極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

デクサマーニの抱擁

2011年05月27日 | 環境工学システム論




5月20日 毎日新聞 
東日本大震災:荒茶の検査要請、産地続々拒否へ
厚生労働省が、生茶葉を乾燥させた「荒茶」の放射能検査を東日本の
14都県に求めた問題で、神奈川、埼玉、栃木の3県は19日までに、検
査をしない方針を決めた。静岡県の川勝平太知事も18日、検査要請に
応じないと表明しており、産地自治体の反発が広がっている。

5月12日 日本グリーンピース
複数の海藻から高濃度の放射性物質を検知し、日本政府に対し福島第
一原発周辺での海 藻類の緊急調査ならびに、それに伴う漁業関係者へ
の損害補償の要請

※ 福島第一原発から50キロ離れた沖合で採取した海藻アカモク(ホン
ダワラ科)などから1キログラムあたり最高で13,000 ベクレル以上の
放射性物質を検知。

また、沿岸海域においても独自サンプリング調査を行った結果、福島
第一原子力発電所の南約30㎞から65kmの場所に位置する久ノ浜、四倉
江名、勿来どの漁港で譲り受けたアカモ ク、コンブ、フクロノリなど
の海藻サンプルからも、1キログラムあたり最高で23,000ベクレル以上
の放射性物質が検出。

 




【淀川の人工ミネラルウォータ】

大阪市は23日、大阪市水道局が販売している水「ほんまや」が「モン
ドセレクション第50回ワールドセレクション」にて金賞を受賞したと
発表された。「ほんまや」は、大阪市水道局の水道水を活性炭に通し
て残留塩素を除去し、加熱殺菌して500mlのペットボトルに詰めたもの。
価格は100円。100mlあたりナトリウム1.20~2.70mg、カルシウム0.80
~1.60mg、マグネシウム0.10~0.34mg。硬度約43mg/lの軟水となって
いる。pHは7.5。クセがなく、すっきりまろやかな口あたりになってい
るという。受賞理由としては「大阪市水道局の品質管理、安全性が
確認されただけではなく、飲料水を長きにわたって評価している審査
員の高い評価を得た結果」としている。

国内の自治体が製造・販売するペットボトル水が金賞を受賞したのは
今回が初て
とのこと。同商品の販売は、大阪市内の水道局関連施設や
地下鉄関連施設などで行われている。また、オフィシャルサイトにあ
る申込み用紙をダウンロードし、FAX送信にてのオーダーも可能だ。

1967年の公害対策基本法→1993年の環境基本法を経て地域河川から飲
料水用に取り込まれていた水道水に付加価値をつけ売られているミネ
ラルウォータであり評価されたことは画期的なことだ。
こんなところ
にも日本社会の成熟度が顕れていると感心する。




【暑い夏はファルデのバラの薫りがよく似合う】




FaloodehまたはFaloodeh Shiraziは伝統的なペルシャデザートで、真夏の
人気定番。

【材料】

・水1カップ(シロップ用)
・1カップ、砂糖
・50グラムが薄い乾燥米麺
・5〜6杯のバラ水
・レモンジュース
 
【準備】

・精製砂糖と水を小鍋で煮る。砂糖まで中強火(約3から5分)に溶解
 しシロップをつくる。
・除熱後、ローズウォーターを添加。一度(約4~5時間)冷凍庫に入
 れて冷却。
・お湯と乾燥米麺を入れ約10~14分強火で沸騰させ、水を取り除き、
 冷水で漱ぐ。料理鋏で、5cmに麺を切る。
・先ほどの冷凍シロップをフォークでかき混ぜ、デザート皿(マティ
 ーニガラスや小鉢)に置き、レモン汁を追加して完成。

若しくは、冷凍シロップと冷蔵米麺は各々保存しておく。




【原発1基分の大規模洋上風力発電】

5年前に九州大の太田俊昭名誉教授らが海上にハチの巣状に浮かべた
6角形のコンクリート構造物(一辺3百メートル)の上に、従来の2
倍以上の風力を得る直径百メートルの風車を設置する洋上風力発電構
想が今回の災害から再注目されている。送電線は使わず、得られた電
力で海水を電気分解して水素をつくり、その水素を船で陸に輸送して
水素発電や燃料電池に使うというものだ。新素材の耐用年数は百年以
上とされ、発電コストは原発の半分(要算出式)以下に抑えられると
いう。6角形(ヘキサゴン)の浮体の内部を養殖場にすることで、漁
業補償の問題も解決できるとも言う代物だ。




G8での米仏露の原発推進同盟?との妥協に終始しそうな日本政府を
横目に、福島原発をめぐる情勢は依然と混迷から脱することができず
にいる。なんやかやブログで書いてきたから屋上屋を重ねないが、電
力会社が原子力産業に年間約2兆円を支出し、国も年間約4千5百億
円の予算をつけ研究開発費や地元自治体のハコモノ建設につぎ込み、
約2.5兆円の市場動いているが、この金額を(1)福島原発被害補償
と(2)太陽光発電を中心とした代替エネルギーと省エネ(高性能蓄
電池開発など)推進(3)原発安全推進に、仮に、3分割し、振り向
けるとしたならば、様々な議論をネグって、約8千億円/年がつぎ込め
る格好になる(原発推進派の電力会社に対しては被害賠償と安全対策
研究分に1.6兆円を充当)。

もう少し補足すると、大型及び高性能蓄電開発(これを仮に‘デクサ
マーニ計画’と呼ぶ)はピークカット、リスク分散として重要な位置
をしめることになる。話はかわるが、37年前のオイル・ショックから
地下化石燃料本位→先端技術本位→環境リスク本位という世界の幻想
的政治経済基軸の脈絡から考えて、20年前にはコスト的にも普及増産
の目途がつかなかったものの事業開発として、太陽光発電に着目し、
数年前には太陽光発電の開発研究を担った。急速なコストダウンが進
行し、かつ、今回の震災からさらに全面的な普及実用の追い風がとな
った。とはいえ、原発推進派の抵抗も予想されるが『デジタル革命』
の推進役の産業の米と言われる半導体産業の拡充と情報通信産業のさ
らなる革新により、太陽光発電の形勢必至に揺るぎがないと確信する。
幸か不幸かその意味において、わたし自身の‘方針転換’を促しても
いるようでもある。

                                               

コメント
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