格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

自分の利益のみ優先し国民を犠牲にする菅直人氏

2011-03-28 22:10:45 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

自分の利益のみ優先し国民を犠牲にする菅直人氏
本ブログではすでに、
3月15日
「菅政権は原発リスクを認識し交通マヒを回避せよ」
および
3月18日
「東電は利用可能全発電設備稼働率を開示すべきだ」
に、計画停電の問題を取り上げた。
 
 計画停電は国民の生活に甚大な影響を与える問題であり、今回の原子力発電所事故の責任を負う政府は、計画停電について、適正な対応を示す責務を負っている。
 
 重大な問題が三つある。
 
 第一は、菅直人氏の元秘書が東京電力に圧力をかけて、菅直人氏の住居がある地域を計画停電の対象地域から外させていた事実が判明したことである。
 
 公私混同もここまでくると犯罪の領域に入ってくる。総理大臣であるから、自分が居住する地域を率先して計画停電の地域に組み込むように圧力をかけたというのなら、まだその心情を理解することができる。
 
 ところが、現実には逆に、自分の住居が含まれる地域を、計画停電の対象から外させるための圧力をかけたことが判明したのだ。
 
 菅直人首相の元秘書で、東京都武蔵野市の松本清治市議が、「松本清治の要請が実現しました」などと記したビラのなかで、東京電力が実施する計画停電で、市内の一部地域が対象から外れたことを記述していたことが判明したのだ。
 
 また、一部報道によれば、3月12日早朝に福島原発では炉内圧力を低下させるためのベント実施の必要性が浮上したが、菅直人氏が視察に来るため、菅直人氏の被曝を避けるために、実施時期を延期したという。これが事実とすれば、菅直人氏の重大な責任は免れない。
 
 また、菅直人氏は3月20日に現地視察を希望したにもかかわらず、雨天であったため、被曝を恐れて現地視察を中止したと見られている。常に自分の安全、自分の利益だけを追求する人物は、日本の総理大臣にもっともふさわしくないと思われる。
 
 これらのことだけでも、菅直人氏は直ちに総理大臣職を辞するべきである。



第二は、東京電力の大口需要家に対する割引料金制度の契約のなかに、「需給調整契約」があるが、この制度を適正に運用しているのかどうかである。
 
 この問題は、自民党の河野太郎氏もブログで指摘しているが、契約者は、電力需要が逼迫した時に、電力利用を削減する義務を負う代わりに、割引料金が適用されるというものだ。
 
 東京電力は、需給調整契約を結んでいる大口契約者に割引料金で電力を供給してきたのであり、今回のように需要調整を行わなければならない局面では、まずこの契約者に対する供給を抑制しなければならない。
 
 高額の電気料金を支払っている一般家庭に対しては、優先して電力を供給する義務を東京電力は負っているわけだ。
 
 この点についての完全な情報開示が求められる。
 
 第三は、年間の電力使用量の推移のなかで、電力需要が突出して多い時期ではない現段階で、計画停電で大騒ぎをする必要がそもそもあるのかという問題だ。
 
 夏場のピーク時電力需要は約6000万kw/hである。東京電力はこの需要をまかなうぎりぎりの電力供給能力を有する。他方、放射能漏れ事故で運転休止に追い込まれている福島原子力発電所の発電能力は、約900万kw/hであり、この発電能力を差し引いても5000万kw/hの電力供給力を有するはずだ。
 
