格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

非をフェアに認めない橋下徹氏を全世界が認知

2013-05-28 22:22:59 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

非をフェアに認めない橋下徹氏を全世界が認知




厚顔無恥とはこのことを言う。


橋下徹氏は5月13日、大阪市役所での会見で報道陣に従軍慰安婦問題について次の発言を示した。


「銃弾がね雨嵐のごとく飛び交うなかで、


あのー、命懸けて、あのーそこを走ってゆくときにね、


そりゃーそんな、あのー、もさ(猛者)集団といいますか、精神的にも高ぶっているようなそういう集団、やっぱりどこかでね、


そのー、あのーーーーー、


まあ、休息じゃないけれども、そういうことをさせてあげようと思ったら、


慰安婦制度というのは必要なのは、これは誰だって分かるわけです。」


このことをメディアが、


「橋下徹氏が従軍慰安婦は必要だったと述べた」


と伝えた。


これに対して、橋下氏はメディア報道が誤報であると主張している。


取るに足らない一市長の発言を大きく取り上げること自体が笑止千万だが、メディアの過剰報道が橋下氏の存在を誇大にして、日本政治に毒が撒き散らされているから看過はできない。


5月27日に実施された海外特派員協会での会見にも、多くの報道関係者が詰めかけた。橋下氏の稚拙な自己弁護を粉砕するためである。

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橋下氏は次のような意見を述べた。


「毎日、会見に応じている。その中で私の一つのワードが抜き取られて報じられたのが、今回の騒動のきっかけだ。


私の真意と正反対の意味を持った発言とする報道が世界中を駆け巡った。


歴史的文脈において『戦時においては』、『世界各国の軍が』(慰安婦の)女性を必要としていたと発言したところ、『私が』容認していると誤報された」


そのうえで、従軍慰安婦の問題で日本だけが非難されるのは不当であると訴えた。さらに、


「日本以外の国々の兵士による女性の尊厳のじゅうりんについて口を閉ざすのはフェアな態度ではない」


と、米英やフランス、ドイツなど各国の軍隊でも、旧日本軍と同じような問題が存在していたと訴えた。

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この点について、東京新聞『こちら特報部』は5月28日付の記事のなかで、次の指摘を示している。


「神戸女学院大の石川康宏教授(経済学)は「慰安婦制度と個々のレイプを混同しているのではないか。少なくとも第二次大戦で慰安婦制度があったことが確認されているのは、旧日本軍とナチスのドイツ軍しかない」と続ける。


旧日本軍は1930年代初頭以降、進出や侵略したアジア各地に慰安所を設置した。ドイツ軍もアフリカや欧州各地に戦線を拡大する過程で現地の売春施設を軍の管理下に置き、慰安所として利用していたという。」


橋下氏の発言は、歴史の事実にも反しているというのだ。


これを口八丁手八丁と言う。

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冒頭で「厚顔無恥」と表現したが、それは、客観的に明らかな自分の非を非と認めず、強引に間違っていないと言い張る態度のことだ。


橋下氏は会見で、


「慰安婦制度というのは必要なのは、これは誰だって分かるわけ」


と発言しているのだ。


また、5月13日午後の会見では、


「軍を維持し、規律を保つために、当時は必要だった」


とも述べている。


当時の状況としては、「慰安婦が必要だった」との見解を明確に表明しているのである。


橋下氏は、自分は慰安婦制度を是認していないと主張するが、


「必要なのは、これは誰だって分かるわけ」


の言葉は、


「自分を含めて、誰でも、慰安婦制度が必要であることを理解できる」


の意味である。


橋下氏が、当時の状況として、「慰安婦制度は必要だった」との評価をして、その考えを示したことは明白である。

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橋下氏は、


「従軍慰安婦制度は当時の状況として必要であることは分かると述べたが、この判断は間違っていたので、撤回してお詫びする」


と述べればよいだけのことだ。


それをせずに、正確でない事実認定に立って、メディアを逆に攻撃し、また諸外国を非難したのである。


しかし、外国特派員協会で会見を行ったことは意味があった。


世界のメディアは、橋下氏に対して正しい認識を持つことができたと思われる。


それは、橋下氏がフェアな言動を示す人物ではないことを明確に認識できたことである。


今後、橋下氏がいかなる言動を示そうとも、世界のメディアは、橋下氏の発言に敬意をもって接することはなくなる。


客観的な基準に照らしてフェアな言動を示さない人物を、世界のメディアは蔑(さげす)むからである。






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市民のための政治を崩壊させている三つの鵺

2013-05-28 22:15:10 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

市民のための政治を崩壊させている三つの鵺




三つの鵺(ぬえ)が日本をダメにしている。


鵺(ぬえ)について、ニコニコ大百科は次のように記述する。


http://dic.nicovideo.jp/a/%E9%B5%BA


「古典『平家物語』などに登場する怪物であり、その姿顔は猿に似て、胴は狸、足は虎、尻尾が蛇、そして「鵺のような声で鳴いた」という。ここで言う鵺とは鳥のトラツグミのことであり、トラツグミは夜な夜な不気味な鳴き声をあげることで知られていた。姿の見えないトラツグミの不気味な鳴き声と、原因不明の怪事が結びついて生まれたのが怪物としての鵺であると考える事ができる。


