再びテレビで「交渉人 真下正義」を見る。
これはデジタル対アナログの戦いだ。
クモを操る犯人はデジタル。
彼の乗る宅配便の車は電磁波を発している。テレビの画像が乱れ、カラスが反応する。
犯行動機も不明。
動機はゲームで、憎しみ、怒りなど人間的な動機は最後まで描かれなかった。
そして真下もデジタル。
データベースのデジタル情報を駆使して犯人捜査を行おうとする。
おたくの自己顕示欲もある。彼は警視庁初の交渉人としてインタビューを受け、犯人の気にさわった。
真下と犯人は「デジタルなゲーム」を行う。
一方、さらに真下。
真下はアナログな人間でもある。
交渉自体がアナログな行為。
人間はどんなリアクションをしてくるかわからない。
デジタルなゲームで彼女はゲットできても、現実の彼女は人間でもっと複雑だ。
今回、一番残ったせりふは木島への真下が言った言葉だった。
「木島さん、あなたみたいな人好きですよ」
すぐ感情をぶつけてくる木島はデジタルな人間にとっては一番扱いにくい厄介な人間。
そんな木島を好きだと言える。
地下鉄マン片岡も厄介な人間だが、ちゃんと対峙できる。
真下は人の中にあって、たくましい。
上司・室井の信頼。そんな人間的想いが真下に力を与える。
作品中、アナログは「勘」という形で表現される。
3回爆発が起きると勘で言う木島。
「深夜プラス1」で、地下鉄14号線であることを「直感」で指摘する熊沢。
真下もクモに爆弾が積まれていないと判断した理由を「勘」だと、ラスト木島に言う。
真下は「デジタル」と「アナログ」を両方備えている。
木島や熊沢たちもアナログな戦力だ。
そんな真下がデジタルだけの犯人に勝てないわけがない。
「デジタル」「アナログ」「おたく」
この作品はこうしたテーマをうまく料理した秀作だ。
★追記
片岡ら地下鉄マンも児童運行装置のプログラムが使えなくなった時、手動というアナログで戦った。
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交渉人真下正義
容疑者室井慎次
これはデジタル対アナログの戦いだ。
クモを操る犯人はデジタル。
彼の乗る宅配便の車は電磁波を発している。テレビの画像が乱れ、カラスが反応する。
犯行動機も不明。
動機はゲームで、憎しみ、怒りなど人間的な動機は最後まで描かれなかった。
そして真下もデジタル。
データベースのデジタル情報を駆使して犯人捜査を行おうとする。
おたくの自己顕示欲もある。彼は警視庁初の交渉人としてインタビューを受け、犯人の気にさわった。
真下と犯人は「デジタルなゲーム」を行う。
一方、さらに真下。
真下はアナログな人間でもある。
交渉自体がアナログな行為。
人間はどんなリアクションをしてくるかわからない。
デジタルなゲームで彼女はゲットできても、現実の彼女は人間でもっと複雑だ。
今回、一番残ったせりふは木島への真下が言った言葉だった。
「木島さん、あなたみたいな人好きですよ」
すぐ感情をぶつけてくる木島はデジタルな人間にとっては一番扱いにくい厄介な人間。
そんな木島を好きだと言える。
地下鉄マン片岡も厄介な人間だが、ちゃんと対峙できる。
真下は人の中にあって、たくましい。
上司・室井の信頼。そんな人間的想いが真下に力を与える。
作品中、アナログは「勘」という形で表現される。
3回爆発が起きると勘で言う木島。
「深夜プラス1」で、地下鉄14号線であることを「直感」で指摘する熊沢。
真下もクモに爆弾が積まれていないと判断した理由を「勘」だと、ラスト木島に言う。
真下は「デジタル」と「アナログ」を両方備えている。
木島や熊沢たちもアナログな戦力だ。
そんな真下がデジタルだけの犯人に勝てないわけがない。
「デジタル」「アナログ」「おたく」
この作品はこうしたテーマをうまく料理した秀作だ。
★追記
片岡ら地下鉄マンも児童運行装置のプログラムが使えなくなった時、手動というアナログで戦った。
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