格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

前田元検事公判証言に対してなぜ民主党小沢支持議員は沈黙を守っているのか? (杉並からの情報発信です) 

2011-12-19 20:34:19 | 阿修羅





前田元検事公判証言に対してなぜ民主党小沢支持議員は沈黙を守っているのか? (杉並からの情報発信です) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo123/msg/691.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 12 月 18 日 20:17:51: igsppGRN/E9PQ


前田元検事公判証言に対してなぜ民主党小沢支持議員は沈黙を守っているのか?
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/bbef25bb8d66d8b98b71ebb48917935e?fm=rss
2011-12-18 17:36:28  杉並からの情報発信です


(写真は「小沢謀略事件」を仕掛けた検察首脳(当時))
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/db/a5b41d2234ab1aa98c311dd5ae8e117f.jpg

[この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢をあげられなければ特捜の負けだ」前田元検事公判証言に対してなぜ民主党小沢支持議員は沈黙を守っているのか?

12月16日(金)東京地裁(大善文男裁判長)で行われた「小沢裁判」第10回公判で、大阪地検特捜部の
証拠改竄事件で実刑判決が確定し下獄中の 前田恒彦元検事が証人尋問で出廷し次のような6つの重大な証言をしました。

(1)「その際、□□キャップ(注1)からは『この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢をあげられなければ特捜の負けだ。
恥ずかしい話だが、東京には割り屋がいない。だから大阪に頼ることになった』といわれた」
(注1):木村主任検事

(2)陸山会事件を積極的に小沢さん(立件)まで付けたかっていたのは、当時
の佐久間特捜部長と木村数人検事、大鶴次席検事ら一部の幹部でした。 次の
(大林検事総長(当時東京貢献検事長)も乗り気ではありませんでした。それで
も(部長らは)1億や2億円、場合によっては4億円を出してこい と(現場に
言ってくるのです私は佐久間部長に想定しているスヒ(ストーリー)を聞いてみ
ました。ゆめみんたいな話、妄想を語りました。私は素直に 「裏献金は難し
い」と言いました。他の検事も「無理」を言っていました。

(3)私はクレームが来ていないから胸を張って任意性がある、と言えるんです
けど。石川さんの調書に問題があったんじゃないですかね。(石川議員 の取り
調べに対する)クレーム(注2)はバンバンあったくらいの印象がある。指定弁
護士も調査したら1、2通見つかったと言っていたが、私の印象 ではもっとあ
ると思いました。それが証拠に含まれていれば、審査会が見て、調書の信用性は
減殺されるわけですよね。

(注2):12月15日に開かれた「小沢裁判」第9回公判で、証人尋問された
田代政弘検事は、「検審起訴」の根拠になった小沢氏の元秘書石川智裕 衆院議
員の捜査報告書について、「検事から、有権者から選ばれた国会議員なのに、ヤ
クザの手下が親分をかばうようだと言われたことが効いた」と全 くの虚偽発言
を記載したことを認めた。田代検事は「小沢氏と石川秘書(当時)との関係はヤ
クザの親分と子分の関係と同じ」との印象を11人の検察 審査会審査員に与え
るために、上記の虚偽発言を捜査報告書に記載したのです。この報告書を読んだ
東京検察審査会は二度にわたり小沢氏を「起訴相 当」と議決し小沢氏は「検審
起訴」されたのです。

(4)それに、この事件では捜査態勢が、途中でものすごく拡充されたんです
よ。(元秘書ら逮捕者の取り調べを行う『身柄班』に対して)『業者 班』。ゼ
ネコンや下請けの捜査員を増やした。でも、ゼネコンや下請けの捜査員を増やし
たのに調書がないでしょう?裏金を渡しているという検察の想 定と違う取調べ
内容は証拠化しないんですよすも、(作成された)調書が、まー、ないでしょ?
 大久保さん、小沢さんに裏金を渡しているという検察 の想定と違う取り調べ
内容は、証拠化しないんです。どうするかといえば、メモにしている。手書きの
その場のメモということでなく、ワープロで供述 要旨を整理していた。

