格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

ドイツZDF フクシマのうそ 投稿者 sievert311

2012-03-22 22:23:21 | 阿修羅


ドイツZDF フクシマのうそ 投稿者 sievert311


http://www.dailymotion.com/video/xpisys_yyyzdf-yyyyyyy_news
日本語書き起こし http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-546.html
我々は放射能から身を守り、警察から外人と見破られないよう
防護服を着こんだ。
汚染され、破壊した原発が立っているのは立ち入り禁止区域だ。
そこに連れて行ってくれることになっている男性と落ち合った。
なにが本当にそこで起きているか、彼に見せてもらうためだ。
ナカ・ユキテル氏は原子力分野のエンジニア会社の社長で
もう何十年間も原発サイトに出向いて働いてきた。
フクシマでも、だ。
私たちは見破られず、無事チェックポイントを通過した。
作業員たちが作業を終え、原発から戻ってきたところだった。
3月11日に起こったことは、これから日本が遭遇するかもしれぬことの
前兆に過ぎないのかもしれないことが次第にわかってきた。
そしてその危険を理解するには、過去を理解することが必要だ。
(タイトル) フクシマの嘘
(監督) ヨハネス・ハノ
私たちは立ち入り禁止区域の中、事故の起きた原発から約7キロ離れたところにいる。
ナカ氏はここで生活をし
福島第一とフクシマノ第二の間を股にかけて仕事をしてきた。
ナカ氏と彼の部下は、何年も前から原発の安全性における重大な欠陥について注意を喚起してきた。
しかし、誰も耳を貸そうとしなかった。
私の話を聞いてくれた人はほんのわずかな有識者だけで
その人たちの言うことなど誰も本気にしません。
日本ではその影響力の強いグループを呼ぶ名前があります。
原子力ムラ、というのです。
彼らの哲学は、経済性優先です。
この原子力ムラは東電、政府、そして
大学の学者たちでできています。
彼らが重要な決定をすべて下すのです。
私たちは東京で菅直人と独占インタビューした。
彼は事故当時首相で、第二次世界大戦以来
初の危機に遭遇した日本をリードしなければならなかった。
彼は唖然とするような内容を次々に語った、たとえば
首相の彼にさえ事実を知らせなかったネットワークが存在することを。
マスメディアでは彼に対する嘘がばらまかれ
彼は辞任に追い込まれた。
彼が原子力ムラに対抗しようとしたからである。
最大の問題点は、3月11日が起こるずっと前にしておかなければ
いけないものがあったのに、何もしなかったことです。
原発事故を起こした引き金は津波だったかもしれないが
当然しておくべき対策をしなかったことが問題なのです。
この過失は責任者にあります。
つまり、必要であったことをしなかった、という責任です。
では原発事故の原因は地震と津波ではなかったのか?
原子力ムラの足跡を辿っていくと、
嘘、仲間意識と犯罪的エネルギーの網の目に遭遇する。
調査は2つの大陸にまたがった。
まずカリフォルニアに飛んだ。
目的地はサン・フランシスコである。
私たちはある男性と話を聞く約束をしていた。
彼は長年原子炉のメンテナンスの仕事で
フクシマにも何度も来ており
かなり深刻なミスや事故を東電が隠蔽するのに遭遇した。
フクシマの第1号原子炉は70年代初めに
アメリカのジェネラルエレクトリック社が建設し
それ以来アメリカのエンジニアが点検を行ってきた。
そしてフクシマでは何度も問題があった。
東電は、点検後、なにをあなたに求めたのですか?
亀裂を発見した後、彼らが私に言いたかったことは簡単です。
つまり、黙れ、ですよ。
何も話すな、黙ってろ、というわけです。
問題があるなど許されない
日本の原発に問題など想定されていない
アメリカのエンジニア、ケイ・スガオカ氏も
それを変えようとすることは許されなかった。
1989年のことです、蒸気乾燥機でビデオ点検をしていて
そこで今まで見たこともないほど大きい亀裂を発見しました
スガオカ氏と同僚が発見したのは、それだけではない。
原子炉を点検している同僚の目がみるみる大きくなったと思うと
彼がこう言いました
蒸気乾燥機の向きが反対に取り付けられているぞ、と。
もともとこの原発の中心部材には重大な欠陥があったのだ。
スガオカ氏は点検の主任だったので
正しく点検を行い処理をする責任があったのだが
彼の報告は、東電の気に入らなかった。
私たちは点検で亀裂を発見しましたが、東電は
私たちにビデオでその部分を消すよう注文しました。
報告書も書くな、と言うのです。
私はサインしかさせてもらえませんでした。
私が報告書を書けば、180度反対に付けられている蒸気乾燥機のことも
報告するに決まっていると知っていたからです。
では、嘘の文書を書くよう求めたわけですか?
そうです、彼らは我々に文書の改竄を要求しました。
スガオカ氏は仕事を失うのを怖れて、10年間黙秘した。
GE社に解雇されて初めて彼は沈黙を破り
日本の担当官庁に告発した。
ところが不思議なことに、告発後何年間もなにも起こらなかった。
日本の原発監督官庁はそれをもみ消そうとしたのだ。
2001年になってやっと、スガオカ氏は「同士」を見つけた。
それも日本のフクシマで、である。
18年間福島県知事を務めた佐藤栄佐久氏は
当時の日本の与党、保守的な自民党所属だ。
佐藤氏は古典的政治家で
皇太子夫妻の旅に随行したこともある。
始めは彼も、原発は住民になんの危険ももたらさないと確信していた。
それから、その信頼をどんどん失っていった。
福島県の原発で働く情報提供者から約20通ファックスが届き
その中にはスガオカ氏の告発も入っていました。
経産省は、その内部告発の内容を確かめずに
これら密告者の名を東電に明かしました。
それからわかったことは、私も初めは信じられませんでした。
東電は、報告書を改ざんしていたというのです。
それで私は新聞に記事を書きました。
そんなことをしていると、この先必ず大事故が起きる、と。
それでやっと官僚たちもなにもしないわけにはいかなくなり
17基の原発が一時停止に追い込まれた。
調査委員会は、東電が何十年も前から重大な事故を隠蔽し
安全点検報告でデータを改竄してきたことを明らかにした。
それどころか、フクシマでは30年も臨界事故を隠してきたという。
社長・幹部は辞任に追い込まれ、社員は懲戒を受けたが
皆新しいポストをもらい、誰も起訴されなかった。
一番の責任者であった勝俣恒久氏は代表取締役に任命された。
彼らは佐藤氏に報告書の改竄に対し謝罪したが
佐藤氏は安心できず、原発がどんどん建設されることを懸念した。
そこで佐藤氏は日本の原発政策という
「暗黙のルール」に違反してしまった。
2004年に復讐が始まった。
12月に不正な土地取引の疑いがあるという記事が新聞に載りました。
この記事を書いたのは本来は原発政策担当の記者でした。
この疑惑は、完全にでっち上げでした。
弟が逮捕され
首相官邸担当の検察官が一時的に福島に送られて検事を務めていた。
彼の名はノリモトという名で
遅かれ早かれ、お前の兄の知事を抹殺してやる、と弟に言ったそうです。
事態は更に進み、県庁で働く200人の職員に
圧力がかかり始めました。
少し私の悪口を言うだけでいいから、と。
中には2、3人、圧力に耐え切れずに
自殺をする者さえ出ました。
私の下で働いていたある部長は、いまだ意識不明のままです。
それで、同僚や友人を守るため、佐藤氏は辞任した。
裁判で彼の無罪は確定されるが
しかし沈黙を破ろうとした「邪魔者」はこうして消された。
これが、日本の社会を牛耳る大きなグループの復讐だった。
そしてこれこそ、日本で原子力ムラと呼ばれるグループである。
ここ10~20年の間、ことに原子力の危険を訴える人間に対する
あらゆる形での圧力が非常に増えています。
大学の研究者が原発には危険が伴うなどとでも言おうものなら
出世のチャンスは絶対に回ってきません。
政治家はあらゆる援助を電力会社などから受けています。
しかし、彼らが原発の危険性などを問題にすれば、
そうした援助はすぐに受けられなくなります。
反対に、原発を推進すれば、多額の献金が入り込みます。
それは文化に関しても同じで
スポーツやマスコミも含みます。
このように網の目が細かく張りめぐらされて
原発に対する批判がまったくなされない環境が作り上げられてしまいました。
ですから原子力ムラというのは決して小さい領域ではなくて
国全体にはびこる問題なのです。
誰もが、この原子力ムラに閉じ込められているのです。
東電から献金を受け取っている
100人以上の議員に菅首相は立ち向かった。
その中には前の首相もいる。やはり彼と同じ政党所属だ。
ネットワークは思う以上に大きい。
多くの官僚は定年退職すると、電事業関連の会社に再就職する。
1962年以来東電の副社長のポストは
原発の監査を行うエネルギー庁のトップ官僚の指定席だ。
これを日本では天下り、と呼んでいる。
しかし反対の例もある。
東電副社長だった加納時男氏は当時与党だった自民党に入党し
12年間、日本のエネルギー政策を担当し
それからまた東電に戻った。
このネットワークについて衆議院議員の河野太郎氏と話した。
河野氏の家族は代々政治家で
彼の父も外相を務めた。
彼は、第二次世界大戦後日本を約60年間に渡り
支配した自民党に所属している。
原発をあれだけ政策として推進してきたのは自民党である。
誰も、日本で原発事故など起こるはずがない、と言い続けてきました。
だから、万が一のことがあったらどうすべきか、という準備も
一切してこなかったのです。
それだけでなく、原発を立地する地方の行政にも
危険に対する情報をなにひとつ与えてこなかった。
いつでも、お前たちはなにも心配しなくていい
万が一のことなど起こるはずがないのだから、と。
彼らはずっとこの幻想をばらまき事実を歪曲してきた
そして今やっと、すべて嘘だったことを認めざるを得なくなったのです。
