Zooey's Diary

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シャングリラ

2022年05月10日 | お出かけ

昨日のモスクワでの「対ドイツ戦勝記念日の式典」をテレビで少々見て、気分が悪くなりました。
ウクライナでの「軍事作戦」は唯一の正しい選択だったと言い張る卑怯な小男。
それに答えて「ウラー!(万歳!)」と叫ぶ、一糸乱れぬ若い軍団。
あの赤の広場、2017年に行きましたが、とてつもなく広いのです。
そこを埋め尽くす兵士たちって、一体何万人いるの?
あれだけの膨大な人数が、あの小男の言うことが正しいと信じるように教育されているの?
人が燐家に突然侵入して、略奪暴行、挙句は殺人を犯したら、重い罪に問われる。
それが国だと、何故許されるの?
私にはどうしても分かりません。


気を取り直して、先日行った小さな展覧会のことを。
新宿の中村屋サロン美術館での富田菜摘展「シャングリア」
色々な動物たちが廃材で作られていて、とにかく楽しいのです。
例えば上の大きな馬は、鍋やフライパン、その蓋、アルマイトの食器、水道管やブラシからできている。



カメレオンの目は「ウニの骨」でできているそうですが、うん?ウニの骨って何?
海なし県で生まれ育った私には、ウニというとあの黒い棘に包まれた外側と、オレンジ色の中身しか思い浮かばない。
帰ってから調べてみたら、「ウニが死亡したあとに棘が抜け落ち、内臓系が腐ちた果てに残る、球形の骨格」なんですって。



豪華な孔雀の羽根は、スプーン、フォーク、王冠、そして蚊取り線香の缶などで作られているようです。



精悍な顔をしたハシビロコウもお見事。
本物はもっと頭でっかちで短足だと思いますが。



おなかからひょっこり子供が顔を出しているカンガルーは、なんとギターで作られています。

「シャングリア」という名前は、「Shangri-La」(理想郷)という英語から取ったのかしら?
見れば見るほど味わいがある、そしてクスっと笑えるような作品展です。
人間の現実世界は、シャングリラとは程遠いようですが…

コメント (8)
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