Zooey's Diary

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ゴミ屋敷の元祖

2009年12月23日 | 社会
年賀状作りに疲れて一休み。
昨日の読売「緩和急題」に、「ゴミ屋敷になぜ興味 生きてきた時間の残骸」という見出しの
記事が載っていました。

それによると、ゴミ屋敷の元祖といわれるコリヤー兄弟なるものが
ニューヨークにいたのだそうです。
彼らは弁護士とエンジニアの兄弟で、38年間引きこもり続けて、
1947年にニューヨークの邸宅内でものに埋もれて死んだという。

へええ…
知りませんでした。
Wikiによれば
”(コリヤー兄弟は)マンハッタンに住んでいたのだが、1909年ごろから家に引き篭もるようになり
(一説には母親の死が一つのきっかけになったともいわれる)、
地域の治安が悪化しても屋敷を離れず、外界から遮断された生活を送っていた。
家中に罠を仕掛けて侵入者を撃退していたが、
最終的にはそれが元で死亡したと推測されている。
兄のホーマーは引き篭もり中に病気により失明していた。
かなりの蒐集癖があったようで、彼らの死後この屋敷から運び出されたものは
103トンにも及んだ。”
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%A4%E3%83%BC%E5%85%84%E5%BC%9F

半世紀以上も前に、「ゴミ屋敷」も「引きこもり」もあったのか…
しかも、この二人は医師、弁護士という前途洋々たる資格を持ちながら。
驚きです。
一体、二人に何があったのか?
米国では今、この二人のことを取り上げた小説が
話題になってるのだそうです(でも未邦訳!)
記事は
”社会も家族も「富」へ「未来」へ、拡張する間はいいのだ。
「貧」へ転じた途端、その落差から情緒的破綻もゴミも生じる。
ゴミ屋敷とは、いわば人間の生涯の負の標本、孤絶した利己主義の形そのものだから、
人の興味をこれほど誘うのかもしれない。”
と続いている。

自分の場合に置き換えて考えてみる。
元々掃除なんて好きではありません。
掃除する傍からモノは散らかる、埃はたまる。
やってもやっても賽の河原、という気がする。
家族がいるから、少しでも快適に暮らして貰いたいと
トール教室があってお客が来るから、最低限には綺麗にしなくちゃと
片付けているにすぎない気がする。
これが、家族もいなくて、尋ねてくるお客も友人もいなかったら…
私は自分のためにだけでも、せっせと掃除するのだろうか?

でも、自分の生涯を負の標本にはしたくない。
せめてもそれだけのプライドは持ちたいものです。

写真 床を汚す最大要因タロウ
コメント
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