この雰囲気が2011年3月11日に壊れた。
日本がこれまでに遭遇したことのない大事故が起きてからだ。
14時46分に日本をこれまで最大規模の地震が襲った。
マグニチュード9だった。
しかし、地震は太平洋沖で始まったその後の
ホラーの引き金に過ぎなかった。
時速数百キロという激しい波が津波となって
日本の東部沿岸を襲った。
津波は場所によっては30メートルの高さがあり
町や村をのみこみ消滅させてしまった。
約2万人の人がこの津波で命を失った。
そして福島第一にも津波が押し寄せた。
ここの防波堤は6メートルしかなかった。
津波の警告を本気にせず
処置を取らなかった東電や原発を監査する当局は
警告を無視しただけでなく、立地場所すら変更していたのだ。
もともとは、原発は35mの高さに建てられる予定でした。
しかし標高10mの位置で掘削整地し
そこに原発を建設したのです、低いところの方が
冷却に必要な海水をくみ上げやすいという理由で。
東電がはっきり、この方が経済的に効率が高いと書いています。
巨大な津波が、地震で損傷を受けた福島第一を完全ノックアウトした。
まず電源が切れ、それから
非常用発電機が津波で流されてしまった。
あまりに低い場所に置いてあったからである。
電気がなければ原子炉冷却はできない。
法律ではどの原発も非常用電源センターを用意することが義務付けられています。
福島第一ではその電源センターが原発から5キロ離れたところにあります。
これは津波の後、1分と機能しなかった。
それは職員が地震があったために、そこにすぐたどりつけなかったからです。
それで電源は失われたままでした。
こうして送電に必要な器具はすべて作動しませんでした。
つまり非常用電源センターは、本当の非常時になんの機能も果たさなかったということです。
法律では原発事故と地震が同時に起こるということすら想定していなかったのです。
菅直人はこの時、原発で起こりつつある
非常事態について、ほとんど情報を得ていなかった。
首相である彼は、テレビの報道で初めて、
福島第一で爆発があったことを知ることになる。
東電からは、その事故の報道があって1時間以上経っても
なにが原因でどういう爆発があったのかという説明が一切なかった。
あの状況では確かに詳しく究明することは難しかったのかもしれないが
それでも東電は状況を判断し、それを説明しなければいけなかったはずです。
しかし、それを彼らは充分に努力しませんでした。
2011年3月15日、災害から4日経ってもまだ
東電と保安院は事故の危険を過小評価し続けていた。
しかし東電は菅首相に内密で会い、
職員を福島第一から撤退させてもいいか打診した。
今撤退させなければ、全員死ぬことになる、というのだ。
それで私はまず東電の社長に来てもらい
撤退はぜったい認められない、と伝えた。
誰もいなくなればメルトダウンが起き
そうすれば莫大な量の放射能が大気に出ることになってしまう。
そうなってしまえば広大な土地が住めない状態になってしまいます。
菅は初めから東電を信用できず
自分の目で確かめるためヘリコプターで視察した。
しかし首相である彼にも当時伝えられていなかったことは
フクシマの3つの原子炉ですでにメルトダウンが起きていたということだ。
それも災害の起きた3月11日の夜にすでに。
東電の報告にも、東電を監査していた保安院の報告にも
燃料棒が損傷しているとか
メルトダウンに至ったなどということは一言も書かれていなかった。
3月15日には、そのような状況にはまだ至っていないという報告が私に上がっていました。
事故からほぼ1年が経った東京。
世界中であらゆる専門家が予想していたメルトダウンの事実を
東電が認めるまでなぜ2ヶ月も要したのか、私たちは聞こうと思った。
自然災害が起きてからすぐにこの原発の大事故は起きていたのである。
「原子炉1号機、2号機そして3号機でメルトダウンになったことを、東電はいつ知ったのですか」
「私どもは目で見るわけにはいきませんが
上がってきましたデータをもとに自体を推定し
燃料棒が溶けおそらく圧力容器の底に溜まっているだろう
という認識に達したのは5月の初めでした。」
膨大なデータに身を隠そうとする態度は今日も変わらない。
東電は、毎日行う記者会見でこれらのデータを見せながら、事態はコントロール下にあると言い続けている。
しかしこれらのデータの中には、本当に責任者たちは
なにをしているのかわかっているか、疑いたくなるような情報がある。
たとえばスポークスマンはついでのことのように
放射能で汚染された冷却水が「消えてしまった」と説明した。 
理由は、原発施設ではびこる雑草でホースが穴だらけになっているという。
「放射能で汚染された水を運ぶホースが
雑草で穴が開くような材料でできているというのですか?」
「草地に配管するのは私たちも初めてのことですが
穴があくなどのことについては知見が不十分だったと思っています。」
しかし原発の廃墟をさらに危険にしているのは
雑草だけではない。
私たちは富岡町に向かった。
ゴーストタウンだ。
原発廃墟の福島第一から7キロのところにある。
私たちはナカ氏に便乗した。
彼のような住民は、個人的なものをとりに行くためだけに
短時間だけ帰ることが許されている。
彼は、地震に見舞われた状態のまま放り出された会社を見せてくれた。
今では放射能のため、ここに暮らすことはできない。
この木造の建物はとても快適でした。
とても静かで、夏は涼しく、冬は暖かかった。
私たちは皆ここで幸せに暮らしていました。
80人の原発専門のエンジニアが彼のもとで働いており
原発事故後も、事故をできるだけ早く収束しようと努力している。
ナカ氏と彼の社員は、原発廃墟で今本当になにが起きているのか知っている。
私たちの最大の不安は、近い将来、
廃墟の原発で働いてくれる専門家がいなくなってしまうことです。
あそこで働く者は誰でも、大量の放射能を浴びています。
どこから充分な数の専門家を集めればいいか、わかりません。
しかし、まだ被爆していない原発の専門家を集めなければ
事故を収束するのは不可能だ。
例えこれから40年間、充分な専門家を集められたとしても
日本も世界も変えてしまうことになるかもしれない一つの問題が残る
今原発は安全なのですか?
そう東電と政府は言っていますが
働いている職員はそんなことは思っていません。とても危険な状態です。
私が一番心配しているのは4号機です。
この建物は地震でかなり損傷しているだけでなく
この4階にある使用済み燃料プールには
約1300の使用済み燃料が冷却されています。
その上の階には新しい燃料棒が保管されていて
非常に重い機械類が置いてあります。
なにもかもとても重いのです。もう一度大地震が来れば
建物は崩壊してしまうはずです。
そういうことになれば、また新たな臨界が起こるでしょう。
このような臨界が青空の下で起これば
日本にとって致命的なものとなるだろう。
放射能はすぐに致死量に達し、原発サイトで働くことは不可能となる。
そうすれば高い確率で
第1、2、3、 5、 6号機もすべてが抑制できなくなり
まさにこの世の終わりとなってしまうだろう。
東京で著名な地震学者の島村英紀氏に会った。
2月に東大地震研が地震予知を発表したが
それによれば75%の確率で4年以内に
首都を直下型地震が襲うと予測されている。
このような地震があった場合に原発が壊滅して
確率はどのくらいだとお考えですか?
-はい、とても確率は高いです。 
-どうしてですか?
計測している地震揺れ速度が、これまでの予測よりずっと速まってきています。
私たちはここ数年千以上の特別測定器を配置して調査してきましたが
それで想像以上に地震波が強まり、速度も増していることがわかったのです。
これは日本の建築物にとって大変な意味を持つだけでなく
原発にとっても重大な問題となることを島村氏は説明する。
これが原発の設計計算です。
将来加速度300~450ガルの地震が来ることを想定しています。
そして高確率で発生しないだろう地震として600ガルまでを想定していますが
この大きさに耐えられる設計は原子炉の格納容器だけで
原発のほかの構造はそれだけの耐震設計がされていないのです。
しかし私たちの調査では、最近の地震の加速度がなんと
4000ガルまで達したことがわかっています。
想定されている値よりずっと高いのです。
電気会社は、それを知って増強をしなかったのですか?
今のところ何もしていません、不十分であることは確かです。
これだけの地震に耐えられるだけの設計をしようなどというのは
ほとんど不可能でしょう。
ここは原発廃墟から60キロ離れた場所だ。
フクシマ災害対策本部では東電、保安院、福島県庁が共同で
原発の地獄の炎を鎮火するための闘いの調整をはかっている。
私たちは東電の災害対策部責任者にインタビューした。
ことに彼に訊きたいのはどうやって今後
これだけ損傷している原発を大地震から守るつもりなのか、ということだ。
ことに、危ぶまれている4号機について訊いた。
4号機の使用済み燃料プールには夥しい量の使用済み燃料が入っています。
これをすべて安全に保つためには、燃料プールの増強が必要です
燃料プールのある階の真下に、新しい梁をつけました。
原発はほとんど破壊したといってもいいわけですが
原発が健在だった1年前ですら大地震に耐えられなかった構造で
どうやって次の地震に備えるつもりなのでしょうか?
我々は耐震調査を4号機に限らず全体で行いました。
その結果、問題ないという判断が出ています。
でも地震学者たちは4000ガルまでの地震加速度が測定されていて
これだけの地震に耐えられるだけの原発構造はないと言っています。
半壊状態のフクシマの原発の真下でそのような地震が来ても
全壊することはないと、なぜ確信がもてるのですか?
その4000ガルという計算は別の調査ではないでしょうか
それに関しては、私は何とも言いかねます。
原発を日本で稼動させるだけの心構えが、東電にできているとお考えですか?
それは答えるのが難しいですね。
これがやってきたことの結果です。
この結果を人類はちゃんと知るべきだと思います。
一緒に未来の政策をつくっていくことができるように







