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先に日記で取り上げた本を、ようやく読むことができました。
小さな、絵本のような本です。
”トナカイが休憩なしで疲れず移動できる距離”を表すフィンランド語を始め、
世界中の原語から、独自の言い回しと思われる言葉を108個。
私が心惹かれたものを幾つかご紹介したいと思います。
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オランダ語のこの長い単語、面白い。
”直訳すると「ダチョウの政治」。悪いことが起きているのに、
いつもの調子でまったく気づいてないふりをすること。”
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ハワイ語の言葉。
”だれかに道を教えてもらい歩き始めた途端、教わったばかりの方向を忘れた時、
「AKIHIになった」と言う”
方向音痴の私は、今までどれだけこの思いをして来たことか…
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私が一番好きなのは、タガログ語のこれ。
”おなかの中に蝶が舞っている気分。
たいてい、ロマンチックなことやすてきなことが起きた時に感じる”
恋の始まりの、あのワクワク感かな。
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ウルドゥー語のこれも素敵。
”だれかに無条件に愛されることによって生まれてくる、自信と心の安定”。
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ポルトガル語の「サウダージ」は知っていました。
”心の中になんとなくずっと持ち続けている、存在しないものへの渇望や
または愛し失った人やものへの郷愁”
ラジオJ-Waveに「サウージ・サウダージ」というブラジル音楽の番組があるのです。
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ちなみに日本語で紹介されているものは4個。
「木漏れ日」「わびさび」「積読」「ボケっと」。
最後のは”なにも特別なことを考えず、ぼんやりと遠くを見ている時の気持ち”。
「Boketto」なんて書くと、日本語じゃないようです。
そういえば英語で"I have a butterfly in my stomach."だと
メチャ緊張するとかいう意味なのでした。
こんなに似た表現なのに。
「翻訳できない世界の言葉」 https://www.sogensha.co.jp/special/honyaku/
#welovegoo