極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

森林をよその国が買いに来る。

2010年09月15日 | 滋賀のパワースポット



恒例の 神無の月の 昼餉どき 異人連れ添い バスを降りる 





  
 News A La Carte


【今日もゲゲゲ精神でいこう】


民主党代表選挙が終わった。内向きな
菅内閣にニューヨーク沖縄の厳しい
反応はそれを象徴している。これで政
治改革速度のスルーダウンは不可避。


阪神タイガースが大事な試合を落とし
た。誰の責任でもないだろうが、デー
タ野球の時代だ。例えば、ホーム球場
の全天候化によるチームバイオリズム
や観戦心理の研究に力を入れてみるの
も一つだ。‘敵を知り、己を知らば、
百戦危うからず’これは経営の問題だ。


西洋ミツバチの激減現象に朗報?ミツ
バチは触覚の先端にある特別なタンパ
ク質の働きで温度の上昇や嫌な物質を
感知している
ことが新たにわかったと
いう。ミツバチの失踪や大量死を研究
している名古屋大大学院生命農学研究
科の門脇辰彦准教授らのハチが抱える
ストレスを遺伝子レベルで調べた成果
だが、産業的にはセンサのバイオ化が
加速すること意味する。

※「ミツバチゲノムの解読


尖閣列島の漁船衝突事件で中国がヒー
トアップしていると彼女が「天津市内
の天津日本人学校で金属球が撃ち込ま
れ窓ガラスが割れた」の記事を紹介。
どう答えたら良いのか迷い、常識的な
範囲でお茶を濁す。洋の東西を問わず
「フ
ァシズム」「ナチズム」「ボリシ
ェヴィキリズム」「スターリニズム(
一国社会主義)」などの専制主義、国
家主義という組織的な集団殺人はご免
だ。


日本の森林が外国から買われていると
いう。『モーダルシフトの惑星』に関
わることだが、山林取引は、カーボン
ニュートラルや水資源(保水)などの
情報価値をもち、建造物はが約数拾年
償還を元に取引規模が想定されるに対
し、山林は百年単位であり、生態系や
地下資源そして、環境リスク取引(二
酸化炭素排出量)に関わり、通常の経
済取引になじまない。かといって法律
でガチガチにしても、差し障りが生じ
る。当面は「取引申請」の義務化によ
る現状把握からはじめ「国内木材消費
促進法」(仮)とからめ規制緩和政策
を維持しながら市場調整するしかない。




【三島神社】

ひょんな事から米原市は天野川沿いの
三島池に立ち寄る。この池は周囲約780m、
面積3万9000㎡あり、今から700年ほど
前に、農業用水池として造られた楕円
形の池。三島神社との関係が深く、昔
から鳥獣や魚貝類が保護されてきたと
いう。日常の水位50cm前後で、水質は
清冷。多くの生物が生息し、さまざま
な水鳥や野鳥が飛来。1957年マガモの
自然繁殖を確認。近くの大東中学の生
徒による 2年間の観察の結果、1959
年に「マガモ自然繁殖の南限地」とし
て、県の天然記念物に指定された経緯
をもつ。

※「三島池ビジターセンタ




名にも似ず 心やさしき 手弱女たおやめの 誓いも深し 満つる池水


早速、近くの景観をデジカメしまくり、
また、三島神社を参拝することに。こ
の神社には悲劇伝説をもつという。な
お、三島神社は急な石段を上がると神
もう1つ奥の神殿の手前に拝殿が迫る
ように建造されているが、吹き抜け部
は透明ガラスの掃き出しサッシ戸で囲
われている(これは積雪時対策?)。

 人柱になった比夜叉御前

 


「晴天が続いて、田畑を潤す大切な用
水池が涸れ果てた年。領主の佐々木秀
義が干ばつを憂い占いをさせたところ
「女を生埋めにして水神にささげたな
ら満水になる」というお告げがあると
いう噂を聞き領民の不安がつのる折し
も、比夜叉御前という名の領主の乳母
が村人たちが不安そうに人柱の話をし
ているのを耳にした夜、機織機をもっ
たまま池の畔まで向い自ら人柱となり
絶命するが、その後はどんなに晴天の
日が続いても、水が涸れることはなく
なったという。

 佐々木 秀義

この天野川の支流に黒田川があり、こ
れは、司馬遼太郎の『播磨灘物語』に
登場の黒田官兵衛と関係があるのかな
と思いついたのは、近くのコンビニで
「この前の川はは何とよぶのですか?
」とたずねた時だ。実際は『寛政重修
諸家譜』などによれば近江国伊香郡黒
田村(現在の滋賀県長浜市木之本町黒
田)の武家出身とされるが定かではな
いが、ここからは北に外れている。

Yoshitaka Kuroda.jpg 

*【黒田系図】
○佐々木秀義―[四代]―黒田宗清┐
 ┌─────────────┘
 └高満―宗信―高教―高宗┐
 ┌───────────┘
 └高政重隆―職隆―孝高

出自については諸説有りるけれど、こ
の地方一帯の出自には違いないのでは
と思う。興味が湧くのは高山右近と同
様にキリシタン大名であったというこ
とだ(「ドン・シメオン」という洗礼
名)。

いずれにしても、伊吹山が一望でき景
観に優れ、米原市では自然保護を第一
にとらえているため、ホタルの繁殖・
放流や、幼虫が補食するカワニナの放
流等せず、市内のホタルは自然発生す
る。三島池にも初夏の到来と共に源氏
ホタルが楽しめる滋賀のパワースポッ
トの1つに数えられるだろう。




 

コメント
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