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小沢元代表意見陳述の詳細

2012-03-22 21:49:33 | 真相の深層


小沢元代表意見陳述の詳細

裁判長のお許しをいただき、本裁判の結審に当たり、私の見解を申し上げます。
5ヵ月半前、私は指定弁護士による起訴状に対し、次のように申し上げました。

(1)東京地検特捜部による本件強制捜査は、政権交代を目前に、野党第一党の代表である私を政治的・社会的に抹殺することが目的であり、それによって政権交代を阻止するためのものだったと考えられる。
それは、主権者である国民から何の負託も受けていない検察・法務官僚による議会制民主主義の破壊行為であり、国民主権への冒とくである。

(2)指定弁護士の主張は、そのような検察の不当・違法な捜査で得られた供述調書を唯一の証拠にした東京第5検察審査会の誤った判断(起訴議決)に基づいたものにすぎない。

(3)したがって、本裁判は直ちに打ち切るべきであり、百歩譲って裁判を続けるとしても、私が罪に問われる理由はない。政治資金規正法の言う「虚偽記載」に当たる事実はなく、ましてや私が虚偽記載について共謀したことは断じてない。

(4)今、日本が直面する危機を乗り切るためには、このような国家権力の濫用を止め、政党政治への国民の信頼を取り戻し、真の民主主義を確立する以外に方法がない。
以上の見解は、これまで15回の公判を経て、ますます鮮明になったと思います。

以下、その事実を具体的に申し上げます。
基より、「法の下の平等」「推定無罪」「証拠裁判主義」は、法治国家の大原則であります。
ところが、東京地検特捜部の強制捜査は、それらをことごとく無視して、証拠に基づかない不当な推認を積み重ねただけのものでありました。まず、政治資金規正法の制定以来、本日ただ今に至るまで、政治資金収支報告書に間違いや不適切な記載があっても、実質的犯罪を伴わない限り、検察の言う「虚偽記載」も含めて、例外なくすべて、報告書を修正することで処理されてきました。

それにもかかわらず、私のケースだけを単純な虚偽記載の疑いで強制捜査、立件したことは、「法の下の平等」に反する恣意的な法の執行にほかなりません。また、前田元検事がこの法廷で、「取り調べの初日に、木村主任検事から『これは特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなかったら特捜部の負けだ』と言われた」と証言したように、「推定無罪」どころか、最初から「有罪ありき」の捜査、立件でした。

さらに、形式的には「証拠裁判主義」にのっとって、私を2度不起訴にしておきながら、その実、違法・不当な捜査で得た供述調書と「小沢有罪ありき」の捜査報告書を東京第5検察審査会に提供することで、同審査会の議決を「起訴議決」へと強力に誘導しました。その動かない証拠が、石川元秘書が虚偽記載を私に報告、了承を得たとの供述を維持したという平成22年5月17日の田代検事作成の調書と捜査報告書であります。

去る2月17日の公判で、裁判長が、「検察審査会の再度の議決の判断材料として提供することを予定しながら、違法不当な取り調べを行い、石川に供述を維持させた」、「捜査報告書の記載は事実に反する」と指摘されたとおりだと思います。とりわけ重大な問題だと思うのは、田代検事自身が法廷証言で、「捜査報告書は上司に言われて作った。検察審査会に提供される可能性はあると思っていた」と認めたように、石川元秘書が供述していない虚偽の事実を意図的に報告書に記載し、東京地検が、それを検察審査会に提供したことであります。

その悪質さにおいては、厚生労働省元局長村木厚子氏の虚偽公文書作成事件で、前田元検事が証拠を改ざんした事件を上回るのではないかと思います。そして、その虚偽の供述調書と捜査報告書は、平成22年9月、検察審査会が起訴議決をして、私の強制起訴を決めた最大の証拠とされました。

それは、検察審査会の議決文が石川元秘書の調書を信用できるとした理由について、虚偽の捜査報告書の内容を踏まえて、「再捜査で、石川自身が供述を維持した理由を合理的に説明している」と明記していることで明らかであります。

ところが、東京地検特捜部による強力な検察審査会誘導はそれだけにとどまりません。
先に、裁判長が田代検事による石川元秘書の違法不当な取り調べについて、「個人的なものではなく、組織的なものであったとも疑われる」と指摘され、花崎検事による池田元秘書の取り調べについても、「利益誘導があった」、「取り調べメモを廃棄した」と認定されたとおり、当時の佐久間部長、齋藤副部長、吉田副部長、木村主任検事ら特捜部あげての審査への誘導工作だったと考えられます。

実際、東京地検が検察審査会の再審査に提供した、ほかの捜査報告書を見ると、「小沢は3回にわたる取り調べでも合理的な説明ができず、不自然な弁解に終始した」、「政治資金収支報告書に関する小沢の供述は虚偽である」、「小沢の共謀を推認する積極的証拠となり得る」、「小沢には本件不記載・虚偽記載の動機があった」等々、「小沢有罪ありき」の推認の記述ばかりで、明らかに、起訴議決をしない方がおかしい、強制起訴すれば裁判でも勝てる、と誘導しています。

仮に、それら捜査報告書と供述調書が、ほかの政治家に関するものであり、かつ私がそれを審査する検察審査会の一員だったとしたら、私も「起訴議決」と誤った判断をしていただろうと思うほど、強烈で執拗な工作であります。

加えて、前田元検事が、「東京地検では証拠隠しが行われた。検察審査会では全ての証拠を見ていない」と証言したように、検察の「小沢有罪ありき」の見立てに合わない取り調べ結果は供述調書にせず、そのメモさえ審査会に提供しませんでした。

そのような検察の手法には、司法の支配者然とした傲慢ささえうかがわれます。
事実、東京地検は、本公判開始の9か月も前の昨年1月に、田代検事並びに特捜部副部長による捜査報告書の虚偽記載の事実を把握しておきながら、放置、黙認し、指定弁護士にも、裁判所にも、私の弁護団にも一切伝えなかったと報道されています。

特に、指定弁護士が強制起訴手続きを行う前にその事実を把握していたのに、指定弁護士に知らせなかったのは、言語道断であると思います。

本件は、ただ単に検察が私個人に対して捜査権・公訴権という国家権力を濫用したということではありません。
野党第一党の代表である私を強制捜査することで政権交代を阻止しようとし、政権交代後は与党幹部である私を強制捜査ー強制起訴することで新政権を挫折させようとした、その政治性に本質があります。

検察は、2年間もの長きにわたって、不当・違法な捜査を行い、あまつさえ検察審査会の審査・議決を誘導して、強力に政治への介入を続けました。それは正に、議会制民主主義を破壊し、国民の主権を冒とく、侵害した暴挙と言うしかありません。その実態が15回の公判を通じて、具体的事実によって、いよいよ鮮明になったことが、本裁判の一番の意義である、と私は思います。

以上のように、検察審査会の起訴議決は、私を強制起訴させるために東京地検がねつ造した違法不当な供述調書と捜査報告書に基づく誤った判断であり、その正当性が失われたことが明白である以上、私にはいかなる点でも罪に問われる理由はありません。
私は無罪であります。

もちろん本来は、本件控訴は棄却されるべきものであります。
もし、何らかの理由で公訴が棄却されない場合でも、私にはいかなる点でも罪に問われる理由はありません。政治資金規正法の言う「虚偽記載」に当たる事実はなく、ましてや私が虚偽記載について元秘書と共謀したことは絶対にありません。

東日本大震災からの復興は、丸1年経っても本格化するに至らず、福島第一原子力発電所の事故は依然として収束の目途すら立たず、一方では歴史的円高によって国内産業の基盤が崩れ始め、欧州の金融危機に端を発する世界恐慌の恐れが迫って来ている今、日本の経済・社会の立て直しは一刻の猶予も許されない事態になっています。

そのためには、検察・法務官僚による政治のろう断に即刻、終止符を打ち、速やかに政党政治に対する国民の信頼を取り戻して、議会制民主主義を機能させなければなりません
。裁判長はじめ裁判官の皆様におかれましては、見識ある公正なご判断を下されるようお願い申し上げ、私の意見陳述を終えます。
ありがとうございました。







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■ 小沢一郎元民主党代表への禁錮三年の論告・求刑は、「検察官役の指定弁護士」と

2012-03-22 20:27:37 | 杉並からの情報発信

■ 小沢一郎元民主党代表への禁錮三年の論告・求刑は、「検察官役の指定弁護士」と
 「菅政権の元閣僚」と「最高裁事務総局」との事前打協議で決めた可能性が高い!

検察官役の3名の指定弁護士(大室俊三弁護士、村本道夫弁護士、山本健一弁護士)は
「3月9日の「小沢裁判」論告求刑公判(大善文男裁判長)で、「周到な準備と
巧妙な工作による計画的で悪質な犯行。法を軽視し、規範意識は著しく鈍っており、再犯の恐れは大きい」
として小沢一郎民主党元代表に対して禁錮三年の求刑をしました。

この強気の論告・求刑の背景には、【3名の検事役弁護士】と「菅政権の民主党反小沢閣僚」
(仙石由人官房長官、野田財務大臣、江田五月法務大臣、前原誠司国土交通大臣、岡田克也外務大臣ら?)
と「最高裁事務総局」が事前協議して決めた可能性が高い、という極秘情報が届きました。

「日本一新の会」代表平野貞夫氏が本日付けのメルマガでこの件を書かれています。

記事全文は添付ファイルでお読みください。

記事の最重要部分を抜粋して以下に書きますのでお読みください。

3月22日付けメルマガ:「日本一新運動」の原点!101」より抜粋

(抜粋記事)

<菅政権の元閣僚たちが、論告・判決に干渉しているとの情報あり>

小沢氏「有罪」の危惧が残る中で、看過できない情報が3月16日(金)、私に
届いた。政府や国会議員の情報管理に詳しい専門家からである。「菅政 権の閣
僚であった複数の政治家が、小沢裁判の指定弁護士と論告内容に突いて意見を交
換していた。詳細は明らかにできないが、方法としてメールや ファックスが用
いられたらしい。論告求刑案が「添付ファイル」により議員関係者と指定弁護士
と周辺者でやり取りされた可能性があるとのことだ。最 高裁関係者とも意見交
換をやっている可能性が高いようだ」とのこと。にわかには信じられない情報な
ので、国内外のインテリジェンス活動に詳しい国 会銀秘書に意見を聴いたとこ
ろ、「この情報が正しい可能性がhある。定常的に日本の政府と国会議員らの
メールを監視している海外のインテリジェン ス・もミュニティなどは、自分の
国の国益にかなう情報はそれなりのキーパーソンには伝えることがある。まして
我が国の用心の電子メールは、副っ数 の外国の情報機関には筒抜けが実態
だ。」との話が返ってきた。もしこれらの情報が正しいと仮定すれば、この国の
内部で恐ろしい事態が進行している と言わざるを得ない。

(抜粋終わり)

▲ 事前協議した可能性のある3者を証人喚問せよ!