 地震の影響で、一部火力発電所の運転が休止されている影響があるが、早期の運転再開が可能なはずであり、緊急事態に対応して、迅速な対応を取るべきことは当然である。
 
 計画停電の大騒ぎが生じている原因に
 
①原子力発電に対する根本的な見直しの気運が強まらないように、原子力発電がなければ社会全体が大混乱するというデモンストレーションが実施されているとの疑い、
 
③コスト面で割高な火力発電の比率を可能な限り高くしたくない電力会社のそろばん勘定が停電実施のひとつの要因になっているとの疑い
 
が指摘されている。
 
 このような疑いを解消する責任を東京電力は負っている。
 
 福島以外の発電設備をフル稼働すれば、当面は計画停電を回避することができるのではないかと考えられる。
 
 夏場の電力需要拡大期に向けての対応策については、じっくりと検討する時間的余裕があるはずだ。停電による社会的混乱を回避し、人命尊重を重視する視点で、適正な需給調整方法を決定するべきである。
 
 また、計画停電の地域別負担状況に不公平があることは許されない。

 地域別時間帯別の停電実施状況を一覧にして、不公平が存在しないことを、電力利用者に分かりやすく提示する義務を東京電力は負っている。
 
 いずれにせよ、計画停電の現状には、大きな疑惑がいくつも浮上しており、これらの疑惑を早急に完全解消することが強く求められる。



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福島県選出の、国会議員・渡部恒三は、「原発は、体にいい」、と主張し続けてきた

2011-03-28 21:25:53 | オルタナティブ通信

福島県選出の、国会議員・渡部恒三は、「原発は、体にいい」、と主張し続けてきた


 第二次世界大戦中、日本政府は、アメリカを相手に、「勝利に次ぐ、勝利」をオサメテいると、マスコミで発表し続けていた。

しかし実際には、敗退に次ぐ、敗退であり、日本は最終的に、戦争に負ける。

日本政府の「公式発表=大本営発表」は、こうして、常に、ウソとデマである。

福島県の、原子力発電所・事故によって、放射能漏れのレベルは、「即座に」健康に被害を及ぼすものではないと、大本営発表が行われ続けている。

第二次世界大戦において、日本は、アメリカに勝利し続けていたのであろうか?

それを信じたものは、敗戦によって、自己の馬鹿を、身にシミテ、自覚させられる結果となった。

放射能漏れのレベルは、「即座に」健康に被害を及ぼすものではない、のであろうか?

それを信じたものは、ガンで死ぬ時になり、自己の馬鹿を、身にシミテ、自覚させられる結果となる。



 地震大国・日本に、原子力発電所を作ることは危険極まりない、と核物理学者達が、何人も主張してきたが、

日本政府は、強引に、原子力発電所を建設し続けてきた。

ウランを日本に売り付けようとする、アメリカ政府の意向と、原子力発電所の建設で大モウケする、建設業界=セメント・鉄鋼業者からの、「政治献金」欲しさに自民党政治家達、とりわけ中曽根康弘が、強引に、原子力発電所を建設し続けてきた。

先頃まで、小沢一郎のブレーンであった、「福島県・選出の」、国会議員・渡部恒三は、

福島県が全国平均より、長寿の高齢者が多い数字を上げ、「原発は、体に良い」と主張し続けてきた。



 アメリカ・CIAの資金で創立され、CIA資金で巨大化して来た、読売新聞・日本テレビの経営者=渡辺恒雄が、

アメリカ政府の「意向を受け」、原子力発電所・建設を日本に強力に推進させる「仲介役」を演じ、自民党政治家達への説得役を演じて来た歴史は、周知の事実である。

この読売新聞・日本テレビは、民間放送局=民放ではなく、CIAの下部組織である。

ホワイトハウスの、内部文書、


Records Relating to the Psychological Strategy Board Working Files 1951-53


には、

読売新聞・日本テレビは、CIAの末端組織として、暗号名・コードネーム、「ポハイクpohike」、として明記されている。


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【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】

2011-03-28 19:48:04 | 真相の深層


□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
■□■
□■ 天木直人のメールマガジン2011年3月28日発行 第208号
■ 
 
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  「朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫) 」
     
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 今度の福島原発事故を通じて、みずから目にし、人から教えられて、
私は様々な事を知った。

