村上フアンドは、阪神電鉄の6月の株主総会に向けて16人の取締役のうち過半数の9人を送り込もうとしています。
ファンドという会社は、他人の金を集めて株等を買い占めて株価を吊り上げ抜け切り、その収益を金を出した人(出資者)に多くの利息を付けて返すことにあるはずです。
現に、阪神株を買い占めてきた昨年の10月ごろは、あくまで投資が目的で会社経営には関心のないと言っていました。 又村上氏本人も阪神フアンとか、大阪から灘高に阪神電車で通学していたので愛着があるとも言っていました。
昨日の雨中の横浜球場 久保田を指名する岡田監督
阪神電鉄の価値を上げると言っていますが、果たしてこの行為が、阪神の価値を上げるのでしょうか? もし、阪神の経営権を握れば阪神を分割してしまう恐れがあり、金貸しが鉄道を運営するという極めて危険な行為が行われて仕舞いかねません。
鉄道の経営は、長年の安全面とか技術の蓄積があり、素人が出来るものではないと思われますが・・・・・
本来のフアンドの仕事である出資者に金を返すことも出来なくなり、出資者からも催促が出て、その影響から無理を仕出かす恐れがあり、なおさら無茶をし兼ねません。
先週の終値がまた1000円に戻っています。 阪急ホールデングが買い取るにしても、値が高くなりすぎて、動きが取れない状態になってきています。
最も恐れることは、阪急以外に高く買うところ、つまり外資系の会社が買えば最悪の状態になり、村上氏の当初の言葉は、やはり金至上主義だけのもので、村上氏自身の信頼や信用は皆無になってしまいます。
要は、儲かれば何でもすると言うことになってくるのですが、アメリカでは良くあることのようですが、日本では、日本人のやり方があってしかるべきではないでしょうか?
村上氏の猛省を促したいものです。