3月9日の小沢一郎元民主党代表への禁錮三年の論告・求刑は、「3名の検事役
の指定弁護士」と「菅政権の反小沢閣僚」と「最高裁事務総局」が事前に打ち
合わせて決定した可能性が高いのと同じように、4月26日に予定されている
「小沢裁判」の一審判決は同じ3者による事前協議ですでに「有罪」が決定されて
いる可能性があると思います。

日本の裁判所が「法の支配」に基づく「証拠主義」のまっとうな裁判を行なって
いれば、4月26日の「小沢裁判」一審判決は当然ながら「無罪判決」です。
しかし日本の司法が決して中立ではなく、「小沢抹殺」という米国の利益と時の政
権と既存勢力の利害のために働くものである以上、大善文男裁判長が「最高裁事務総局」
が書いた「有罪判決」を出読み上げる可能性はあると思います。

良識ある国会議員は、国政調査権を使って論告・求刑の内容を事前協議して決定
した可能性のある「3名の検事役の指定弁護士」と「菅政権の反小沢閣僚」と
「最高裁事務総局責任者」を調査し国会に証人喚問して事前協議の真相を直ち
に追求すべきである。

そして、良識のある「フツーの市民」は「小沢裁判」に決して「有罪判決」を出させない
幅広い国民運動を展開すべきです。

(終わり)








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 小沢一郎氏の「強制起訴裁判」

2012-03-22 14:48:54 | 謀略と真相
href="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/12/52d7cc9c1f738307f258e8e6b34e9035.jpg" border="0">


 小沢一郎氏の「強制起訴裁判」を整理してみたが、誰がどう考えても、この裁判は民主国家ではあってはならない問題である。本来であれば、「小沢裁判」は直ちに中止して、ここに至った理由や原因、政治や検察、検察審査会の実態、裁判のあり方、最高裁事務総局をはじめとする司法の劣化などを検証すべきである。

 本来、その役割は国会が行うべきであるが、どういうことか、極少数の国会議員しか関心がない。議会民主政治を崩壊させているのが「小沢裁判」という認識を、国民とともに共有すべきである。



(小沢氏「有罪」の見方が消えない理由)


 意図的に、小沢氏に敵愾心を持つ人や組織を除いて、国民のほとんどが、4月末に予定されている判決に、よもや有罪が出るとは考えていない。法と証拠で裁判が行われる近代国家ならその通りだ。残念ながら、わが国の法曹界のエリートたちの一部には、人の道とか国家理性とか、権力の倫理性ということに無知な人たちがいる。それらの事情を知る専門家の中には、小沢氏が「有罪」となる可能性を危惧する人たちが少なからずいる。

 理由は、マネーゲーム資本主義でマネーを得ることだけを絶対的価値とする人物がいることと同じように、法曹界にも、権力のある地位に就くことを最大・最高の価値とする人種がいるからだ。それらの人たちは、若い頃、左翼過激派の内ゲバなどで活躍し、現在のわが国の政界など重要な場所で暗躍しているといわれている。さすれば、小沢氏が強制起訴となり、裁判に至った経緯を詳しく検証する必要がある。



 主な出来事を時系列で並べてみよう

① 平成22年 2月 4日 東京地検特捜部―小沢氏不起訴決定。

②   〃     12日 市民団体が小沢氏を第五検察審査会に申立。

③   〃   4月13日 読売新聞に、法務省所管の財団法人「民事情報センター」理事長。
              香川保一氏(元最高裁判事、元法務省官房長)の金銭スキャンダル
              記事が載る。

④   〃   〃 16日 衆議院法務委員会で民主党の竹田光明委員が、民事法情報
              センター・香川保一氏理事長問題を採りあげ千葉法務大臣を厳しく
              追及。

⑤   〃   〃 27日 東京第五検察審査会は、小沢氏を起訴相当と議決。

⑥   〃   5月 8日 突如として「民事法情報センター」解散。

⑦   〃   〃 21日 東京地検特捜部再び小沢氏を不起訴。

⑧   〃   6月 2日 鳩山首相・小沢幹事長辞任。

⑨   〃   〃  4日 民主党代表選。菅氏が樽床氏を破り新代表。

⑩   〃   〃  8日 菅内閣成立。記者会見にて小沢排除宣言。

⑪   〃   9月14日 民主党代表選で菅氏再選、同日に東京第五検察審査会は、
              小沢氏を起訴相当と再議決。

⑫   〃  10月 4日 東京第五検察審査会は、小沢氏を起訴議決と公表。

⑬ 平成23年 1月31日 指定弁護士は小沢氏を強制起訴。

⑭   〃   2月22日 民主党、強制起訴された小沢氏を、判決確定まで党員資格停止とする。

⑮   〃  10月 6日 第1回の冒頭陳述で、小沢氏裁判の中止を主張
             (後の公判で、検察審査会起訴議決の前提となった検察調書
              などが捏造されたことが明らかになる)。

⑯ 平成24年 3月 9日 指定弁護士、禁錮三年を求刑。

⑰   〃   〃 19日 最終弁論。小沢氏は「捜査は、政権交代を阻止・挫折させるため
              であった」と発言。




 これらの一連の出来事の中、第五検察審査会で何が起こっていたのか。最も重大な疑惑は、法曹界の大物・元最高裁判事で、元法務省官房長の香川保一民事法情報センター理事長の『刑事事件』となるべき金銭スキャンダルを、何故、誰がモミ消したのか。そして、最高裁と法務省に絶大な『貸』をつくったのは誰か。その『貸』をどう悪用したのか。この究明は国会でもまったくなされていない。

 時系列で推論すると、第五検察審査会が小沢氏を再度起訴相当とするかどうかの議論を始める時期に、鳩山内閣から菅内閣に移っている。となると、これに影響を与えたのは菅内閣の有力閣僚で、法曹界に顔の利く人物たちが浮かび上がる。さらに千葉法務大臣と後任の法務大臣が、香川保一民事法情報センター理事長問題にどう関わったのかも、重大な問題である。この問題は民主党政権の「事業仕分け」という看板政策で発覚したものだ。握りつぶしたり、尻切れトンボにはできない事案のはずだ。

 経緯を見ると、握りつぶしたか、モミ消したことは確実といえる。政権政党としての責任があるはずだ。第五検察審査会が「強制起訴」に向けて再び審査を始めるのは、菅首相が「小沢排除」を宣言してからである。

 これに対応させたのが、小沢氏を法的に、強制起訴で政界から排除しようとする企てが、菅政権で始まったと推論することができる。その原動力となったのは「香川理事長問題」で、菅政権が法務省や最高裁事務総局に絶大な『貸』をつくったことである。

 東京第五検察審査会が、東京地検特捜部の再度の不起訴決定を受けて、二度目の審査を始めた動機や手続き、審査員の選任問題、議決の無効論等、異常、違法、不条理なことが続出し、多くの国民が疑惑を持っている。

 3月19日の小沢弁護団の最終弁論が指摘したとおりである。



(菅政権の元閣僚たちが、論告・判決に干渉しているとの情報あり) 


 小沢氏「有罪」の危惧が残る中で、看過できない情報が3月16日(金)、私に届いた。政府や国会議員等の情報管理に詳しい専門家からである。「菅政権の主要閣僚であった複数の政治家が、小沢裁判の指定弁護士側と論告の内容について意見を交換していた。詳細は明らかにできないが、方法としてメールやファックスが用いられたらしい。論告求刑案が『添付ファイル』により議員関係者と指定弁護士周辺者でやりとりされた可能性があるとのことだ。最高裁関係者とも意見交換をやっている可能性が高いようだ」とのこと。にわかにはとても信じられない情報なので、国内外のインテリジェンス活動に詳しい国会議員秘書に意見を聴いたところ、「この情報が正しい可能性はある。定常的に日本の政府と国会議員らのメールを監視している海外のインテリジェンス・コミュニティなどは、自分の国の国益にかなう情報はそれなりのキーパースンには伝えることがある。まして我が国の要人の電子メールは、複数の外国の諜報機関には筒抜けが実態だ。」との話が返ってきた。もしこれらの情報が正しいと仮定すれば、この国の内部で恐ろしい事態が進行していると言わざるを得ない。



 小沢裁判について、もっとも真剣に「法と証拠」にもとづいて、指定弁護士と法廷論争を展開しているのが小沢弁護団だ。また、有識者の中でも「これが有罪なら、もはや裁判ではない」と主張する法律の専門家もいる。しかし、残念ながら「小沢問題」は始めから「政治捜査」で、それが「政治裁判」として強行されてきたのである。その最終段階で、確認を要する問題であるが菅政権の複数の閣僚経験者が、人間として許すことのできない不条理なことを企てているようだ。

 恐らくこの問題は、情報源を公開しない限り、確認することは不可能と思われる。それでも、可能性がある限り国民的監視を強化し、判決の日まで残された時間は少ないが、登石判決のような「政治裁判」となる可能性を防ぐしかない。

 繰り返していうが「政治捜査・裁判」である以上、それを糾すのは裁判所ではなく国会議員である。まずは、党内からこのような不逞の輩を排除しないと、東日本大震災・福島原発災害の本格的復旧・復興はもとより、国民が平和で安穏に暮らせる政治を期待することは至難である。
 わが国の政治に「人間らしい顔」が宿ったとき、議会民主政治が定着したといえる。







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毎日新聞の「小沢公判」社説を切る

2012-03-22 10:51:47 | マスゴミ


毎日新聞の「小沢公判」社説を切る


小沢裁判の最終弁論を新聞各社はどのように報道したのだろうか。毎日新聞が、珍しく20日の社説で19日の小沢公判を取り上げた。社説が論説委員の総意だとするなら、論説委員の見識の無さに呆れる内容である。小沢事件の本質は、検察が国家権力を行使して、民意を歪めようとした事件である。真のジャーナリストなら、公判を通じその事実に気付くはずだ。それに気付かない鈍感さに驚きを禁じえない。

社説の内容は、捏造捜査報告書のことが主である。まず、これまで朝日や読売が報道し、毎日だけが全く報道しなかった市民グループによる田代検事の刑事告発について「捜査を尽くすのは当然だ。だがそれで足りる問題ではない」とアリバイ作りをしている。だが、捜査報告書の捏造について、検察の責任は極めて大きいと書きながら、「検察は虚偽記載の経緯をしっかり検証・公表すべきだ」としか書いていない。