つまり元々は鵺といえばトラツグミのことであったのが、それと似た鳴き声をした正体不明の怪物が鵺の名を奪って現在に到っているというわけである。そのため今でも正体不明の存在の事を「鵺」と称することもある。」


Photo


要するに正体不明の妖怪のことだ。


そして、三つの鵺とは、民主党と連合と共産党だ。


これは批判記事だが、期待を込めて書いている。


期待に応えて脱皮して欲しいと思う。


この三つの鵺の現在の行動が、日本政治破滅の大きな原因を作っている。


この三つの鵺が生まれ変わり、確かな存在になれば、日本政治に希望が見えてくる。

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民主党は政党でない。


単なる混合物だ。


原発・普天間・TPP、そして消費税と憲法


これが3+1+1。


参院選主要争点でもある。


この五つのテーマに対する民主党の統一見解があるのか。


原発再稼働推進派と反対派がいる。


普天間辺野古移設に推進派と反対派がいる。


TPP参加賛成派と反対派がいる。


消費税大増税賛成派と反対派がいる。


憲法96条改正賛成派と反対派がいる。


これで政党とは言えない。


国民にとって、はた迷惑な存在だ。

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この五つのテーマに沿って、民主党は分党するべきだ。


主要問題について、正反対の方針が内在するのは、もはや政党の体をなしていないと言うべきだ。


菅・岡田・野田・前原・枝野・安住・玄葉の7人衆は、自民・維新・みんなのいずれかの政党に入れてもらうべきだろう。


原発推進・辺野古移設・TPP参加・消費税増税・憲法96条改正を推進とはっきり言えばよいのだ。

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民主党内で、


原発再稼働反対・辺野古移設反対・TPP参加反対・消費税増税反対・憲法96条反対の人々は、ひとつにまとまり、「生活の党」と合流すべきだ。


社民、みどり、生活は連携することができる。


これが、「自公みんな維新」に対抗する第二極である。


主権者の分布を考えれば、これが明白な第二極だ。


海江田万里氏がいま代表職にあるのだから、政党としての方針を明確に定めるべきだ。

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2009年9月に発足した鳩山由紀夫政権が9ヵ月で終焉した最大の理由は、民主党内の反党分子が反鳩山の行動を示したからだ。


ここから日本の悲劇が始まった。


主権者は、この民主党の反党分子をせん滅するべきである。


参院選前に分裂はしないだろうが、参院選後には必ず分裂する。


市民は、民主党の善良分子と反党分子を選別して参院選に臨む必要がある。


党が分裂するときに問題になるのがお金である。


国民が拠出するお金だから、公正に分割するべきだ。

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第二の鵺が連合だ。


連合は労働者の代表であることを忘れている。


資本と労働は利害が対立する存在である。


自民党は資本家のための政党だから、資本の利益を追求する。


だから、原発推進、TPP推進、消費税増税推進なのだ。


労働組合がこれに加担するのでは、存在意味がない。


連合が歪んでいるのは、原子力村が連合の中枢に巣食っているからだ。


日本の労働者はよく考えるべきだ。


連合のあり方を見直すべき時期に来ている。


原発推進・TPP推進・消費税増税推進の労働組合と、これに反対する労働組合は分裂するべきだ。


連合が資本のための政策を推進するようになってはおしまいだ。






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そもそも橋下徹氏を持ち上げてきたことがおかしい

2013-05-28 21:54:20 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

そもそも橋下徹氏を持ち上げてきたことがおかしい




世の中は橋下、橋下と騒いでいるが、橋下は何か大きな仕事をしたことがあるのか。


人々を導くような偉大な考えを示したことがあるのか。


よく考える必要がある。


慰安婦問題について、橋下氏は、カメラの前で次の発言を示した。


録画も残っている。



「銃弾がね雨嵐のごとく飛び交うなかで、


あのー、命懸けて、あのーそこを走ってゆくときにね、


そりゃーそんな、あのー、もさ(猛者)集団といいますか、精神的にも高ぶっているようなそういう集団、やっぱりどこかでね、


そのー、あのーーーーー、


まあ、休息じゃないけれども、そういうことをさせてあげようと思ったら、


慰安婦制度というのは必要なのは、これは誰だって分かるわけです。」


こう発言した。


橋下氏は、慰安婦制度があった当時の状況を説明しただけで、慰安婦制度が必要だったとは言っていないとまだ言い張っている。


しかし、はっきり言っているではないか。


「まあ、休息じゃないけれどもそういうことをさせてあげようと思ったら、


慰安婦制度というのは必要なのは、これは誰だって分かるわけです。」


「当時の状況として、慰安婦制度は必要というのは、誰だって分かる」


とはっきり言っているではないか。


これを、「慰安婦制度が必要だったとは言っていない」


と言い張っても通用しない。


それを橋下氏は、まだ、発言を撤回しないと言い張っている。

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そもそも、何が問題であるのかというと、メディアが取り上げるほどの人間力も、力量もない人物を、メディアが大きく取り上げていること自体が問題なのだ。


街の酔っ払いが、筋の通らないことをわめきたてたとしても、メディアは、そのような発言をいちいち取り上げたりしないだろう。


橋下氏の発言は、街の酔っ払いレベルのものに過ぎない。


原発の発言だってそうだ。


夏場の電力不足で原発を再稼働させるのはおかしいと大声をあげなから、どこからか、圧力がかかれば、発言を翻して原発再稼働容認に回る。


卒業式で公立高校の教師が国家を歌っているかを口の動きを調べて処分する。


とてもまともな人間がやることではない。

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しかし、おかしな人間なら、この世に腐るほど存在する。


そのおかしな人間の一挙手一投足を逐一報道する報道機関があるなら、おかしいのはその報道機関だ。


そもそも、橋下氏にどれほどの価値があるというのか。


価値などゼロに近いのが実情だ。


その価値のない橋下氏を毎日毎日報道し続けてきたのは、メディアである。


私たちは、メディアがなぜ、橋下氏を報道し続けてきたのか、その理由を考える必要がある。

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それは、反自民票、反民主票の受け皿となる、自民補完勢力が必要だったからだ。


これらの動きは、すべて、小沢-鳩山民主党が国民の支持を大きく獲得する過程で進んだ現象だ。


第一弾は、「みんなの党」の宣伝と設立支援。


フジテレビの月9ドラマ「CHANGE」は「みんなの党」を立ち上げるために創作されたテレビドラマであったと思われる。


このドラマの制作顧問に、飯島功氏と石破茂氏が名を連ねていることが重要である。


つまり、自民補完勢力として、新党「みんなの党」は創設されたのだと思われるのだ。


しかし、「みんなの党」の勢いは強まらず、既得権益は、新たな「受け皿新党」を必要とした。


そこで目を付けたのが、橋下徹氏だったのである。

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そもそも、橋下徹氏などをメディアが大きく取り上げることが断然おかしい。


このおかしさに気付くことが重要なのだ。






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米軍の、「実態」  前ブッシュ政権、現・オバマ政権によって継続されてきた、

2013-05-28 21:46:38 | オルタナティブ通信

米軍の、「実態」


 前ブッシュ政権、現・オバマ政権によって継続されてきた、イラク戦争、アフガニスタン戦争に派兵されてきた米軍の過半の兵士達は、民間傭兵企業からの「派遣社員」であった。

派遣社員達は、派遣先の企業より、当然、自分が所属する派遣元企業に忠誠を尽くす。

派遣先企業は、派遣が終われば、それで関係が「切れる」。

一方、派遣元の所属企業は、自分が兵士を職業とする限り、「永久の付き合い」になる。


 米軍における傭兵の急激な増加。

これは単なる軍隊の民営化とは異なる。

アメリカ政府は既に、公務員の給与を支払う事が困難な「財政赤字」に陥っている。

傭兵は「金のために」、軍務に就いている。アメリカ国家に「忠誠を誓うために」、軍務に就いている訳ではない。

傭兵会社は、民間営利企業であり、兵士1人につき1日に1万円支払う契約相手より、2万円支払ってくれる相手と「当然」契約を行う。

経営破綻が見えている、来月の支払いが定かではない相手との長期契約等、営利企業は信用しない。

米国政府は既に公務員の給与支払いに困難が生じている。

アメリカ政府による傭兵会社への支払いが止まった場合、別の大富豪達が「支払いを代換する」と申し出れば、傭兵会社側に異存は無い。

大富豪達は、アメリカ国家の治安維持のためにではなく、「当然」、自分達の利益のために傭兵を雇用する。

大富豪達=一部の頭脳明晰な者達こそが、国家を指揮命令する事が「正しい」と判断し、決して高学歴な者ばかりではない一般庶民の意見等、聞く必要はないと考えれば、傭兵達は議会とホワイトハウスを包囲し、民主主義を停止する。

このクーデターを阻止するアメリカ国家の軍隊は「存在しない」。クーデターの主体である傭兵組織自体が、アメリカ国家軍「であった」ため、傭兵がクーデターを起こした場合、米軍そのものが「存在せず、機能しなくなる」。

米軍の多数派が傭兵となりつつある事態は、この「無血クーデター」の準備となる。

第二次世界大戦が始まった際、日本のサラリーマン達は、「昨日までと同様の平穏な日々が、明日も続くと思っていた。突然、戦争が始まり、戦場に行く事になった」と記録を残している。

既存の秩序、国家制度は、ある日、突然、消滅し、新しい「秩序」が始まる。





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