極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

遠野の雨乞いと円高

2010年09月16日 | 環境工学システム論



足を止め 汗ふきつ聴く 郭公と 仲良く鳴くは 山時鳥






ダンノハナは、山口集落を挟んでデンデラ野
と向かい合う東側の丘にある。生の空間の集
落、死の空間のダンノハナ、その中間がデン
デラ野として解釈される。 ダンノハナの共同
墓地には、『遠野物語』の話者・佐々木喜善
の墓がある。

【遠野物語のはじまり】



『水木しげるの遠野物語』を読む。短
時間で「遠野を散策気分」で読めるの
も漫画の力?いや、水木しげるの力。
全国の小学校の図書館に常備する価値
はあると思う。



わけても、百一話は「老人の孤独死、
貧困死」として現在日本のダンノハナ
として東京などの『大都市物語』とし
て進行し、百九話の遠野郷の獅子踊り
がまた新たに生まれようとしてしてい
るのではないか....そんことを思い読
み終えた。





【円高の1、3、5年的側面】

国為替市場の円相場は一時1ドル=
85円台半ばと、8月30日以来の円安水
準に急落した。輸出企業の採算が好転
するとの期待感から、株式市場では株
価がほぼ全面高の展開となった。政府・
日銀は、ロンドンやニューヨーク市場
でも介入を行い、介入額は1日あたり
で過去最大規模の2兆円程度に達した
模様だという。

また、下院の歳入委員会は自動車産業
の集積地中西部ミシガン州選出の
レビ
ン委員長が、日本政府・日銀が市場介
入に言及
し「みずからの利益を追求し
ているのは、なにも中国ばかりでない。
日本の市場介入は非常に憂慮すべきだ」
として不快感を示したと報じられても
いる。

そもそも「円高は悪くない」。この命
題を担保するのは5年程度の長時間軸
での上だ。1年の短時間軸上では「円
高は好ましくない」となる。ブログで
指摘したように「
外国為替差損保険制
度」(外為損保
)を新設し、輸出産業
と外国観光客の為替リスクを無化する。



そうすると、政府介入行為は「善なの
か悪なのか?」という疑問が湧く。そ
の答として、為替変動分のドル買いを
行い、前述の‘外為損保’のドル支払
の充当にする。さらに、円高は輸入の
フォローになるので、緊急度に応じた
内需転換促進プロブラム」を準備し
ておき、財政規律上の確認を済ませ上
で、‘外為損保’を差分した金額を国
内に再投資する。この再投資の時間軸
が3年というわけだ。これはインフラ
整備や社会保障整備など(例えば「高
速道路無料化」「国内木材消費促進」
「光・電力網全国敷設」「全国バリア
フリ化促進」「持続可能社会促進」)。

残りは、レビン委員長の懸念の解消と
いう政治問題。曰く「これから自動車
輸出を増やしたいんだ」。これは、個
別対応を基本原則として突っ張る。こ
こまで民主党政府が対応できれば、二
重丸‘◎’。「円高立国」で胸を張っ
て国際貢献する。「いまそこに、仕事
の種がいっぱい」というわけだ ^^;。



教育用結晶雪の観察装置


【雨乞いと人工降雨産業】



近年、各地で頻発している渇水問題を
解決する手段のひとつとして、雲に人
為的な刺激を与えて(種まき)、降雨・
降雪量を増やし水資源に活用する人工
降雨・降雪技術が大きく期待されてい
るが
、雲に種まきを実施すれば、必ず
雨や雪が降ってくるわけでない。効果
的かつ経済的に人工降雨・降雪事業を
実施するには、十分な事前調査(人工
降雨・降雪実験調査)が前提となる。


□人工降雨・降雪技術概念(冷たい雨)


 