(5)水谷(建設)で言えば、4億円の原資として5千万円は水谷かもね、と
なっても、残りの3億5千万円については分からない。何十人の検察官が 調べ
て、出てこない。検審にそれが示されれば、水谷建設の裏献金の信用性も、減殺
されていたはず。想定に合わなければ証拠にならないというのがこ れまでの検
察で、私も感覚がずれていて、厚労省の(証拠改竄)事件を起こすことにもなった。

(6)私が裁判官であれば無罪と判決を書く。

以上6件の前田元検事の公判証言を聞けば、この間東京地検特捜部が行った「西
松建設事件」「陸山会事件」の強制捜査、及び東京検察審会による二度 の「起
訴相当議決」と「検審起訴」はすべて東京地検特捜部が「小沢一郎は水谷建設か
ら1億円のヤミ献金をもらっている」という「妄想ストーリー」 をでっち上げ
て「小沢一郎氏追い落とし」を目的とする「大謀略」だったことは明白です。

「小沢謀略事件」に関する2件の関連記事をお読みください。

(1)「小沢一郎事件」とは「日本の米国からの独立」を目指す政治家への戦後最大の政治弾圧!
    http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/224dc49a8015d784028de7d502be0096

(2)田中角栄氏の「経世会」と岸信介氏の「清和会」
    http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/b7e1576c07c64a8e89e8ce31775e07ba


▲前田元検事の公判証言に対しなぜ民主党小沢支持議員は沈黙を守っているのか?

前田元検事が「特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢をあげられなければ特捜の負け
だ」と検察による小沢一郎氏に対する一連の強制捜査は「結論ありきの でっち
上げ捜査」と公判証したにも拘わらず、民主党小沢支持議員の誰も声を挙げず沈
黙しているのか、私には全く理解できません。

なぜ彼らが動かないのか?その理由を3つ考えました。

1)検察批判すると強制捜査や税務調査の対象になり怖いから。

2)裁判中の案件であり政治家が口を挟むべきでないと「三権分立」の原則があるから。
  
3)日本の国会議員一人あたり約1億1000万円の税金が投入され世界一の高額年収と議員特権を享受しているので権力に逆らうと損するから。

1)を理由とする国会議員はもともと国会議員になる資格がない「腑抜け」です。

2)を理由とする国会議員は、憲法第41条の「国会は国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である」ことを正確に理解していない人です。国会は 行
政、司法の上位に位置する最高機関なのです。国会、行政、司法が平等に等しく並ぶ「三権分立」は憲法には規定さていません。国会は国権の最高機関として司法が
間違っていれば正しく修正する義務があるのです。

3)を理由とする国会議員には、税金で生計を立てる政治家を含むすべての公務員は日本の労働者の平均年収390万円と同じ収入にすべきと答えましょう。
  一般庶民と同じ生活をしなければ庶民の苦しみや困難さは理解出来ないからです。

以下の3件の関連記事をお読みください。

1)社会格差の是正はまず国会議員と公務員のバカ高い年収を日本人労働者平均年収390万まで下げること!
  http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/f17bc7da013afc47acf449c504dc3e15

2)なぜ「対話集会」の現場に国会議員が一人もいないのか?
  http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/6167d2b03f7136907ca44ddd153c9544
  
3)日本の最大の問題の一つは政治家が「本来の仕事」を果た;していないこと
  http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/fba0c40840a09babca218ad2f35b5a86
  

▲ 民主党小沢支持議員が直ちになすべきこと!

前田元検事の公判証言を受けて民主党小沢支持議員が決起して直ちになすべきことは以下の3件です。

今回動かない民主党小沢支持議員がいるとすれば、この議員は口先だけの「小沢支持」議員でしかなく次回選挙で落選させましょう。

1)民主党執行部に対して小沢一郎議員の「党員資格停止処分」を直ちに撤回させること。

2)民主党執行部に対して民主党臨時党大会の開催を要求し、2009年3月3日の東京地検特捜部による
「西松建設」強制捜査以前の状態に小沢氏を復帰させること。すなわち小沢一郎氏を民主党代表に復帰させることを党大会で決議すること。