小沢氏が最終意見陳述で、「法の下の平等」「推定無罪」「証拠主義」は法治国家の大原則だと述べた。民主主義にとって重要なこの指摘に関する論評は全くない。小沢氏の陳述に応じた箇所を強いて取り上げるなら、「検察が検察審査会の起訴議決を誘導したとの元代表側の指摘にも正面から応えてほしい」という一節だけである。そして、相も変わらず「道義的責任」と「説明責任」を書いている。

社説にはこう書いてある。「刑事責任と政治家としての道義的責任は、切り分けるべきだ。だが、法廷での元代表の発言などを通じ、改めて国会の場での説明責任の必要性が示されたことは指摘しておきたい」。検察の「妄想」から始まった刑事事件の道義的責任とはいったい何だ。道義的責任があるのは、「妄想」捜査を許した検事総長や地検の検事正であり、裏付けも取らずに「妄想」を報道したマスコミだろう。

処で、小沢事件ではしばしば「説明責任」という言葉が使われているが、どういう意味で使っているのだろうか。おそらく「説明」と「責任」の単純な合成語か四字熟語のつもりだろう。だが政治用語の「説明責任」は、英語の“Accountability”を邦訳したものである。本来の意味は、国民の税金を使った官僚が、その税金の使途を、国民に対して説明する責任があるという意味である。

一連の小沢事件について「説明責任」を言うのなら、先ずは東京地検特捜部が、検事と検察事務官を100人も動員し、約2年間、50社のゼネコンなどを捜査したその費用の使途について説明することが第一となる。百歩譲って、マスコミや自民党議員などが軽々しく使う「説明+責任」だとして、小沢氏に何の説明を求めるのだろう。また、「妄想」で公訴されたことのどこに「責任」があると言うのだろう。

毎日の社会面では、社会部記者が「4億円の疑問が解消されていない」との趣旨の傍聴記を書いている。これからして、毎日は4億円の原資の説明を求めるのだろうか。小沢氏は公判で4億円について述べた。それは2年前の検察による取り調べ後の記者会見で、氏が説明した内容とほぼ同じであった。それを報道しなかったのはマスコミである。逆にマスコミには、「報道しなかった」理由を説明する責任がある。

一連の小沢事件で「説明+責任」が求められるのは、第一に検察である。説明すべきことは明々白々だ。まずは「妄想」の動機であり、次に憲法で定められた「法の下の平等」に反する訴追をした理由である。主権者の代表である国会議員に対し「全面戦争」を仕掛けたのは、一行政組織の検察であった。その戦犯を追及するため、国会は現・元検事総長を証人喚問すべきだ。それが国民の代表として、最低の義務だろう。

次に「説明+責任」が求められるのはマスコミだ。一連の捜査関連の誇大妄想的報道を一々挙げ求めるとキリがない。そこで筆者は皮肉を込めて、マスコミには次の説明責任を求める。本件に関しマスコミ各社の有力論説委員が、官房機密費を受け取った疑惑がある。受け取っていないと言うのなら、客観的証拠を示すべきである。さて、このような「悪魔の証明」に近いことを求めていたことに気付くだろうか。(笑)

毎日新聞の社説以外にも、19日のマスコミ報道で、依然として「説明責任」と宣たまわったキャスターやコメンテーターが居たようだ。こういう発言をはじめ、マスコミの恣意的な報道が、大善裁判官をして、変な決断をさせる「きっかけ」にならないようにしなければならない。それが出来るのは、今のところネット社会だけである。真の民主主義を手にするには、国民一人ひとりが目覚める以外にはないのである。
<徳山 勝> ( 2012/03/21 18:30 )





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■ 現役警官として初めて「警察の裏金」実名告発した仙波敏郎氏が

2012-03-21 18:10:13 | 杉並からの情報発信



■ 現役警官として初めて「警察の裏金」実名告発した仙波敏郎氏が
 「日本の警察は最大の犯罪組織」と断言!(訂正・加筆版)


(仙波敏郎氏左と故東玲治氏右)

一昨日の日曜日(3月18日)夕方5時半より、2005年1月に現役警官とし
て初めて「警察の裏金」を実名告発した仙波敏郎氏をお招きして「緊急日曜勉強会」
を開催し約3時間にわたり「警察の裏金」を語っていただきました。

仙波氏は「日本の警察は最大の犯罪組織」と断言されていました。

勉強会の模様はUst中継で配信されましたが、当方のミスで最初の5分だけの録
画しか残らず残りの大部分はアーカイブでの配信ができなくなりました。誠に
申し訳ありませんでした。

最初の部分のUst映像です。

http://www.ustream.tv/recorded/21187744

勉強会の一部はYoutube映像で視聴できます。

http://www.youtube.com/watch?v=aVfcOSEiPlY&feature=player_embedded

▲ 仙波敏郎氏が「緊急日曜勉強会」で話されたポイント(訂正・加筆版)

(1)日本の警察は年間3兆2000億円の予算を持ち、500名のキャリアー
が30万人のノンキャリア警察官と一般職員を支配している。

(2)キャリアが一年間に横領する「裏金」は、自分の告発以前は400億円、
現在は年間200億円。膨大な偽領収書の作成に全警察官が駆り出されている。
領収書の平均金額を5000円とすると、偽領収書の数は400億円で800万枚、
200億円だと400万枚となる。

(3)「警察の裏金」の大部分はキャリーアが取り、次に准キャリーアが取り、
残りをノンキャリアと一般職員が取るようになっている。警察組織全体が共犯
関係となり内部告発を許さないようにしている。

(4)2004年暮れ頃、自分が近々実名告発する事を県議員の密告で知った愛
媛県警本部の幹部は自分を呼んで「特進をさせてやる。好きな部署につけてやる」
という「買収工作」を行った。自分は断って退出したが、その帰り道自分を逮捕
しようとして追尾して来た自動車2台とカーチェイスを展開、上手くまくことができた。

(5)ある時、県警本部の幹部が「仙波をやれ」と部下に命令したが、自分と同期の
出世頭の幹部が「仙波を逮捕したりすれば彼は徹底的に抵抗し死者が出ます」と諌言
したため中止された。「もしも相手が私の体に触ってきたら、柔道、剣道、空手計8段、
握力65kgの私は少なくとも一人は道連れにし て自分も死ぬ覚悟だった」

(6)現職の警官は自分との接触は禁止されているが、すれ違いざまに「感謝」
の言葉を言われる場合が多い。警察官は真面目な人間が多く、彼らは 「裏金」
の存在を疎ましいと思っていて内部告発した自分に対して表立っての支持はでき
ないが共感してくれている人が多い。

(7)ヤクザからも「感謝」されたり丁寧な挨拶を受ける場合が多い。彼らは違
法行為で生計をたてる犯罪者が多いが、少なくとも刑罰を受けて服役し てい
る。一方警察は莫大な金額の公金を横領し、公文書偽造し、脱税行為をしている
のに何の刑罰も受けていない。ヤクザが自分を応援する気持ちはよ くわかる。

(8)自分の著書【現職警察官「裏金」内部告発】(講談社)は全警察官に購読
禁止令が出されているが、数万部売れてベストセラーとなっている。

(9)米国には「キーダム法」という法律があり、内部告発のお陰で公金の出費が
抑えられた場合、内部告発者に節約された税金の1/3が報奨金として支払われ
る制度があるとのこと。もしも自分告発が米国でなされたなら「警察の裏金」
が400億円から200億円に減ったので差額の200億円の1/3約68億円が
支払われることになる。

(10)鹿児島地検は鹿児島県阿久根市前翅長竹原信一氏を追い落とす為に本気
で逮捕・起訴しようとしていた。竹原前市長は「逮捕されても留置場か ら市長
の職務を果たす」と覚悟を決めていたが、竹原市長から副市長に任命された自分
は担当の鹿児島地検3席の検事に会い「もしも竹原市長を逮捕す れば、鹿児島
地検が300万円の裏金で飲食していた事を暴露する」と言ってその動きを止めた。

(11)警察内でのセクハラは酷いものだ。警察幹部が一般職の女性をレイプし
てさんざんおもちゃにしても表沙汰にはならない。

(12)警察庁国松長官の狙撃事件が発生した時、彼が愛人か恋人かはわからないが、
「家族がいる住居ではないところのマンションから朝出てきた所を狙撃された」と書いた
報道は皆無だった。自分はこの事件は犯人が捕まらず時効となる、と予想したがその
とおりになった。警察長長官の年収2000万円で8000万円の自宅マンションと
8000万円の愛人か恋人かわからないが家族の住居以外のマンションをどうして買
えるのか?裏金で買ったのだ。そのマンションは一週間後に所有者名義が変更された。

(13)自分は、2004年に「警察の裏金」を実名告発した元北海道道警原田
信ニ釧路方面本部長から一度お会いしたいとの申し出を断ったことがある。何
故ならば、原田さんは警察をやめて8年間の時効が終わってから告発したのであ
り、准キャリアとして裏金にどっぷり使ってきた人だ、との思いがあったから
だった。しかし松山まで来ていただきお会いした途端「自分は何とスケールに小さい人間
だった」と痛感した。原田さんの大きな人間性に感銘し今では一緒に戦っている。

(14)松山東高校の先輩には「検察の裏金」を告発した元大阪高検公安部長の
三井環氏がいる。大先輩には正岡子規や「坂の上の雲」の秋山兄弟がいる。

(15))松山東高校の同期で「仙波敏郎さんを支える会」を結成し代表を努め
てくれ、国賠闘争や全国での講演会活動を全面的に支えてくれた盟友の 元産経
新聞記者東玲治がいる。今自分があるのは彼のおかげだと思っているが、東玲治
は2008年10月21日自宅で倒れ59歳の若さで帰らぬ人と なった。自分
は現場に立ち会ったが、便所の窓ガラスが割れている不審な状況にも拘わらず警
察官は若い研修医に「死因は狭心症だ」と強制するような 断定的な口調で言
い結局不審死扱いされず検視もされなかった。

(16)法務省は実質検察官が支配している。課長職以上のキャリアは60名。
そのうち約30名が検察官出身、10名が判事出身、20名が赤レンガ 組(法
務省生え抜き)。

(17)税関は外国人密入国や麻薬・覚せい剤密輸の捜査権がないので、捜査を
委託する検察官に猛烈な官官接待を行なっている。

▲ 仙波氏の街頭演説

同じ日(3月18日)午後に渋谷駅前で開催された「小沢一郎は無罪!街頭演説
会」で仙波氏がマイクを持って話された内容をブロガーの日々坦々さん がアッ
プしてくれましたので以下に転載させて頂きます。

http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1441.html

(以下転載)