・降水中の雲の中の雲粒はほとんど氷
 点下でも凍らない過冷却の状態とな
 っており、その中にわずかの氷粒子
 (氷晶)が存在。
・0~-40℃の大気中に過冷却水滴と
 氷粒子が共存していると、水と氷の
 飽和水蒸気圧の違いにより、過冷却
 水滴から氷粒子に向い水蒸気が流れ、
 氷粒子は昇華凝結により雪結晶とし
 て急速に成長する。
・雪結晶は落下速度の違いにより集合
 し雪片を形成。雪片が下層の0℃よ
 り高温の気層に落ち融けると地上で
 は雨になる。
・人工降雨・降雪とは、過冷却の雲粒
 の中に氷晶(例えば、ドライアイス)
 や氷晶の核(例えば、ヨウ化銀)を
 まくことで、過冷却水滴の昇華凝結
 を促進させ、雨や雪を増やす技術。


ところで、雨乞いとは、旱魃が続いた
際に雨を降らせるため行う呪術的・宗
教的な儀礼をいい、祈雨(きう)とも
いう。世界各地で見られるが、熱帯乾
燥地域で特に盛んに行われる。イスラ
ーム世界には「イスティスカー」と呼
ばれる降雨祈願があり、マムルーク朝
時代のエジプトでは増水祈願と呼ばれ
る大規模な雨乞いが行われていたとか。



日本でも各地に様々な雨乞いが見られ、
山野で火を焚く、神仏に芸能を奉納し
て懇請する、禁忌を犯す、神社に参籠
する、類感(模倣)呪術を行うなどが
ある。山野、特に山頂で火を焚き、鉦
や太鼓を鳴らして大騒ぎする形態の雨
乞いは、日本各地に広く見られる。神
仏に芸能を奉納する雨乞いは、近畿地
方に多く見られる。禁忌を犯す雨乞い
とは、例えば、通常は水神が住むとし
て清浄を保つべき湖沼などに、動物
の内臓や遺骸を投げ込み、水を汚すこ
とで水神を怒らせて雨を降らせようと
するものや、石の地蔵を縛り上げ、あ
るいは水を掛けて雨を降らせるよう強
請するものであり、一部の地方で見ら
れるという。



神社への参籠は、雨乞いに限らず祈祷
一般に広く見られるが、山伏や修験道
の行者など、専門職の者が行うことも
多い。類感呪術とは、霊験あらたかな
神水を振り撒いて雨を模倣し、あるい
は火を焚いて煙で雲を表わし、太鼓の
大音量で雷鳴を真似るなど降雨を真似
ることで、実際の雨を誘おうとするタ
イプの呪術である。このタイプの雨乞
いは、中部地方から関東地方に多いと
いう。

渇水は、10年に2~3回と頻発。地球
温暖化が進むと少雨・渇水や豪雨・洪
水などの現象が起こり易くなることも
指摘されている。今後予想される水不
足問題・干ばつ等の災害軽減対策を講
じるために、安定的水資源確保を目的
とした人工降雪技術や、渇水対策に即
効性のある人工降雨技術が必要だ。



例えば九州大学では、液体炭酸を使っ
て人工雨を降らせる研究が進められて
て、この方法は飛行機から液体炭酸を
雲に向かって散布し、雲の厚さが1キ
ロメートル程度という薄い雲からでも、
雨を降らせることに成功している(こ
れまでは、雲の厚さが2~3キロメー
トル)。またつくば市にある気象庁の
気象研究所でも、ドライアイスを使っ
人工雨の研究が、2007年から5ヵ年
計画
で進められている。これらの研究
成果が生かされ産業化まで、さほど時
間を要さない。当初は数億円の規模の
売上げからはじまるが、やり甲斐のあ
る仕事、現代の「雨乞い事業」だ。と
りあえずは『人工降雨環境システム工
学』として考察を続けよう。




「渇水対策・沙漠化防止に向けた 
        人工降雨法の推進」





『遠野物語』第53話と近くの山登りの
散策を重ね合わせ詠む。郭公も時鳥も
5月に飛来する渡り鳥。どちらも托卵
の習性あり。その由来は定かでないが
体温が孵卵温度より低いためといわれ
他の小鳥の繁殖期より遅れて飛来する
が、遠野地方の言葉「ガンコ」(固い)
と郭公の鳴き声に、「ホウチョウ」(
包丁)と時鳥の鳴き声を掛け合わせ、
姉弟の仲違いを戒める物語として伝承
させてきた知恵として読み解いた。哀
し物語である。


コメント
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