平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

24 シーズンⅣ 第12話・13話

2006年10月12日 | テレビドラマ(海外)
 今回は大都会での銃撃戦。
 傭兵部隊VSジャック、そして民間人。

 そこに至る流れはこうだ。
●テロリストの主謀者マルワン追跡。
●マルワンが勤務していたオーバーライドの製造元マクレナン・フォースター社へ向かうジャックとポール。(ポールはフォスター社のプログラムを作成し、通常とは違う方法で情報にアクセスできる)
●フォースター社はテロ国家への武器輸出などをしていることもあり、情報隠蔽を計る。
●マルワンのパソコンから情報にアクセスするジャック。
 しかし、情報は削除されている形跡が。
●ポールが別ルートでのアクセスを行い、削除されたデータを復元すると、フォースター社はパルス爆弾を使用する。
 パルス爆弾はその強い電磁波で周囲のすべての電子機器を破壊する。
 使用されれば、フォースター社のすべてのデータは失われる。
●CTUでは強い電磁波を感知してジャックに警告を送るが、電磁波で携帯が通じない。
 ネットを通じてパルス爆弾のことを知らせるトニー。
 ジャックはパルス爆弾を止めに行く。しかし、間に合わず爆弾が使用される。
●人体には影響がないが、周囲のデジタルデータや電気機器を破壊してしまうパルス爆弾。フォースター社のデータはすべて失われ、周囲13キロが停電、パソコンアンドが使えない状態になる。
●ポールは間一髪、暗号化されたデータをプリントアウトして情報を奪取するが、敵が迫る。
●フォースター社の幹部は、ジャックがテロリストの一味で会社にテロの汚名を着せようとしていると偽って、自社の育てた傭兵部隊を手配。
●銃砲店を舞台に繰り広げられるジャックと傭兵部隊の銃撃戦。
 ジャックは銃撃戦を行えば、敵は無線を使って連絡を取り合い、CTUがそれを感知して救援を送ってくるだろうと踏んでいる。

 以上が大まかな流れだ。
 この過程で繰り広げられるドラマはこうだ。

★ジャック、ポール、オードリーの三角関係。
 オードリーはジャックに別居中のポールを守ってくれる様に頼む。
 しかし、ポールはジャックを守って瀕死の重傷に。
 現場捜査官としての顔を見てしまったオードリーはジャックに違和感を覚える。
 父親のヘラーは、感傷もなく拷問や殺しをやってのけるジャックの様な人間も必要なのだと慰めるが、瀕死のポールを見てしまったオードリーは気持ちが揺らぐ。

★トニーとミシェルの再会
 CTUの支部長ドリスコルは娘の自殺のことでショックを受け、リタイア。
 一時トニーが支部長代理を務めるが、本部から新しい支部長が赴任。
 これがトニーの元妻ミシェル・デスラー。
 ミシェルは初めトニーの能力を疑うものの、戦術チームの配置の仕方などトニーの判断がことごとく当たり、トニーを見直すことに。

★クロエの再登場
 サラがドリスコルと交わした昇給のことにこだわったため、ミシェルはサラを解任。エドガーも母親のことで集中力を欠いている。
 分析官が手薄なため、クロエを一晩だけという約束で雇う。
 しかし、それがエドガーらと摩擦。
 みんな自分の能力にプライドを持っているから、自分が信頼されていない人事には不満を漏らすのだ。
 それは支部長代理になったトニーとCTUナンバー2のカーティスとの間にも起きた。
 それらは結局、能力の差を見せて説得していくしかない。
 トニーは自分の判断の正しさを証明して、カーティスに認めさせた。

★アラブ系民間人
 ジャックが傭兵たちとの戦いの場に選んだのは、アラブ系の兄弟が経営する銃砲店だった。
 アラブ系ということで敵かとも思わせる雰囲気。
 しかし、彼らはテロを憎んでいていっしょに戦うと言う。
 アラブ系ということで自分たちまでが白い目で見られていたからだ。
 彼らの父親が苦労して築いた信頼が、テロのために失われてしまった。
 そのために戦うという。

 これらのドラマと共にアクションが展開されるのだから、「24」は面白い。
 企業が保身のために捜査を妨害したり、電子機器が全く使えない状態での戦闘など、現代的なモチーフも織り込まれている。
 さて、マルワンたちの行う次のテロとは何か?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする