Enoの音楽日記

オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。

帰国報告

2016年01月27日 | 身辺雑記
 本日無事に帰国しました。今回観たオペラは次のとおりです。
1月21日シュトラウス「サロメ」(シュトゥットガルト歌劇場)
1月22日ヤナーチェク「イェヌーファ」(同上)
1月23日ロッシーニ「チェネレントラ」(同上)
1月24日リーム「ハムレットマシーン」(チューリヒ歌劇場)
1月25日フィオラヴァンティ「村の歌い手」(フランクフルト歌劇場)

 ヴォルフガング・リーム(1952‐)の「ハムレットマシーン」(1987)の新演出を観ることが目的でした。旧東ドイツの劇作家ハイナー・ミュラー(1929‐1995)の問題作「ハムレットマシーン」をオペラ化したものです。もっともリームは、オペラではなく、ムジークテアターと呼んでいます。リームはこの後、ムジークテアターの概念をさらに進めて「メキシコの征服」(1989)を書きました。「メキシコの征服」は2015年のザルツブルク音楽祭で上演されたので、わたしも観ました(指揮はメッツマッハー、演出はコンビチュニー)。「ハムレットマシーン」もぜひ観たいと思っていたら、こんなに早くその機会が訪れました。

 さて、その前後になにを観ようかと調べたところ、シュトゥットガルトでカンブルランが振る「イェヌーファ」があったので、それにしました。今のこの歌劇場の日常を見てみたいと思ったので、その前後の公演も観てきました。

 帰国の途次、フランクフルトでの飛行機の乗り継ぎを1日ずらして、フィオラヴァンティ(1764‐1837)の「村の歌い手」LE CANTATRICI VILLANE(1799)という珍しいオペラを観てきました。この公演は、歌劇場ではなく、ボッケンハイマー・デポという古い赤レンガの倉庫で行われました。現代オペラや珍しいオペラの公演で使われる会場です。雰囲気があるので、わたしは好きです。

 各々のオペラの感想は、後日また報告させていただきます。

 3都市とも暖かいのが意外でした。道に雪は付いていませんでした。シュトゥットガルトからチューリヒへは列車で移動しました。途中シュヴァルツヴァルト(黒い森)を通ったときに美しい雪原を見かけましたが、雪を見たのはそのときくらいです。

 シュトゥットガルト中央駅のホーム側は大工事中でした。いったい何年かかるのだろうと思うくらいです。フェンスには世界各国の駅の写真が貼ってあり、日本の駅も新宿と原宿と金沢がありました。
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