鴬にブログの終わり告げられて きみとかち合うエニシダの朝
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ひさかたの雨の降る日をたた独り 山辺にをればいぶせかりけり 大伴家持
体調がすぐれずブログができずにいた。夕食に食べた筍の新芽
焼のさに当てられたのか、『金麦』も呑み干せず、代わりの
八尺ほどの『GREEN PACK』(日本盛)の熱燗も呑み干せず、
『ヒュアスキン』(ツムラ)の入浴剤入りの風呂に入ったもの
の良くならない。原因の節がわからず眼精疲労かと見定めて早
々と寝ることにした。零時過ぎ、彼女が寝所に上がってきた折
に階下に降りブログすることに。階下では息子が風呂上がりに
ネット検索をしている。二十代後半に入ろうとしているにも拘
わらず定職にも就かずにいる。本人の焦燥がどこかで折り合い
が着かないなら自己崩壊(暴発)の可能性もあり要注意だ。思
わずパソコンに向かいながら『海』(作詞:林 柳波 作曲:井
上武士)を口ずさんでいた。本人にしたら苛つくだろうにね。
これも大切な「共同体」の追体験のひとつと観念してもらわな
くては。
昨日は、家持の紀女郎(きのいらつめ)に答えへ贈った歌1首
の「雨の降る鬱陶しい日なのに一人っきりで山近くにいると、
ほんとうに気が晴れず重苦しいものです。」(万葉集/巻4‐
769)の歌のようでしたね。
昨日の眼精疲労の主な原因は、ホームページの編集にあった。
SOHOのコンセプト(concept)もほぼまとまりかけての話だ。
それ以外に直接的な疲れはネットサーフだけだ。自家用車の定
期点検、それと壮行会の写真の引き渡し(これには、本人との
電話での遣り取りに齟齬があり申し訳ないことをしたとの悔や
みと心痛が尾を残す)、はじめたばかりカブ・ドット・コム(
これは戦術を1つ発案しました。名付けて‘四天王作戦’)と、
諸々の日常的な些事ぐらいだ。
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動画 WMV形式 350KB
それとは関係ないが、デアゴスティーニ・ジャパンの『リアル・
ロボット』の再開準備があった。これは因縁があり途中でやめ
ていたがこれを機に再開することにした。彼女は棄てろという
が、全部で90巻弱ある代物。‘ファースト・ライフ’(還暦
までの60年間)では適わぬ仕事(この意味には趣味・道楽を
含み広い)。やり抜くぞと。
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北朝鮮ミサイル問題で鴻池祥肇副官房長官の発言がとりだたさ
れている。かつて、過剰な煽りで太平洋戦争へとかき立てられ
ていった経験からの自戒を込めた?機智、皮肉と受け止めてい
る。ミサイル防衛システム(MD)に対する、①手段の是非、②
手段の効果、③軍事費増大への懸念、④システムの改良若しく
は発展への期待などあろうが、彼の発言からは④つめの意識は
眼中にないよう受け止められるが、④に対する見解として、私
見はかつてブログしたが、『非攻』(戦略)の技術、戦術とし
て肯定している。なにはともあれ慎重にこしたことはない。
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鴬の鳴き声が聞こえるように夜も開けてきた。この辺で終わろ
う。エニシダとはArgyrocytisus(ギンヨウエニシダ属)、Genista
ヒトツバエニシダ属)、Spartium(レタマ属)など、25属約200
種でエニシダ節(Genisteae) を構成。これらをまとめてエニシダ
(英語ではbroom)と呼ぶことがあり、属名のCytisusは、古いギ
リシャ語のkytisso(つめくさ、クローヴァー)に由来するとされ
ている。和名のエニシダは、ヒトツバエニシダ属 (Genista) の英
語読みジェニスタがなまったものとされているが確証はないと
される。魔女たちが‘空飛ぶ箒’に使うとされる南欧原産の「
エニシダ」。花言葉は「謙遜」「清楚」。
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