Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「ハンズ・オブ・ラブ」「鑑定人と顔のない依頼人」

2016年12月10日 | 映画


「ハンズ・オブ・ラブ」
長年、優秀な刑事として活躍してきたローレル(ジュリアン・ムーア)は、
ステイシー(エレン・ペイジ)を愛し同棲していたが、癌を患い余命半年と宣告されてしまう。
自分が亡き後スティシーが遺族年金を受け取れるように郡に申請するが
同性のパートナーということで法的に認められない。
世間の偏見は強く、壁は厚かったが、病と闘いながら権利を求めて闘うローレルの訴えは
やがて社会的な運動へと拡大していく。
2015年アメリカ最高裁の「同性婚を含むすべてのアメリカ人の婚姻を保証する」
という歴史的判決に影響を与えたという、2人の女性の愛の物語。
まだ10年ほど前に、NYに近いニュージャージーでもこうだったのかと驚きました。
時代はどんどん変わっているのですね。
実話・難病・同性愛ものという言葉にやや食傷気味ではありましたが
爽やかに泣けたのは脚本・演出の上手さ故でしょうか。
原題「freeheld」。
公式HP http://handsoflove.jp/



「鑑定人と顔のない依頼人」
面白かった!見事に騙されました。
世界一流の美術品鑑定人も、恋愛の真贋は見抜けなかったんだね。
しかしあの人物までもがグルであったとは…(@@)
巧みに仕掛けられた伏線が綺麗に回収されるのも気持ちよい。
トルナトーレ&モリコーネの黄金コンビ、ラストシーンの主人公の表情と音楽がなんとも切ない。
ミステリーのネタバレをするわけにはいかないので、具体的に書けないのが残念です。
原題「The Best Offer」。
コメント (4)
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早速読んでみました「ユニクロの潜入取材」

2016年12月05日 | 社会
12月1日発売の『週刊文春』に「ユニクロ潜入一年」と題するユニクロ潜入取材記事が掲載され、
ネット上で話題となっているのだそうです。
その記事見たさに、人生初の文春買ったという声も。
そこまで面白いのならと早速、dマガジンで読んで見ました。
dマガジン、月々400円程で殆どの週刊誌をネットで読むことができ、中々便利です。

ジャーナリスト横田増生氏は、2011年に出版された「ユニクロ帝国の光と影」の著者。
ユニクロは名誉毀損で版元の文藝春秋を提訴したが、一審、二審、最高裁すべて文春勝利。
しかしその後、横田氏はユニクロに関する取材を拒否され、
更に柳井正社長の「悪口を言っているのは僕と会ったことがない人がほとんど。
うちの会社で働いてもらって、どういう企業なのかをぜひ体験してもらいたい」
という発言を受けて、アルバイトとして潜入取材をすることに決めたのだそうです。

この人の記者魂、半端じゃないですねえ。
法的に名前まで変えてアルバイトに応募、
千葉市内の大型店、豊洲の標準店、そしてこの10月から新宿のビックロで働いたのだそうです。
連載第一回の今週号では、そのバイトを始めたいきさつ、そして
毎年11月下旬に行われるユニクロ創業感謝祭の裏側の過酷な様子が、克明に書かれている。
レジに立てば、一人の客にかける時間は90秒が目安とされ、
開店から閉店までレジの列が途切れることは一瞬もないのですって。
「奴隷の仕事だよ!」「心が折れる」などの悲鳴が。

そして横田氏は
「以前と比べて改善されたとはいえ、ユニクロにおけるサービス残業はなくなっていない。
私は働いた3店舗すべてで、サービス残業が行われていることを確認している。
一度、退勤したことにして、働いている店長や社員、準社員がいるのだ。」
と言い切っている。

ユニクロ、個人的には好きな企業でした。
今ではもう、こちらのヒートテックなしの生活なんて考えられないし、
家の中ではフリースなども愛用しています。
安くて軽くて温かく、部屋着には十分。
海外に行けば、今ではNYでもパリでもロンドンでもユニクロの大型店を見かけるし、
店員のテキパキした接客態度を見て嬉しかったことも。
そのユニクロがブラック企業と噂されて久しい。
実態をどう暴いてくれるのか…今後の展開が楽しみです。


(三菱一号館美術館の中庭で)


ユニクロ潜入ルポに絶賛 「初めて文春買った」の声も
https://r25.jp/business/00054221/
コメント (8)
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レストラン「アルゴ」

2016年12月02日 | グルメ
以前、桜の時期にこちらのレストランを予約しようとして
一月ほども前に電話したのに満席と言われて、絶句したことがあります。
確かに眺めは素晴らしい。
新宿や六本木、日本橋など都心のあちこちの高層ビルから眺めることはありますが
麹町のこの位置からの眺めというのは珍しい。
こちらは皇居越しに、東京駅を望むこともできるのです。

今回行った際に、桜の時期の予約についてお店の人に訊いたら
1年前から予約する人もいるのだとか。
驚きました。
そんな先、恋人や夫婦だったら別れることもあるでしょうに。
桜が咲く時期も、年によって微妙に違うでしょうに。



こちらの東条會舘で60年前に、お振袖の写真を撮られた方とランチ。
今も現役でご活躍の水墨画の先生です。
その歳になった時、私はお洒落してランチを楽しむことができるのでしょうか?


プレゼントに頂いた短冊

レストランアルゴ@東条會舘 http://www.tojo.co.jp/restaurant-argo/
コメント (12)
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「マイ・ベスト・フレンド」

2016年12月01日 | 映画


ジェス(ドリュー・バリモア)とミリー(トニ・コレット)は小学生の頃からの大親友で
何をするにも一緒、初キス、初体験、人生のすべてを二人で共有して来た。
大人になり、2人とも適職を見つけ、結婚して幸せに暮らしていたが
ある日、ミリーに乳癌が見つかる。
同じ頃、不妊治療を続けてきたジェスが待望の妊娠を果たすが
癌治療で辛い日々を過ごすミリーに、中々言い出せないでいた…



こうした友情物の作品を観る度に思うことは
私にはこれだけさらけ出せる友人がいるだろうか?ということです。
まあ映画であるということを差し引いても、国民性の違いもあるでしょう。
あの出産時の、死に物狂いの無様な姿を、私は親友と言えども見せたくはない。
しかしミリーは、生涯の約束を果たすためにホスピスを抜け出して
産院で泣き叫ぶジェスの元に駆け付けるのです。



生と死。
誰もが避けられないことではあるけれど
その交差の仕方があまりにも残酷。
しかし、あの絶望的な状況においても
会話にユーモアを忘れないという姿勢は素晴らしい。
それこそ自分には、とてもそんなことができる自信はありません。
だからこそあんなに悲しい話においても、
我々は生への賛歌と受け取ることができるのでしょう。



映画「ET」でドリュー・バリモアの可愛らしい姿を見たのは
80年代初めであったか。
その後、薬物・酒・自殺未遂など子役のその後としてのお約束のトラブルを経て
今は存在感のある、アラフォー女優になったようです。
驚くほどに痩せて病人を演じきったトニ・コレットの迫真の演技は言うまでもなく。

原題「Miss You Already」という言葉は、作品の中でも一度出て来ました。
「もっと一緒にいたかった」というような意味でしょうか。

公式HP http://mybestfriend.jp/


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