カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

多摩川台公園

2014-10-13 | 多摩川台公園とその近隣公園
 多摩川台公園の池周りでの撮影もようやく暑さが気にならないようになってきた。木陰がないので夏の間はとても長居できるような場所ではなかった。
 イヌタデは花期が長い花でだいぶ前から咲いていたのだが、腰を落ち着けて撮影する気になった。地味といえば地味だが、なかなか捨てがたい花だと思う。
 
 ススキの穂にイナゴが。
 
 アザミには蜂がたくさん来ていた。蝶ではキチョウやツマグロヒョウモンも来ていたし、日が射すとツクツクボウシが鳴き始めてまだまだ昆虫の世界が続いている。
 
 鳥の方はシジュウカラ、エナガ、メジロ、コゲラの混群が見られ、全部で30羽ほどはいたようだ。エナガは珍しく低い枝まで降りてきて、最短3mくらいまで近づいてきたので400㎜レンズがあれば撮影のチャンスがあったのだが、85㎜マクロレンズしかなかったのでチャンスを逃してしまった。

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多摩川

2014-10-11 | 多摩川
 8日は多摩川の丸子橋付近を歩いた。そろそろカモが渡ってきていてもよい時期だし、河川敷を歩けば必ずや何かしらの目を惹くものがあるはずだ。
 いつもの観察ポイントに行くと期待通りに常連のカルガモ以外のカモが目に入った。すぐにわかったのはマガモだったが、それ以外のカモはかなり遠い上に特徴的な雄の羽毛になっていないので識別に苦労した。目をこらして見てゆくとなんとかコガモとヒドリガモだとわかった。カモ以外では、バンとオオバンもカモたちに混ざって草を啄んでいた。サギではダイサギとアオサギがいて上空をカワウが飛び、河川敷のクルミの木ではモズの高鳴きが聞こえ、という具合でなかなか賑やかだった。
 河川敷ではモンキチョウが地面を這うように飛んでいて、どうやら産卵をしながら飛んでいるようだった。食草がツメクサなのでツメクサを見つけては卵を産み付けてゆくが、産むとすぐに離れて別の株を探して飛んでしまうので、ピントを合わせるのに苦労した。
 
 モンシロチョウはセンダングサで吸蜜中。
 
 セイタカアワダチソウとススキの群落。植物は咲く季をあやまたず咲くものだと改めて思う。
 
 野菊はよく似ているので識別に自信がないが、これはユウガギクだろうか。
 
 サイクリングロードで自転車を停めてカメラを構えていると次から次へと湧き出すようにスズメが飛び出してきた。恐らくは50羽を下らない数だった。
 

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皆既月食

2014-10-09 | あちこち
 昨夜は皆既月食が見られたので、400㎜レンズで撮影した。天気予報は曇りだったのだが、なんとかもってくれた。ただ、皆既が終わってまた輝きだしたところを撮ろうと空を見ると曇っていて月は見えなかった。
 自宅の近くで撮ったが、ビルが邪魔をして欠け始めたところは見ることができず、ビルの上から上がってきた時にはだいぶ欠けている状態だった。
 7時ちょっと前から撮影を始めて、これは7時5分頃の撮影だが、もう三日月のよう。
 
 皆既になって空が暗くなると月の周りの明るい星が見やすくなり、この写真にも3つの星が写っているのだが、縮小したこの写真では右の方の1個だけしか見えないようだ。皆既になった月はとても暗くて、この写真では感度500の設定で、絞り5,6、シャッターは1秒である。400㎜レンズだと2秒では星が動いて写ってしまうので1秒が限界だった。
 
 皆既から16分後。皆既になった直後は上の方がまだ少し明るく見えていたが、次第に全体が暗くなってきた。
 

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多摩川台公園

2014-10-08 | 多摩川台公園とその近隣公園
 順番が逆になってしまいましたが、先週3日にでかけた多摩川台公園の写真。台風一過の昨日からすっかり秋らしい爽やかな空気に入れ替わりましたが、この日は30℃近くまで上がって夏が戻ったような暑さでした。
 野鳥ではシジュウカラとエナガの群れに出会い、地面にはコゲラの羽が落ちているのを見つけました。撮影後、拾って持ち帰りましたが、撮った後、2歩、3歩と歩くと他にも2枚落ちていて、タカか何かに襲われたようでした。
 
 この日はばかにハラビロカマキリに縁があって、2回見ることができました。最初に見つけたのは地面にいたもので、広角接写して背景を写しこみました。カマキリはカメラの接近を嫌って逃げ腰の態勢。
 