3)国権の最高機関である国会(憲法第41条)に「小沢事件真相解明委員会」を設置し、「戦後最大の政治謀略事件」である「小沢謀略事件」を企画・実行
したすべての責任者、米国CIA,検察官、政治家、霞ヶ関官僚、大手マスコミ、学者、評論家、市民団体などを証人喚問して事件の全容を解明し責任を追求して責任
を取らせること。






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小沢茶番裁判すぐ中止しろ 特捜検察の恐るべきデタラメ次々暴露 (日刊ゲンダイ) 

2011-12-19 15:04:12 | 阿修羅





小沢茶番裁判すぐ中止しろ 特捜検察の恐るべきデタラメ次々暴露 (日刊ゲンダイ) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo123/msg/653.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 12 月 17 日 15:22:15: igsppGRN/E9PQ


小沢茶番裁判すぐ中止しろ 特捜検察の恐るべきデタラメ次々暴露
http://gendai.net/articles/view/syakai/134259
2011年12月17日 掲載 日刊ゲンダイ


<この国の検察、警察はデッチ上げで犯罪、犯人を捏造している>

 一体この裁判は何なのか。強制起訴された小沢一郎元代表(69)の裁判がグチャグチャになってきた。
 16日の第10回公判には、例の村木事件でフロッピーを改ざんして有罪になった元検事の前田恒彦受刑者(44)が証人として出廷。大久保隆規元秘書を取り調べた担当として呼ばれたのだが、口にしたのは、2年前当時の東京地検特捜部の驚くべき内情だった。「裏金があったと“妄想”を描いている(特捜)幹部もいた」と平気で証言し、「私が裁判官なら(小沢)無罪と判決を書く」とまで言い放ったのだ。もはや地検特捜部は捜査機関の体をなしていない。瓦解も同然だ。こんなデタラメ検察がつくり上げた小沢裁判を続ける必要があるのか。

<これは莫大な税金ムダ遣いの典型だ>

 青のジャージーに安っぽい蛍光色のフリースを羽織り、刑務官に付き添われて出廷した前田元検事。丸刈りの頭髪には白髪が交じり、「大阪特捜のエース」がウソみたいに変わり果てた姿だった。それ以上に法廷を驚かせたのは、前田が昨年1月、陸山会事件で大久保秘書を取り調べるため、大阪から東京地検に応援に呼ばれたときの状況だ。前田は着任早々、事件を担当する木村匡良主任検事(49)からこう言われたという。
「これは特捜部と小沢一郎の全面戦争だ! 小沢をあげられなければ我々の負けだ!」
 まるで昔の軍人かヤクザの親分のセリフだが、ここに小沢捜査の本質が凝縮されている。「ジャマな小沢は必ず抹殺する」――。そういう決意表明なのだ。何が何でも小沢を逮捕するという予想通りのシナリオが最初からあったのだ。

 16日の前田証言がそれを裏付けてもいた。当時の特捜部幹部は水谷建設などのゼネコン企業から小沢サイドへの裏献金を洗い出すことに血眼になっていた。しかし、現場の検事がいくらゼネコン担当者や下請け業者から聴取しても裏金の存在が出てこない。「当時の雰囲気を言うと、現場は厭戦ムードでした」と前田はこう証言を続けた。
「陸山会事件を積極的に小沢さん(立件)までつなげたがっていたのは、当時の佐久間特捜部長と木村主任検事、大鶴次席検事ら一部の幹部でした。次の(大林)検事総長(当時、東京高検検事長)も乗り気ではありませんでした。それでも(部長らは)1億や2億、場合によっては4億円を出してこいと(現場に)言ってくるのです。私は佐久間部長に、想定しているスジ(ストーリー)を聞いてみました。夢みたいな話、妄想を語られました。私は率直に『裏献金は難しい』と言いました。ほかの検事も『無理』と言っていました」
 一部の幹部が、消極的な部下のシリを叩き、ありもしない「裏金1億円」ストーリーをデッチ上げる。組織が狂気に向かって突っ走る、恐るべき姿が目に浮かぶようだ。

