「こいつに合わせられるのはオレ様しかいない」
いよいよ始まった「のだめカンタービレ」。
第1回は千秋先輩(玉木宏)が、のだめこと野田恵(上野樹里)の才能を見出して引き出していった話。
同時に千秋が演奏する楽しさを再び見出した話。
モーツァルトの二台演奏曲。
楽譜無視で自由に弾くのだめに千秋が合わせてこの曲を作っていく。
くせがあるが音に妙な魅力があるのだめのピアノ。
それは楽譜どおり、教科書どおりの優等生音楽ではない。
そののだめの音楽に惹かれ、彼女の演奏に合わせることで、千秋はのだめの魅力を引き出した。
彼が指揮者である証拠である。
指揮者は演奏家ひとりひとりの個性を引き出し、まとめ上げる役割だからである。
千秋はのだめのとの演奏を「楽しい心が震える演奏」と感じるが、それは彼が指揮者としてのだめを引きだしたから。
千秋の指揮者魂がよみがえった。
同時に千秋の変化は、彼が人に心を開いた瞬間でもあった。
オレ様の千秋は、自分のことしか見えていなかった。
自分のことで勝手に悩み、ドツボにはまっていた。
そんな彼がのだめとの演奏で「他人と心通わせる喜び」を知る。
音楽とは他人とのセッション。
他人とのセッションこそ人間の喜び。
音楽という素材を使いながら、こうした人として大切なことを描いてしまうのが、この作品の魅力。
考えてみれば、千秋がのだめのために、部屋を掃除したり、シャンプーしたり、料理したりするのは、オレ様・千秋が他人に関わるようになった証拠。
千秋にしてみれば、ゴミの侵入という自己防衛から始まったことだが、なぜかのだめは関わらずにはいられない存在。
世話を焼かずにはいられない存在。
恐らくのだめには、その音楽と共に千秋を惹きつけるものがあるのだろう。
それが今回、シュトレーゼマン(竹中直人)との争い、どちらのベッドに寝るか合戦になった。
これは恋に発展するのか?
それとものだめの勝手な思いこみで終わるのか?
そしてのだめ。
「音楽を一度耳で聴けばそのとおりに弾けてしまうという天才」「本能の赴くままに超絶的な演奏を行う天才」だ。
やはり天才というのは、生活破綻者なのだろう。
ゴミをため込み、3日に一度のシャンプーをきれい好きと言う。
アジは黒こげ。
この天才のぶっ飛びぶりがいい。
そして、こののだめからもいろいろなことを学ぶことが出来る。
すなわち、人は個性的であっていい。
個性的であることこそ素晴らしいということ。
人は生きていくと次第に型にはめられていく。
のだめを見ていると、もっと自由に生きていいんだと気づかされる。
久しぶりに面白い月9を見た。
ギャグもテンポがいい。
クラシックの使い方もいい。
竹中直人らの変な扮装もなぜか気にならない。
今後、峰龍太郎(瑛太)や佐久桜(サエコ)などの天才も登場して、千秋指揮のもと、どんな演奏がなされるか楽しみだ。
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くせがあるが音に妙な魅力があるのだめのピアノ。
それは楽譜どおり、教科書どおりの優等生音楽ではない。
そののだめの音楽に惹かれ、彼女の演奏に合わせることで、千秋はのだめの魅力を引き出した。
彼が指揮者である証拠である。
指揮者は演奏家ひとりひとりの個性を引き出し、まとめ上げる役割だからである。
千秋はのだめのとの演奏を「楽しい心が震える演奏」と感じるが、それは彼が指揮者としてのだめを引きだしたから。
千秋の指揮者魂がよみがえった。
同時に千秋の変化は、彼が人に心を開いた瞬間でもあった。
オレ様の千秋は、自分のことしか見えていなかった。
自分のことで勝手に悩み、ドツボにはまっていた。
そんな彼がのだめとの演奏で「他人と心通わせる喜び」を知る。
音楽とは他人とのセッション。
他人とのセッションこそ人間の喜び。
音楽という素材を使いながら、こうした人として大切なことを描いてしまうのが、この作品の魅力。
考えてみれば、千秋がのだめのために、部屋を掃除したり、シャンプーしたり、料理したりするのは、オレ様・千秋が他人に関わるようになった証拠。
千秋にしてみれば、ゴミの侵入という自己防衛から始まったことだが、なぜかのだめは関わらずにはいられない存在。
世話を焼かずにはいられない存在。
恐らくのだめには、その音楽と共に千秋を惹きつけるものがあるのだろう。
それが今回、シュトレーゼマン(竹中直人)との争い、どちらのベッドに寝るか合戦になった。
これは恋に発展するのか?
それとものだめの勝手な思いこみで終わるのか?
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やはり天才というのは、生活破綻者なのだろう。
ゴミをため込み、3日に一度のシャンプーをきれい好きと言う。
アジは黒こげ。
この天才のぶっ飛びぶりがいい。
そして、こののだめからもいろいろなことを学ぶことが出来る。
すなわち、人は個性的であっていい。
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人は生きていくと次第に型にはめられていく。
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