 これまで殆ど無知であった放射能物質の非人間性を知った。

 その事を一番良く知っていなければならない唯一の被爆国である
日本国民が、まさしく私もそのひとりであったのだが、それに気づか
ないまま生かされてきたことを知った。

 原発開発の裏にある、あまりにもすさまじい政府、官僚、業界、
御用学者、メディアたちの癒着を知った。

 その癒着が、原発に関するあらゆる不都合を国民から隠蔽し、
原発に代わるあらたなエネルギー開発の努力をことごとく潰して
きたこを知った。

 公共料金と言う名で国民から徴収する、その膨大な利益で、接待
づけ、天下り受け入れなどを繰り返して来た東電の顔を知った。

 その甘味に群がったこの国の支配階級たちの厚顔を知った。

 市民派の菅直人政権もまたそれを克服できない事を知った。

 そして何よりも、それらすべての膨大な情報がネットや雑誌で
流されるようになった今でも、大手新聞やテレビは一切その事に触れ
ないこと、それが今回の福島原発事故でも繰り返されている事を
知った。

 その反国民性は、もはや権力犯罪とでも呼ぶにふさわしい悪だ。

 しかし、今度の福島原発事故に関して私が知った断片的な情報の
中で、私がもっとも衝撃を受けたのは東海村臨界事故によって致死量
の放射線を浴びて死んでいった35歳の作業員のことである。

 この事が今日のメルマガのテーマである。

 そして私は今、これまで書いてきたどのメルマガよりも厳粛な思い
でこのメルマガを書いている。

 これまで書いてきたどのメルマガよりも強い怒りと悲しみでこの
文章を書き綴っている。

 自分の息子と同じ年頃のこの若者の死の記録を涙なくしては読めない。

 NHKのドクメンタリーを綴った「朽ちていった命―被曝治療83日
間の記録 (新潮文庫)はいまこそ国民が必読すべき記録だ。

 NHKはこのような素晴らしいドキュメンタリーを作成していたのだ。

 核燃料サイクル開発機構の高速実験炉「常陽」で使うウラン燃料の加工
作業員だった大内久は、最後のウラン溶液を同僚が流し込み始めたとき
事故にあう。
 パシッという音とともに青い光を見た。臨界だ。その瞬間、放射線の中
でも最もエネルギーの大きい中性子線が大内の体を突き抜けた。
 東大病院にかつぎこまれた時には、目に見える外傷もなく元気そうで
看護師たちを意外に思わせたほどだったが、それから多臓器不全で亡く
なるまでの83日間、大内は家族の目の前で放射能によるすさまじい細胞
破壊と戦うことになる。
 染色体が破壊され新たな細胞がつくられない。リンパ球はなくなり、
免疫力が失われ、出血と体液流出がとまらず、激痛が続く。
 被爆者が受けた地獄の苦しみもこのようなものだったに違いない。
 それでも大内はすぐに死なせてもらえない。世界各国から招かれた被曝
医療の専門家たちにとっては放射線医学のこの上ない研究対象だ。
 大内自身が、まだ意識があり、言葉を話すことができた時期に、こう
何度も叫んでいたとナース記録にあるという。
 「こんなのはいやだ。このまま治療もやめて、家に帰る。帰る。」、
 死後も大内の苦しみは続く。犯罪と死因との関係を明らかにするための
司法解剖が、被爆で死んだ大内の体に行われる。最期までモルモットと
して扱われたのだ。 
 そして、大内と一緒に作業していて被曝したもう一人の作業員篠原も、
被曝から211日目に死亡する。

 いまこそ我々は彼らの死を無駄にしてはいけない。

 人間が見つけた核物質の非人間性を、もう一度人間の手で葬り去ら
なければならない。

 そこまで意識を高め、我々日本人は今、それを世界に発するのだ。

 それが我々日本人の責任である。

 大内らの死を無駄にしないせめてもの我々の義務であると思う。
                               了             



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