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Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

おなかのなかで爆弾が

2021年10月17日 | 家庭

昨日、無事退院しました。
子宮の入口に扁平上皮細胞の異形が見られるということで、子宮頸部を円錐状に切り取るという手術をしたのは、今年の3月でした。
それは3日間の入院のごく簡単なもので、私はそれですっかり終わったと思って喜んでいたのでした。
3ヶ月後の経過観察に行ったら、また異形細胞が見つかったの事。
これからどんどん大きくなって癌化する可能性がある、これはもう子宮摘出した方がいいですね。
今のうちなら、開腹せずに腹腔鏡で取り出すことができます、と。

その後色々相談して、10月に子宮全摘の手術をすることに決めたのでした。
手術するとなるとお決まりの、MRI、レントゲン、血液、歯、そしてPCRなど様々な検査に通ってようやく迎えた手術日。
午前中に手術は終わったのですが、目が覚めたら激痛の中にいました。
口には酸素マスク、胸には心電図、右手にはパルスオキシメーター、左手には点滴と、沢山の管が身体に繋がっている。

おなかの中で爆弾が破裂しているような痛さ。
点滴と座薬で痛み止めを絶えず注入して貰ったのですが、それでも痛い。
しかも私は腰痛持ちで、30年来仰向けで寝られないときている。
仰向けだとあんまり痛いので、沢山の管を気にしながら右向きになるとおなかが余計痛い、おまけに嘔吐してしまう。
苦しくて仰向けに戻り、痛くて今度は左向き、また嘔吐、その繰り返し。
点滴には吐き気止めも入っていたらしいのですけど。
医師に自分は不眠症なので睡眠薬をくれと訴えたのですが、強い鎮痛剤を投与しているから、これに睡眠剤を加えることはできないと。
一晩中、鎮痛剤を投与しますから大丈夫ですよ。

私は一晩眠れませんでした。
夜中に訴えてようやく、舐めるタイプの睡眠薬(手術日は絶食になっている)を口の中に入れて貰いましたが、そんなの私には焼け石に水。
朝になったらおなかの痛みは随分マシになっていましたが、腰痛と不眠の状態は同じ。
結局それが退院するまで続きました。
翌日から鎮痛剤も弱くなり、睡眠薬も出して貰いましたが、私にとっては効かないタイプ。
もっと強いタイプ、それと安定剤もと訴えても、鎮痛剤と一緒にそれは危険ですからと。
結局、退院するまでろくに眠れませんでした。
食事も殆ど取れず、3㎏減。
温かいオカズ、冷たいオカズ、味噌汁にデザートと工夫が凝らしてあったようですが。

昨日退院し、安定剤と強めの眠剤を飲んで久しぶりにぐっすり。
生き返りました。
自分の腰痛と不眠が不安材料ではあったのですが、大きな病院に行けば、強い薬をガンガン出してくれるだろうと期待していたのでした。
以前同じような体験をした友人に聞いたら、やはり痛みは酷かったけれど、一晩寝たら治ってたよと。
やはり自分の不眠症が問題だったのか。
それが分かってしまったことが悲しい。

それにしても、術後があんなに痛いとは知りませんでした。
看護師さんに、腹腔鏡くらいでこんな大騒ぎして開腹したらどうなるのかしらね?と言うと、その場合には麻酔に近いような鎮痛剤を使うから違ってきますけどね、ということでしたが。


コメント (22)
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