 気温が上がってくるとミンミンゼミやツクツクボウシが鳴きだし、ハグロトンボまで飛び出したのにはびっくりでした。

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多摩川

2014-10-07 | 多摩川
 昨日の台風は大型で関東でも瞬間風速45mと予想されていたので風の被害が心配だったが、本当に強い風が吹いたのは30分ほどで、それも30mにも達しなかったのではないか。その後は急速に風が弱まり明るくなってきて、ほどなく雨も上がったので拍子抜けしてしまった。前日から強い雨が降り続いていたので、むしろ雨による被害がでてお隣の横浜では土砂災害が発生した。先日TVの自然災害をテーマにした番組の中で水害を防ぐために一般市民ができることとして、大雨のときに風呂の水を流さないことがあるとコメンテーターが言っていた。風呂桶1杯の水は200ℓあるとのことで、各家庭で流すとその量はばかにならないというのだ。その記憶があったので、それでは大雨のときに降る雨の量というのはどんなものなのかと思って、洗面器を外に出してみた。洗面器の開口部の直径は30cm(面積は約0,28㎡)で、これを2時間半ほど置いておいたところ2ℓほどの量がたまり、こんなにたまるものかとびっくりした。洗面器の大きさでもこれだけの量だから、屋根の広さにはどれだけの雨が降っているかと計算してみた。仮に屋根の面積が20坪(66㎡)だとすると上に書いた洗面器約230個分になる。洗面器で時間当たり700㏄だとすると700を230倍して1時間で161ℓという数字になり、ほぼ風呂桶1杯分ということがわかる。風呂桶の水を流さないというだけでなく、風呂桶1杯分の水を貯えられるような設備を各家庭が持っていたら、さらに水害の防止につながるのではないかと思った。
 台風一過の中、大田図書館に借りていたCDの返却にでかけたので、丸子橋の上から増水した多摩川を撮った。高さ3mほどの木がそのままの姿で流れているのも見えて、根こそぎ流されたことがわかる。画面奥の緑濃い多摩川台公園の上には青空が広がって陽射しがきつかった。
 

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三ツ池公園②

2014-10-06 | 三ッ池公園
 川崎でも台風の影響で昨日の朝からずっと雨が降り続いている。今朝、浜松市に上陸したとのことで川崎でもこれから風が強まることだろう。950hPaの台風は川崎に接近する台風としては最強クラスなので心配だ。3.11大震災以来、日本は自然災害列島だという思いが強くなる一方だ。
 本題に戻って三ツ池公園。
 キバナコスモスに来ていたツマグロヒョウモン。以前に砧公園で撮ろうとしたツマグロヒョウモンは敏感で近づくとすぐに逃げられてしまったが、この個体は実に協力的でカメラをあまり気にしていなかった。
 
 この季節はタイアザミを始めキク科の花が何種類か咲いているが、これもその一つ。名前は不明。
 
 咲いていた場所や様子から野生のホトトギスのようで、園芸用に栽培されたホトトギスは珍しくないが、野生のものは珍しいと思い撮影した。
 
 ガマズミの実も色づいてきた。
 

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三ツ池公園①

2014-10-05 | 三ッ池公園
 2日はその前日の30℃近い暑さからほぼ平年並みの陽気に戻ったので三ツ池公園にでかけた。
 鳥たちの活動は活発になってきて、歩く先々でシジュウカラの群れに出会ったし、その内のいくつかではエナガの群れが混ざっていて賑やかだった。さらに1羽だけだったがヤマガラも見つけた。
 10月とはいえ、日が射して少し気温が上がってくるとミンミンゼミやツクツクボウシの弱弱しい鳴き声が聞こえてきてまだ夏をひきずっている感じ。
 萩はずいぶん前から咲いているが、まだ咲き残っていた。
 
 花壇のキバナコスモスにはたくさんの昆虫が集まっていて、アゲハチョウも。これはナミアゲハだろうか。
 
 蜂は体中花粉まみれ。
 
 コスモスの花ではハナグモが待ち伏せ。撮っているとヒラタアブのような小さなアブがやってきて中心部に降り立ったが、すぐに飛び去ったのでクモの餌食になることは免れた。
 

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東高根森林公園③

2014-10-03 | 東高根森林公園
 1週間ほど前から自転車で走っているとあちこちでキンモクセイの香りを感じられる季節になってきた。東高根森林公園でもこの香りが漂っていたが、他にもカツラの甘い香りもかぐことができ、この時期ならではの楽しみ。
 湿気の多い所ではミゾソバの可愛らしい花が。
 
 ヤマホトトギスはもうほぼ終わりに近かったが、写真になりそうな咲き残りの花を撮った。紫色の斑点の色が薄めの株。
 
 上とは別の株だが、クローズアップで。奥にはすでに種ができている。
 
 まだ今季撮っていなかったゲンノショウコの花。
 

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東高根森林公園②

2014-10-01 | 東高根森林公園
 今日から10月、昨日は夏に戻ったような暑さとなったが、9月の東京の真夏日は2日で平年値の8日よりもずっと少なかったとのことだ。確かに例年だと9月に入っても真夏並みの日が続いていたのに比べて、この9月はすごし易い日が多かった。暑いのが苦手なので毎年こうあってほしいと願うのだが、温暖化が進んでいるからそうもゆかないだろう。
 御嶽山の噴火は思わぬ大きな惨事となってしまった。我々は自然の恵みによって日々生きている、生かされているのだが、小は最近紙面を賑わしたヒトスジシマカやセアカゴケグモから大は今回の火山の噴火に至るまで、自然の猛威の前にはか弱い存在であることを痛感する。
 ツユクサの透明感のある青と黄色の配色の巧みさ。
 
 ミズヒキも花期が長いが密生していたので、その一部を切り取ってみた。
 
 ミズヒキを撮ろうとしていると手に止まったジャノメチョウの仲間。ちっとも動こうとしないので、しばらくしてからもういいでしょうと手を振って立ち退いていただいた。
 
 湿生花園の木道を歩いてゆくとフジバカマにアサギマダラがいた。しばらくぶりに見るアサギマダラだった。前にも書いたが、毎年等々力緑地公園の蓮池にはこの蝶が来ていたのだが、埋め立てられてしまったので見ることはできなくなっていた。アサギマダラは私が最も好きな蝶で、アカボシゴマダラと飛ぶ様子が似ているので、ひょっとするとアサギマダラかと思って見るといつも裏切られていたが、ようやく会うことができた。渡りのためのエネルギーの補給なのだろう、いつまでも吸蜜していた。
 

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