元愛媛県警の仙波です。警察見張り番をしております。

今、日本の警察は大変なところに入っています。

検察庁も同じであります

無実の人が冤罪で刑務所に入っています。

それは全て警察の裏金が原因であります。

自分が冤罪で逮捕されて初めて警察の酷いことを知るわけです。

今、日本の警察官は約30万人、国家予算3兆2000億円です。

そのうち200億円は、管理職の懐に入っています。

皆さんの税金をねこばばしているのは日本の警察であります。

特に最近の警察官の不祥事は毎日のようにあります。

東京警視庁だけでも、王子警察署で警察官が会社の金を平気で盗んでいます。

湾岸警察のお巡りさんは、落し物のお金160万円をねこばばしております。

犯罪を検挙する捜査する日本の警察は自らが犯罪組織になっています。

そういう意味で、この小沢一郎さんの件も、全く捜査してもおかしな捜査をして
います。

証拠に基づかない捜査をしています。

現に検察庁は起訴を断念しています。

それに対して世論を煽って、記者クラブを利用して、検察審査会をあたかも正し
い組織のように欺いています。

警察の捜査に対して、もっと厳しい目で見ましょう。

自分が冤罪の被害にあって痛い目にあってからでは遅いんです。

今、私は警察見張り番をしておりますが、その中でいろいろな利権に絡むことが
世の中まかり通っています。

原発のガレキの処理もそうです

阪神大震災では1トンあたり2万円で処理できました。

東北大震災では6万円のお金が動いています。

放射能に汚染されたものを各地で処理をする。全て利権絡みです。

皆さん、この世の中のこの動きを、もっと厳しく見なければ、皆さんが被害にあ
います。

どうか、警察の数々の不祥事を見過ごすことなく、厳しい目で監視をしなければ
なりません。

これからもいろいろ厳しいことがありますけれども、どうか皆さん、警察の不正
な捜査に対して、

それをまた、当たり前のように報道する記者クラブの記事に対して、それを全て
真実と思わないでください。

日本の警察は、もう大変なところまで落ちてしまっています。

その中にいた当人が言うんですから、

本当に裏金にどっぷり浸かってしまった警察組織に対して、皆さんがNO、ダメだ
と言わなければいつまでも続きます。

警察の実体をもっと皆さん知りましょう。

そして、ほんとに正しい者が認められるような、そういう社会を作っていきたい
と思って、警察見張り番を立ち上げました。

どうか皆さん、警察の動き、検察の動きを他人事のように思わないでください。

明日は我が身です。

突然、犯人に仕立て上げられて刑務所に行く可能性もほんとに沢山あります。

先日の放火殺人の事件も、証拠捏造の可能性がたくさんあります。

世の中ではたくさん、捏造で無理に罪を着せられて、刑務所に行った方も沢山い
ます。

どうか、警察の動きに対して厳しい目を向けていただくようお願い致します。

よろしくお願い致します。

(転載終わり)




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2012-03-21 06:24:22 | 阿修羅コメント



■ 現役警官として初めて「警察の裏金」実名告発した仙波敏郎氏が
 「日本の警察は最大の犯罪組織」と断言!



一昨日の日曜日(3月18日)夕方5時半より、2005年1月に現役警官とし
て初めて「警察の裏金」を実名告発した仙波敏郎氏をお招きして「緊急日曜勉強会」
を開催し約3時間にわたり「警察の裏金」を語っていただきました。

仙波氏は「日本の警察は最大の犯罪組織」と断言されていました。

勉強会の模様はUst中継で配信されましたが、当方のミスで最初の5分だけの録
画しか残らず残りの大部分はアーカイブでの配信ができなくなりました。誠に
申し訳ありませんでした。

最初の部分のUst映像です。

http://www.ustream.tv/recorded/21187744

勉強会の一部はYoutube映像で視聴できます。

http://www.youtube.com/watch?v=aVfcOSEiPlY&feature=player_embedded

▲ 仙波敏郎氏が「緊急日曜勉強会」で話されたポイント

(1)日本の警察は年間3兆2000億円の予算を持ち、500名のキャリアー
が30万人のノンキャリア警察官と一般職員を支配している。

(2)キャリアが一年間に横領する「裏金」は、自分の告発以前は400億円、
現在は年間200億円。膨大な偽領収書の作成に全警察官が駆り出され てい
る。領収書の平均金額を5000円とすると、偽領収書の数は400億円で
800万枚、200億円だと400万枚となる。

(3)「警察の裏金」の大部分はキャリーアが取り、次に准キャリーアが取り、
残りをノンキャリアと一般職員が取るようになっている。警察組織全体が共犯
関係となり内部告発を許さないようにしている。

(4)2004年暮れ頃、自分が近々実名告発する事を県議員の密告で知った愛
媛県警本部長は自分を呼んで「三階級特進、好きな部署につけてやる」という
「買収工作」を行った。自分は断って退出したが、その帰り道自分を逮捕しよう
として追尾して来た自動車2台とカーチェイスを展開、上手くま くことができた。

(5)ある時、県警本部長が「仙波をやれ」と部下に命令したが、自分と同期の
出世頭の幹部が「仙波を逮捕したりすれば彼は徹底的に抵抗し死者が出 ます」
と諌言したため中止された。「もしも相手が私の体に触ってきたら、柔道、剣
道、空手計8段、握力65kgの私は少なくとも一人は道連れにし て自分も死
ぬ覚悟」

(6)現職の警官は自分との接触は禁止されているが、すれ違いざまに「感謝」
の言葉を言われる場合が多い。警察官は真面目な人間が多く、彼らは 「裏金」
の存在を疎ましいと思っていて内部告発した自分に対して表立っての支持はでき
ないが共感してくれている人が多い。

(7)ヤクザからも「感謝」されたり丁寧な挨拶を受ける場合が多い。彼らは違
法行為で生計をたてる犯罪者が多いが、少なくとも刑罰を受けて服役し てい
る。一方警察は莫大な金額の公金を横領し、公文書偽造し、脱税行為をしている
のに何の刑罰も受けていない。ヤクザが自分を応援する気持ちはよ くわかる。

(8)自分の著書【現職警察官「裏金」内部告発】(講談社)は全警察官に購読
禁止令が出されているが85万部売れて大ベストセラーとなっている。

(9)米国には「キーダム法」という法律があり、内部告発のお陰で公金の出費が
抑えられた場合、内部告発者に節約された税金の1/3が報奨金として支払われ
る制度があるとのこと。もしも自分告発が米国でなされたなら「警察の 裏金」
が400億円から200億円に減ったので差額の200億円の1/3約68億円が
支払われることになる。

(10)鹿児島地検は鹿児島県阿久根市前市長竹原信一氏を追い落とす為に本気
で逮捕・起訴しようとしていた。竹原前市長は「逮捕されても留置場か ら市長
の職務を果たす」と覚悟を決めていたが、竹原市長から副市長に任命された自分
は担当の鹿児島地検3席の検事に会い「もしも竹原市長を逮捕す れば、鹿児島
地検が300万円の裏金で飲食していた事を暴露する」と言ってその動きを止めた。

(11)警察内でのセクハラは酷いものだ。警察幹部が一般職の女性をレイプし
てさんざんおもちゃにしても表沙汰にはならない。

(12)警察庁重松長官の狙撃事件が発生した時、彼が愛人に与えた8000万
円のマンションから朝出てきた所を狙撃されたと書いた報道は皆無だっ た。自
分はこの事件は犯人が捕まらず時効となる、と予想したがそのとおりになった。
警察長長官の年収2000万円で8000万円の自宅マンション と8000万
円の愛人のマンションをどうして買えるのか?裏金で買ったのだ。

(13)自分は、2004年に「警察の裏金」を実名告発した元北海道道警原田
信ニ釧路方面本部長から一度お会いしたいとの申し出を断ったことがある。何
故ならば、原田さんは警察をやめて8年間の時効が終わってから告発したのであ
り、准キャリアとして裏金にどっぷり使ってきた人だ、との思いがあったから
だった。しかし松山まで来ていただきお会いした途端「自分は何とスケールに小さい人間
だった」と痛感した。原田さんの大きな人間性に感銘し今では一緒に戦っている。

(14)松山東高校の先輩には「検察の裏金」を告発した元大阪高検公安部長の
三井環氏がいる。大先輩には正岡子規や「坂の上の雲」の秋山兄弟がいる。

(15))松山東高校の同期で「仙波敏郎さんを支える会」を結成し代表を努め
てくれ、国賠闘争や全国での講演会活動を全面的に支えてくれた盟友の 元産経
新聞記者東玲治がいる。今自分があるのは彼のおかげだと思っているが、東玲治
は2008年10月21日自宅で倒れ59歳の若さで帰らぬ人と なった。自分
は現場に立ち会ったが、便所の窓ガラスが割れている不審な状況にも拘わらず警
察官は若い研修医に「死因は狭心症だ」と強制するような 断定的な口調で言
い結局不審死扱いされず検視もされなかった。

(16)法務省は実質検察官が支配している。課長職以上のキャリアは60名。
そのうち約30名が検察官出身、10名が判事出身、20名が赤レンガ 組(法
務省生え抜き)。

(17)税関は外国人密入国や麻薬・覚せい剤密輸の捜査権がないので、捜査を
委託する検察官に猛烈な官官接待を行なっている。

▲ 仙波氏の街頭演説

同じ日(3月18日)午後に渋谷駅前で開催された「小沢一郎は無罪!街頭演説
会」で仙波氏がマイクを持って話された内容をブロガーの日々坦々さん がアッ
プしてくれましたので以下に転載させて頂きます。

http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1441.html

(以下転載)

元愛媛県警の仙波です。警察見張り番をしております。

今、日本の警察は大変なところに入っています。

検察庁も同じであります

無実の人が冤罪で刑務所に入っています。

それは全て警察の裏金が原因であります。

自分が冤罪で逮捕されて初めて警察の酷いことを知るわけです。

今、日本の警察官は約30万人、国家予算3兆2000億円です。

そのうち200億円は、管理職の懐に入っています。

皆さんの税金をねこばばしているのは日本の警察であります。

特に最近の警察官の不祥事は毎日のようにあります。

東京警視庁だけでも、王子警察署で警察官が会社の金を平気で盗んでいます。

湾岸警察のお巡りさんは、落し物のお金160万円をねこばばしております。

犯罪を検挙する捜査する日本の警察は自らが犯罪組織になっています。

そういう意味で、この小沢一郎さんの件も、全く捜査してもおかしな捜査をして
います。

証拠に基づかない捜査をしています。

現に検察庁は起訴を断念しています。

それに対して世論を煽って、記者クラブを利用して、検察審査会をあたかも正し
い組織のように欺いています。

警察の捜査に対して、もっと厳しい目で見ましょう。

自分が冤罪の被害にあって痛い目にあってからでは遅いんです。

今、私は警察見張り番をしておりますが、その中でいろいろな利権に絡むことが
世の中まかり通っています。

原発のガレキの処理もそうです

阪神大震災では1トンあたり2万円で処理できました。

東北大震災では6万円のお金が動いています。

放射能に汚染されたものを各地で処理をする。全て利権絡みです。

皆さん、この世の中のこの動きを、もっと厳しく見なければ、皆さんが被害にあ
います。

どうか、警察の数々の不祥事を見過ごすことなく、厳しい目で監視をしなければ
なりません。

これからもいろいろ厳しいことがありますけれども、どうか皆さん、警察の不正
な捜査に対して、

それをまた、当たり前のように報道する記者クラブの記事に対して、それを全て
真実と思わないでください。

日本の警察は、もう大変なところまで落ちてしまっています。

その中にいた当人が言うんですから、

本当に裏金にどっぷり浸かってしまった警察組織に対して、皆さんがNO、ダメだ
と言わなければいつまでも続きます。

警察の実体をもっと皆さん知りましょう。

そして、ほんとに正しい者が認められるような、そういう社会を作っていきたい
と思って、警察見張り番を立ち上げました。

どうか皆さん、警察の動き、検察の動きを他人事のように思わないでください。

明日は我が身です。

突然、犯人に仕立て上げられて刑務所に行く可能性もほんとに沢山あります。

先日の放火殺人の事件も、証拠捏造の可能性がたくさんあります。

世の中ではたくさん、捏造で無理に罪を着せられて、刑務所に行った方も沢山い
ます。

どうか、警察の動きに対して厳しい目を向けていただくようお願い致します。

よろしくお願い致します。

(転載終わり)







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権力の暴走・メディアの助長を市民が断固糾弾する

2012-03-20 18:59:34 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

権力の暴走・メディアの助長を市民が断固糾弾する




小沢一郎民主党元代表に対する裁判が終盤に差し掛かっている。

 3月19日には、最終弁論が行われた。
 
 小沢氏の弁護側は小沢氏の無罪を主張し、また、小沢元代表も意見陳述を行い、検察の不当で不正な行動を厳しく糾弾した。
 
 事実経過を詳細に追跡している者には、一連の事案の基本構造が明白に認識されている。
 
 小沢氏および小沢氏の秘書3名は、まったくの無実の罪を着せられ、あるいは無実の罪を着せられようとしている。
 
 日本の警察・検察・裁判所が適正に機能しているなら、そもそも今回の裁判そのものが存在していない。
 
 小沢一郎氏が法廷で述べたように、政治資金収支報告書の記載については、実質的な犯罪が存在しない限り、報告書の修正ですべてが処理されてきたのに、小沢氏のケースに限って刑事責任を追及するとの対応が示されている。
 
 裁判所もこの点についての認識があったのだと思われる。
 
 東京地裁の登石郁朗判事は、この事情から、検察自身が立件を断念した根拠のない裏金疑惑を事実認定した。この事実認定が不当であることは、一連の捜査過程を検証するものには明らかなことである。
 
 つまり、一連の刑事事案の最大の根幹は、裏金疑惑の真偽にある。
 
 しかし、検察が公判で演出した裏金疑惑は、裏金を授受したとされる日時が社用車運転日誌の記録と矛盾するとの決定的な事実によって否定されるものであり、これを事実と認定した登石郁朗判事の刑事責任さえ追及され得る事案であると考えられる。
 
 つまり、この裏金疑惑の事実認定がない限り、すべての事案を有罪に持ち込むことは不可能なのであり、裏金疑惑の事実認定が明らかに正当性を欠いていることを踏まえれば、すべての裁判事案が消滅することになる。



とりわけ重大であることは、検察当局が小沢氏を無理やり起訴に持ち込むために、重大な犯罪を実行した事実が明るみに出たことである。
 
 すでに市民団体が刑事告発しており、早急な立件が求められているが、当局の対応はあまりにも遅い。村木厚子氏事案をはるかに上回る悪質、卑劣な犯罪であり、メディアがその全体像を徹底検証するべきものだ。
 
 ところが、日本のメディアは一切、事実関係を解明しようとしない。相変わらず小沢一郎氏に対して、「被告」の呼称を付けて放送を垂れ流し、小沢氏が悪であるとのイメージ放送を繰り返すだけである。



このような現状に対して、怒りの市民行動が計画されている。
 
 以下の行動が計画されているので、一人でも多くの市民の参加をお願い申し上げたい。
 
 
1.3月23日(金)に「小沢一郎議員を支援する会」主催の第7回シンポジウムが開催される。シンポジウムの概要は以下の通り。
 
第7回シンポジウム
 
テーマ  「小沢政治裁判を終わらせよ!」
      —今こそ真の民主主義を取り戻そう—
 
日 時  平成24年3月23日(金) 午後6時〜9時
 
場 所  豊島公会堂
     〒170-0013 東京都豊島区東池袋1−19−1 
     TEL:03−3984−7601
 
講 師  衆議院議員   石川 知裕 氏
     同       川内 博史 氏
     同       辻   惠 氏
     参議院議員   森 ゆうこ 氏
     元衆議院議員  二見 伸明 氏
     評 論 家   植草 一秀 氏
     日本一新の会代表
     元参議院議員  平野 貞夫 氏
     市民連帯の会代表 三井 環 氏
 
参加費  お一人様 1,000円(資料代含む)



2.また、大阪では、3月28日(水)に、「なにわ市民セミナー団」および「市民が訴える「大阪宣言」の会」が共催するシンポジウムが開催される。
 
 このシンポジウムの参加チケットはネットで申し込み、ファミリーマート、セブンイレブンで受け取ることができるとのことである。
 
 詳しくは、
 
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002073489P0050001P006001P0030001
 
をご覧いただきたい。
☆前売りチケットは¥1.400円とのこと。
 
シンポジウムの概要は以下の通り。
 
 
●題 名:The Symposium in Naniwa 
検察・司法、マスコミを改革せよ!
 
              記
 
●期 日:平成24年3月28日(水)
 
●時 間:午後6時30分~(午後6時開場)
 
●会 場:浪速区民センターホール 
〒556-0023 大阪市浪速区稲荷2丁目4番3号
 
●入場料:お一人1.500円
     前売り1.400円(但しファミマ、セブンのみ)
 
●出演者:生田 暉雄氏/弁護士(元・大阪高裁判事)
     平野 貞夫氏/日本一新の会・代表(元・参議院議員)
     植草 一秀氏/政治・経済学者(元・早稲田大学教授)
     八木 啓代氏/健全な法治国家のために声を
             あげる市民の会・代表(歌手・作家)
 
●主 催:なにわ市民セミナー団
 
●共 催:市民が訴える「大阪宣言」の会
 
●後 援:日本一新の会
     健全な法治国家のために声をあげる市民の会
 
●協 賛:志 信 会・都一新の会・日本一新の会なにわ
     小沢一郎衆議院議員を支援する会
     ネットメディアと主権在民を考える会
 
●協 力:討論Bar“シチズン”・ 街カフェTV・ツイートTV
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



日本の民主主義が危機に直面している。民主政治が検察・裁判所・メディアの複合体により、激しい攻撃を受けている。この現実を正しく認識し、是正しなければ、この国は暗闇に包まれたまま進んでゆくことになる。
 
 日本を暗黒社会にしている巨悪を白日の下に明らかにし、暗黒日本に光を差し込ませねばならない。





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CIA・戦争ビジネススクール

2012-03-20 18:49:37 | オルタナティブ通信

CIA・戦争ビジネススクール


「日本が原子力発電を推進してきた、本当の理由」、より続く。


http://alternativereport1.seesaa.net/article/258029733.html



 日本と北朝鮮、中国との対立を激化させる事によって、地下ルートで中国・北朝鮮に核ミサイル技術を「販売し」、一方で日本に中国・北朝鮮の核の迎撃ミサイル・システムを販売するアメリカ軍事産業。

アジア人同士が殺し合いを展開する事によって、軍事産業を中心にアメリカ経済は「景気回復」を果たす。

「優秀な選民」である白人にとって、「劣等アジア人種」が何万人死のうと、「そんな事は、知った事ではない」。

太平洋を隔てた遠隔地のハワイを、今だに、アメリカ領土であるとして「植民地支配」し続けているアメリカという国家の、「植民地支配・帝国」の本質は、日本人を含むアジア人への、人種差別意識である。

牛の畜産農家は、牛を肥え太らせ、最後には金のために家畜を「と殺」し、売り飛ばす。牛の畜産を国業としてきたアメリカ国家は、日本を経済成長させ、肥え太らせ、最後には軍事産業を中心としたアメリカ経済の回復=金のため、家畜・日本を戦争に追い込み、「と殺」する。

その「と殺」の中核を担う、アメリカ軍事産業=核ミサイル産業。

 CIAの「ボス中のボス」ジョセフ・ナイが院長・トップを務めて来たケネディ行政大学院の置かれた、ハーバード大学と、こうした「ミサイル産業」との連携は、歴史が深い。

1930年代に、このハーバード大学の総長であった、ジェームズ・コナントは、第二次世界大戦末期に、日本に投下された核爆弾を製造するマンハッタン計画の「中心人物」の1人であった。日本の「軍事工場と市民居住地の間に原爆を投下し、一般市民の大量虐殺で日本人の反抗心を根絶すべき」と強硬に主張し、広島・長崎への原爆投下を「具体化」した責任者が、このコナントである。