<特捜部は検察審査会にも不利な証拠を隠した>

 もちろん、エラソーに証言する前田本人も、村木元厚労省局長の冤罪事件で証拠を改ざんし、逮捕されたデタラメ検事、いわば同じ穴のムジナである。この日も、自分が作成した大久保調書の正当性はシャーシャーと主張し続けたが、そんな前田でさえ、驚き呆れるほどの東京地検特捜部の結論ありき捜査だったのだ。
 午後になると、前田はフリースを脱いで、ますますヒートアップした。さながら独演会で、「検察が検察審に提出したもので証拠になっていないものがある。石川(知裕)議員の調書には問題があったんじゃないですか。弁護士からクレームがバンバンあった印象があります」「ゼネコンや下請けの捜査員を増やしたのに調書がないでしょう? 裏金を渡しているという検察の想定と違う取り調べ内容は証拠化しないんですよ」などと、恐るべきことを次々と暴露していった。これだと、どんな事件もデッチ上げられ、誰でも犯人にされてしまう。あっちこっちで村木事件がつくられているのだ。
 そんな一方的な検察資料をもとに、検察審査会の一般人11人は、小沢不起訴を「不当」と議決し、現在の小沢裁判となっているのだから、恐ろしい。ムチャクチャだ。
 そして、冒頭の「私が裁判官なら無罪と判決を書く」となったのだが、小沢裁判を傍聴し続けているジャーナリストの江川紹子氏が言う。
「最大の問題は、検察が証拠を隠したり調書を作らなかったために、検察審査会に正確な情報が伝わらず、正しい議決に結びつかなかった可能性があることです。もちろん、国民の判断を誤らせてきた新聞やTVメディアの責任も重大です」

 前日の公判では証人台に立った田代政弘検事(44)の証言が問題になった。小沢強制起訴の最大の根拠である石川議員を再聴取した際の捜査報告書を、以前の“記憶”とゴチャ混ぜにして捏造していたことが明らかになった。検察と一体になって小沢叩きを展開した読売新聞までが、1面トップで「検事報告に虚偽」「有罪立証にダメージ」と書かざるを得ない非常事態になってきた。もはや勝負ありだ。
 検察のデッチ上げ体質、証拠隠しはバレバレである。この先いくら小沢裁判を続けたところで、「無罪」は動かなくなった。いくら「推認」好きの裁判長だとしても、小沢をクロにすることは無理だ。それならサッサと裁判を中止すべきだ。こんな茶番裁判に莫大な税金を使い、小沢一郎を幽閉して何の意味があるのか。百害あって一利なしだ。








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財務省情報工作TPRに基づくNHK御用放送

2011-12-19 12:56:10 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

財務省情報工作TPRに基づくNHK御用放送




TPRと呼ばれる言論統制事業がある。

 この事業は1986年に発足した。
 
 TPRとはTAXのPRと言う意味である。大蔵省財政金融研究所研究部に事務局が置かれた。事務局長は当時の財政金融研究所次長である。
 
 TPRを創設した目的は売上税導入を成功させることにあった。
 
 中曽根政権は売上税を創設する一方、所得税、法人税の減税を提案しようとした。増税額と減税額を同規模にするレベニュー・ニュートラルの前提が置かれた。
 
 当初は売上税と言う名称が決まっていなかった。
 
 大蔵省内部ではこれをKBKという符牒で読んだ。
 
「課税(K)ベース(B)の広い間接税(K)」
 
を略してKBKと呼んだのだ。
 
 TPR事務局では、まず、政界・学界・財界3000人リストを作成した。税制論議に影響力のある3000人を選び出した。
 
 そして、この全員に大蔵省職員が説得工作を行った。事務局は3000人リストを作成し、それぞれの名前の右側に日付とマークを書き込める表を作成した。何月何日、大蔵省の誰が説得工作に行って了解を得たか、あるいは得られなかったかを記入する。
 
 3000人の説得が終了するまで説得工作は続けられた。
 
 他方、TPRウィークリーが作成された。1週間の間の新聞、テレビ、週刊誌、月刊誌、単行本における主張、論評が検閲の対象とされた。売上税賛成論と反対論とに分けて、人物を分類する。賛成者は売上税導入の太鼓持ちとして活用する。反対者はブラックリストに載せて説得工作の重点対象とした。
 
