですが、ほとんどの人がカメラを向けていました。私はこの日はニコンとパナソニックの2台のコンパクトデジカメを持って行きましたが、これはパナソニックの方で撮ったもの。
龍子記念館に無事到着し、作品を鑑賞しましたが、龍子の作品は大作が多く横7メートルを越すようなものあって、展示点数は11点と少数。大きな絵なのであまり細かく描き込むというよりも色面で画面を作ってゆく感じで、動きのあるダイナミックな描写が得意な画家と感じました。どちらかというと繊細、緻密な作品が好きな私とは反対の方向ですが、「草の実」という作品は大作でありながら繊細に秋草を描いており、気に入りました。濃紺の地に金泥一色で秋草が描かれたもので、とても同じ画家の手によるものとは思えません。川端龍子は、先日川崎市民ミュージアムで見た結城天童の師匠にあたりますが、奥入瀬渓谷を描いた作品は、結城天童が描いた多摩川の絵とよく似ていて、師弟関係をうかがわせるものでした。
龍子記念館の隣には川端龍子邸があり、毎日2回中を見せてくれるのですが、調度職員の方が出てきたので、中に入らせていただいて1枚だけ撮らせてもらいました。
龍子記念館の隣には川端龍子邸があり、毎日2回中を見せてくれるのですが、調度職員の方が出てきたので、中に入らせていただいて1枚だけ撮らせてもらいました。
六郷用水沿いの道を辿って川端龍子記念館まで行きたかったのですが、途中で道を失いました。記念館は池上本門寺の近くなので、地図を見たり道を尋ねたりしながら、まずは池上本門寺を目指しました。池上梅園の前を通る道の先に記念館があるとわかり、池上梅園に向かって自転車を走らせると梅園を目指して歩いている人がたくさん。今回は時間がないので、入園はせず外からのぞいただけにしましたが、800株の梅の木があるとのこと。
堀にはヒキガエルのオタナジャクシがたくさん泳いでいました。お孫さんと散歩していた方と話すと毎年ここに産卵に来るようで、去年はオタマジャクシを連れて帰り、育てて足が生えてきた頃にまた戻したということでした。家に持ち帰って飼育する人がたくさんいるとのことで、人気者のようです。
昨日は快晴の天気に誘われてポタリング。目的地は大田区にある、この度リニューアルオープンしたという「龍子記念館」。丸子橋を渡って六郷用水沿いの道を辿りましたが、丸子橋を渡るとすぐに東光院の前に出ます。堀には小さな水車が設けられていて風情を感じます。白壁沿いに植えられた梅は散り始めていました。
多摩川台公園の花壇ではフクジュソウ(キンポウゲ科)も咲き始めていました。あちこちで植栽されているのを見ますが、昔は野生のものが普通に見られたのでしょう。花弁がてかてかと光を反射して、花弁の一部の色がとんでしまいました。
先日TVで青森のりんご農家の方が、りんごの樹の樹皮を金属のへらのようなもので、結構乱暴にはがしているのを見ましたが、樹皮が浮いているところをはがしておかないと害虫の住みかになってしまうので、この作業が必要なのだと語っていました。昨日はコゲラがしきりに樹皮を嘴ではがして樹皮の下に潜む虫を食べているのを見て、このことを思い出しましたが、まさにコゲラは雑木林の庭師あるいはお医者さんと言ってもいいかもしれません。
先日TVで青森のりんご農家の方が、りんごの樹の樹皮を金属のへらのようなもので、結構乱暴にはがしているのを見ましたが、樹皮が浮いているところをはがしておかないと害虫の住みかになってしまうので、この作業が必要なのだと語っていました。昨日はコゲラがしきりに樹皮を嘴ではがして樹皮の下に潜む虫を食べているのを見て、このことを思い出しましたが、まさにコゲラは雑木林の庭師あるいはお医者さんと言ってもいいかもしれません。
よい天気となり北風もおさまったので、恐る恐る(花粉が怖いので)多摩川台公園とせせらぎ公園に出かけました。自転車で風を切って走ると空気は冷たくて、とても彼岸の中日とは思えない寒さでしたが、自転車を降りて歩き始めると陽射しの暖かさを感じました。ウグイスの囀りも聞こえましたが、まだたどたどしい感じです。冬鳥の方はそろそろ帰り始めているのか、せせらぎ公園でツグミを多摩川台公園でアオジをそれぞれ一羽ずつ見ただけで、元々少なかった冬鳥がさらに少なくなっているようです。そんな冬と春が同居しているような公園にキブシ(キブシ科)の花を見つけましたので、背後にツバキの花を配して早春と冬が同居した写真としました。