このハーバード大学のケネディ行政大学院で、ナイが「人材育成」を行えば、その人材に国際情勢を教育する、ハーバード大学CFIA「国際問題センター」の所長が、サミュエル・ハンチントンであった、と言う連携に、この大学の「ハーバード・CIA戦争ビジネススクール」の姿が明確に出ている。








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[小沢被告最終弁論(4)完] 「私も『起訴議決』と誤った判断をしていただろう!」 (産経新聞) 

2012-03-19 21:34:34 | 阿修羅

[小沢被告最終弁論(4)完] 「私も『起訴議決』と誤った判断をしていただろう!」 (産経新聞) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/774.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 3 月 19 日 18:03:48: igsppGRN/E9PQ


【小沢被告最終弁論(4)完】「私も『起訴議決』と誤った判断をしていただろう!」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120319/trl12031917410011-n1.htm
2012.3.19 17:39  産経新聞 

 (14:30~15:5)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第16回公判は、弁護側による最終弁論が続いている》

 《弁護側は小沢被告に政治資金規正法違反罪について、小沢被告が罪を犯す動機がないことを論じている。弁護側は午前の最終弁論でも、「動機なき犯行」ということを繰り返し強調している》

 《指定弁護士側はこれまでに、動機として小沢被告が「巨額の現金を有していること」と「巨額の現金を利用して土地を購入したことが明らかになることを避けたい」という理由を主張していた》

 弁護人「そもそも、被告が相当額の資産を有しており、手元に多額の現金も有しているであろうということは、周囲の人間は十分認識していた」

 「17年秋に新聞各紙が、被告は陸山会に4億円を貸し付けたと報じたが、被告がそのような多額の資金を有していることを意外なこととした報道は全くなかった」

 「もともと、被告が父親から多額の資産を相続したこと、長年の政治家としての活動ぶり、居住している邸宅の状況、多数の著書、被告の妻が資産家であることなどは広く知られている」

 《こうした理由を並べ弁護側はこう指摘する》

 弁護人「指定弁護士の述べる動機は、およそ『合理的な動機』とはほど遠いものである。合理的な『動機』が認められないということは、すなわち犯罪が存在しないということを意味している」

 《小沢被告は背筋をぴんと伸ばし、目をうっすらと開け正面をじっとみつめて聞いている。時折、人さし指で鼻をこする》

 《続けて、弁護側は検察審査会による小沢被告の起訴議決が無効であるということを説明する》

 弁護人「『小沢との全面戦争』を掲げた検察が、組織的に違法・不当な捜査を行ったうえで、重大な違法行為により、検察審査員らを錯誤に陥らせた」

 《弁護側は、「取り調べの可視化で冤罪(えんざい)防止」などの政策を掲げ、21年の衆院選で政権交代を目指す民主党に対し、東京地検特捜部が「全面戦争」を挑み、小沢被告を捜査対象として訴追し、有罪判決を獲得しようとしたと説明。検事が40~50人、検察事務官を含め100人態勢で、大規模な組織的捜査が行われたと説明する》

 《また、取り調べの過程では「検察官による威圧があった」と違法性を強調。捜査の結果、検察側は小沢被告は不起訴となったが、検察審査会に対し、違法な取り調べで作成した証拠を「あたかも適正に作成され、真実が記載された内容のものであるかのように装って提供した」と指摘する。そして、こう結論づける》

 弁護人「東京地検特捜部が検察審査員らを錯誤に陥らせることがなければ、8人以上の賛成を必要とする起訴議決に至らなかったことは、容易に推認できる」

 《そして、弁護側はこうした検察の捜査の違法性に基づいた「検察審議会の誤った判断だった」ことを訴えたうえで、次のように指定弁護士側に反論する》

 弁護人「検察審査会の起訴相当議決を受けて行われた再捜査の過程において、◯◯検事(法廷では実名)が内容虚偽の捜査報告書を作成するという職務犯罪に及び、さらに、その報告書を利用して、東京地検特捜部が検察審査員らをして、石川供述の信用性評価を誤らせたという事案である」

 「それを、単に検察審査員が証拠評価を誤ったにすぎない、(捜査報告書は)検察官の単なる内心で、審査手続きとは無関係であるとする指定弁護士の主張は、問題の矮(わい)小(しょう)化であって、失当である」

 《弁護側は、指定弁護士側の主張を完全否定し、再度繰り返す》

 「起訴議決はその審査手順において、検察官が極めて悪質かつ重大な職務犯罪を伴う一連の偽計行為に及び、それによって検察審査員らを重大な錯誤に陥らせ、行われたものであるから、無効である」

 《そして、5カ月に及んだ公判における弁護側の結論を述べる》

 弁護人「起訴議決は無効であり、公訴提起の手続きはその規定に違反したため無効であるから、判決で公訴が棄却されるべきである」

 「また、収支報告書不記載・虚偽記入の共謀共同正犯が成立するなどとする指定弁護士の主張は失当であり、いかなる観点からも、犯罪の証明がなく、被告が無罪であることは明らかである」

 《弘中惇一郎弁護士が最終弁論を終え、ちらりと左腕の腕時計に目を落とした》

 《大善文男裁判長が小沢被告を証言台に促すと、小沢被告は「はい!」と大きな声で返事をして、素早く法廷の中央に立った》

 裁判長「審理を終えるに当たり、意見があればどうぞ」

 被告「はい!」

 裁判長「長くなるようなら座ってもいいですよ」

 被告「10分もかからないくらいですので…」

 《小沢被告は着席を断り、立ったまま意見陳述を始める》

 被告「裁判長のお許しをいただき、本裁判の結審に当たり、私の見解を申し上げます」

 《最終弁論の最中は、険しい表情で体調が悪そうにも見られたが、一転、はっきりとした大きな声で、A4版の紙に書いてきた意見を読み上げる》

 被告「5カ月前、私は指定弁護士による起訴状に対し、次のように申し上げました」

 《そして、初公判で語ったことを再び繰り返し主張する。特捜部の捜査は政権交代を目前に、民主党代表だった自分を政治的・社会的に抹殺することが目的だったこと▽検察による議会制民主主義の破壊行為であること▽罪に問われる理由がないこと-などをとうとうと語り、「これまで15回の公判を経て、ますます鮮明になったと思います」と強調する》

 《そして、政治資金規正法の制定以来、これまで政治資金収支報告書に間違いや不適切な記載があった場合、実質的な犯罪を伴わない限り、「検察のいう虚偽記載」を含めて、「例外なく全て、報告書を修正することで処理されてきました」として、検察批判を展開する》

 被告「(前田恒彦元検事が法廷で)『これは特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなかったら特捜部の負けだ』と言われた、と証言したように、推定無罪どころか、最初から『有罪ありき』の捜査、立件でした」

 「形式的には証拠裁判主義に則って、私を2度不起訴にしておきながら、その実、不当・違法な捜査で得た供述調書と、『小沢有罪ありき』の捜査報告書を、東京第5検察審査会に提出することで、同審査会の議決を『起訴議決』へと強力に誘導しました」

 《そして、◯◯検事(法廷では実名)が、石川議員が供述していない事実を捜査報告書に記載し、検察審査会に提出したことについて、批判を連ねる》

 被告「その悪質さは、厚生労働省元局長、村木厚子氏の虚偽公文書作成事件で前田元検事が証拠を改竄した事件を上回るのでないかと思います」

 「仮に、それら捜査報告書と供述調書が他の政治家に関するものであり、かつ私がそれを審査する検察審査員の一員だったとしたら…」

 「私も『起訴議決』と誤った判断をしていただろうと思うほど、強烈で執拗な工作であります!」

 《自分ですら誤った判断をしただろうと推察する小沢被告。さらに検察批判を強める》

 被告「検察の手法には、司法の支配者然とした傲慢ささえうかがわれます!」

 《「傲慢」にアクセントを置き、声を荒げる。力みすぎているのか、胸の前で両手で持った紙の束が震えている》

 被告「事実、東京地検は公判開始の9カ月も前の昨年1月に、○○検事ならびに特捜部副部長による捜査報告書の虚偽記載の事実を把握しておきながら放置、黙認し、指定弁護士にも裁判所にも、私の弁護団にも一切伝えなかったと報道されています」

 「とくに指定弁護士が強制起訴手続きを行う前に、その事実を把握していたのに指定弁護士に知らせなかったのは、言語同断であると思います」

 《そして再び語気を強める》

 被告「野党第一党の代表である私を強制捜査することで政権交代を阻止しようとし、政権交代後は与党幹部である私を強制捜査、強制起訴することで新政権を挫折させようとした」

 「検察は2年間もの長きにわたって、不当・違法な捜査を行い、強力に政治への介入を続けました」

 「それはまさに議会制民主主義を破壊し、国民の主権を冒涜、侵害した暴挙というしかありません」

 《そして、検察審査会の起訴議決については、東京地検が捏造した違法不当な供述調書と捜査報告書に基づく「誤った判断」と指摘し、「その正当性が失われたことが明白」として改めて主張する。声は大きいままだ》

 被告「私にはいかなる点でも罪に問われる理由はありません。私は無罪です」 《そしてもう1度繰り返す》

 被告「私にはいかなる罪にも問われる理由はありません。政治資金規正法の言う『虚偽記載』に当たる事実はなく、ましてや私が虚偽記載について元秘書と共謀したことは絶対にありません」

 《無罪を主張した小沢被告はさらに続ける》

 「東日本大震災からの復興は丸1年経っても本格化するに至らず、福島第1原子力発電所の事故は依然として収束の目途すら立たず…」

 《さらに、円高による国内経済の不安、欧州の金融危機による世界恐慌の恐れなど世の中の問題を次々と挙げ、「立て直しは一刻の猶予も許されない」と危機感をあらわにした》

 被告「そのためには、検察、法務官僚による政治の壟断(ろうだん)に即刻終止符を打ち、速やかに政党政治に対する『国民の信頼』を取り戻して、議会制民主主義を機能させねばなりません!」

 「裁判長はじめ裁判官の皆様におかれましては、見識ある公正なご判断を下されるようお願い申し上げ、私の意見陳述を終えます」

 《小沢被告はこう述べた後、裁判長らに「ありがとうございました」と大声で礼を述べ、深く一礼して席に戻ると、大声を出し声がかれたのか、右手で喉をさすっていた。判決は、4月26日午前10時から言い渡される》






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