 さらに、テレビ局、新聞社、広告代理店の最高幹部を対象に、築地吉兆などを使用しての高額接待が展開された。マスメディアを上からコントロールするための工作活動である。もちろん、国民の血税を用いての高額接待だ。



結局、1986年の売上税構想は1987年に入って挫折した。土井たか子社会党党首が反対の先頭に立った。売上税が挫折した大きな要因をふたつ挙げることができる。
 
 ひとつは、中曽根首相が1986年夏の総選挙に際して、投網をかけるような増税をしないと発言したことが、のちに公約違反だと批判を浴びたこと。
 
 いまひとつは、学者の集まりである政策構想フォーラムが、1986年秋に税制改革の所得階層別影響試算を発表したことだ。フォーラム試算では、中間所得者層の大部分と低所得者層が負担増になるとの結果が示された。これを契機に反対論が急速に強まり、中曽根政権は売上税導入を断念したのである。
 
 
 大蔵省財政金融研究所次長でTPR事務局長は、政策構想フォーラムで所得階層別試算を行った責任者の本間正明大阪大学教授について、「本間を取り込め」との指示を出した。
 
 大蔵省は本間氏を財政金融研究所主任研究官として招聘した。その後、大蔵省は本間氏に税制調査会、財政制度等審議会、資金運用審議会など、大蔵省関係審議官の委員ポストを付与し、大蔵省の御用学者に仕立てていった。政府ポストを付与して、学者を手なずけることを大蔵省では「毒まんじゅう作戦」と呼ぶ。
 
大半の学者は「毒まんじゅう作戦」で転んだ。本間氏も、幾年も経たぬうちに、すっかり大蔵省の御用学者に転向していった。



このTPR活動はいまも脈々と引き継がれている。現在は、財務省主税局にTPR担当企画官が配置されている。
 
 TPRだけではないのだが、政府が重要施策を遂行する場合、最重要の情報工作活動として利用されているのがNHKである。日本偏向協会である。日本御用放送ともいう。
 
 番組編成枠で言うと、NHKスペシャルの枠が「御用放送」として用いられる中心である。
 
 NHKスペシャルを担当する番組系列はいくつもあるが、私の知っている限りでは、「おはようにっぽん」枠が担当するNHKスペシャルが御用放送に振り向けられることが一番多いようだ。
 
 
 これ以外には、政治部が担当する「日曜討論」、「クローズアップ現代」などが「御用枠」として利用されることが多い。
 
 小渕政権下で金融機関の自己資本を増強するために公的資金を注入する政策が実行されるときも、NHKスペシャルが用いられた。
 
 古くは、橋本政権が消費税増税を実行する際に、NHKが二夜連続で日本の財政危機を煽る番組を放送した。主権者である国民は、NHKが中立の公共放送を行う機関ではなく、御用放送を実施する大本営であることを、正しく認識しておく必要がある。



このNHKが12月17日に、やはりNHKスペシャル枠で
「シリーズ日本新生 第3回 激論“増税” 税から考える 日本のかたち」
を放送した。
 
「激論」とのタイトルが付けられているが、「激論」ではない。
 
いわゆる「やらせ」シリーズだ。
 
「激論」のタイトルをつけるなら、消費税増税に賛成する中身のある主張を展開する論者、反対する論者を3対3程度で出演させて、きちんと論議を戦わせるべきだろう。
 
 政府を代表する閣僚、増税賛成派の御用学者、増税に反対の意見だけ表明する中身のない元閣僚、増税反対派の市民、これに御用放送の記者が入って論議しても、ほとんど意味はない。市民派の出演者が正論を少し示すだけだ。
 
 スタジオに呼び集められた人々は、発言機会が一人一回あるかないかの、お飾り以下の存在である。
 
 スタジオの市民を集めて、「激論」などのタイトルを付けておきながら、一人一回も発言できない番組を作るところに、NHKの欺瞞性がよく表れている。
 
 
 NHKスペシャルの政治版は、99%が御用放送=やらせ番組であることを番組視聴者は予め知っておく必要がある。電力会社が原発再開に向けて開く公開討論会とほぼ同類のものだ。






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