極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ルージュピエールドゥロンサールを潜ると

2016年05月23日 | 贈与経済

 

 

  

            もともと経済学や経済論は、支配者のために書かれたもの。ときには支配者にとって都合のよい
      ウソが
書かれていることもある。学者のように、たとえ支配者でない人が書いたものであったと
      しても、それは指
導者としての目線で書かれているものがほとんど。しかしそれを読んでいる一
            般大衆は、その目線の違い
に気づかず、「経済とはこういうものだ」とどこかで騙されてしまう
            のです。 
  
          
                                                                         

                                   Takaaki Yoshimoto 25 Nov, 1924 - 16 Mar, 2012 

 


【地震予測サマリ-】

〇警戒レベルアップ地域
なし
〇警戒レベルダウン地域
南西諸島(レベル2→1)

〇概況
・週間異常変動(H)で4cm超が見られた点は16点。 今回の特徴は東北地方に4点、熊本地震を起こした周辺
 に3点、静岡県と山梨県に3点、 鹿児島県に3点と比較的まとまって週間異常変動(H)が見られたこと。

・X,Y,Zの週間異常変動は熊本県の千丁で(Z)。
・隆起・沈降は、隆起と沈降が半々。

〇レベル4
(震度5以上の地震が発生する可能性が極めて高い)
九州/南関東地方(相模湾、駿河湾、東京湾に面する地域・伊豆諸島・小笠原諸島)/東北・関東の太平洋岸、
奥羽山脈周辺

〇レベル3
(震度5以上の地震が発生する可能性が高い)
北信越地方・岐阜県/南海・東南海地方/釧路・根室・えりも周辺/鳥取県・島根県周辺

〇レベル1
(何らかの異常変動があり、今後の推移を監視する)
南西諸島/山形・福島・茨城のL字型エリア(北南異常変動図)/北海道道南・青森県/北海道中央部/山口県
周辺

レベル4:九州地区

今回熊本県の千丁で4.8cm、大分県の直入Aで4.0cm、鹿児島県の鹿屋で4.7cm、内之浦で4.7cm、 上屋久2で4.6cm
の週間異常変動(H)がでた。千丁では週間異常変動(Z)もでている。 5月13日から15日の間に薩摩半島西方沖
で中小の地震が起きている。鹿児島県南部は要警戒。以前から注意を呼びかけているが、日向灘でも5月16日に
ここを震源とするM4.7、最大震度3の地震が起きた。 熊本地震はまだ終息しておらず余震があると考えられる。
東西異常変動図で色が急変している境目は特に要注意。水平ベクトル隆起沈降段彩図から、九州北部は他の地域
と異なり北変位しているので、その境目は特に要注意。九州は熊本地震による余震や新たな歪みの発生などのた
めしばらく期限を設けない。

上/右図の見方は、水平方向の動きを矢線で、垂直方向の動きを色で表す。 背景画像は4週前の週平均値を基点
としたH(高さ、正式には楕円体高)の隆起・沈降段彩図(色別の等高図)。
その背景画像の上に4週前と比べて
どの方向に水平変動したかを矢印の向きと長さ(変動の大きさ)で表す。 短期的な動きを捉えることができる。

矢印の向きが異なるエリアは歪みが貯まっていることを意味する。日本列島の水平方向変位は主に南または南南
東方向に向いている。熊本地震を起こした九州はそれと異なり、東西・南北に大きく変位している。
九州南部は
南変位だが九州北部は北変位である。 その境目は歪みが貯まっているので要注意。
熊本から大分に抜ける北東
方向の線上では熊本側から大きく沈降・隆起・沈降。 極めて不安定な状態であることが読み取れる、とのこと。


● 産業技術総合研究所 東アジア地域の地震と火山噴火に関する災害情報図が完成

産総研によると、 記録として残っている1850年以降の地震に関する情報や1400年以降の火山噴火に関する情報
を重点的に新たに収集し地質図上に表示。特に、東日本大震災以降、大きな注目を集めることとなった地震や
火山噴火に伴う津波の発生範囲と波の高さや活断層の位置のほか、火山灰の分布範囲、各災害による犠牲者数と
その要因を新たに調査し、アイコンを使ってわかりやすく色分け表示。これらの情報を、1枚の地質図上に表示
したため、例えば、古い年代の地質の地域では地震と火山噴火による災害が少ないことなど、地質と災害の関係
を読み解くこともでき、災害が起こりやすい地域、災害の規模や種類、津波や降下火山灰などの影響範囲を一目
で把握できるようになり、専門家だけではなく、広く一般にも理解しやすい災害情報図であることから、東アジ
アの災害対策に大きく貢献することが期待され、情報図上に表示し切れない詳細なデータについては、情報図の
裏面に、日本語と英語で記述してあり、各機関には地震火山災害情報のより詳しい理解のため併せて活用してほ
しいという。



Mercury Rising, India Records its Highest Temperature Ever

● インドで過去最高気温、51℃を記録。熱波による死者多数

インド北西部ラージャスターン州のファローディという都市で、同国過去最高の51℃を記録。今の時期に、こ
の地方で気温が40℃近くまで上がるのは珍しくないに50℃を超えること
はめったになく、今までの最高は、
1956年に記録され50.6℃以来のこと。インド気象局は、インド北部と西部地域の大部分を「厳しい熱波」
が横切る見込みとしており、警報を発していた。

 

彼女曰く、断末魔?! これは温暖化のほんの序の口だと、吾は応える。それにしても今夜の月はひとしお、赤
いと告げにくるので、玄関を解錠し、のぞき込み、それは水蒸気の状態で変化しているだと返事する。

 

【すこしだけ贈与経済講座:最新熱電変換素子技術】

そこで、やすくてエネルギーハーベストな地産地消型熱電変換技術を日本からインドに『贈与』し、涼しくでき
ないものかすこし頭をひねる。要するに家の屋根壁に印刷方式で作った熱電変換素子のフィルムを貼り付け、空
調機に直接(DC/DC)供給し室内を冷やす、飲み水を殺菌し冷やすして飲めるようにするというわけ。これ
だと、インフラが不十分でもどこでも使えるというわけだ。早速上図のネド(NEDO)の新規技術に目を通す。
細かなことは「願ダブクリ参照」していただくとして、おおきな技術課題は次のようなことになる。

 熱電変換素子は、材料の両端の温度差に応じて当該両端に起電力が発生するゼーベック効果、又は、2種類
 の異なる材料の端部を接合し、この接合部分を通過させる電流によって接合部分での吸熱又は発熱を生じさ
 せるペルチェ効果を用いて、熱エネルギーと電気エネルギーとを相互に変換する素子である。熱電変換モジ
 ュールとは、ゼーベック効果による出力電力又はペルチェ効果による吸熱量が用途に応じて適切になるよう
 に、複数の熱電変換素子を電極で配線し、基材で挟んで熱源又は冷却対象物と接触させることを可能にした
 装置である。

 このような熱源として想定される200℃以下の温度域で実用化されている熱電変換モジュールとしてはBi-Te
 無機半導体を焼結・成形して電極と接合した素子を、セラミックス基板上に配置した構造を持つものが一般
 的である。 Bi-Te無機半導体は、当該温度域において材料としての熱電変換性能が最も高いが、有害で希少
 な元素を含むこと、焼結プロセスが必須のため大量生産が困難で製造エネルギーコストが高いこと、剛直な
 セラミックス基板を用いるため複雑な形状の熱源に効率的に熱接触させることが困難であること、などの制
 約があり、膨大な排熱量を有する当該温度域での熱源に用いる発電素子としては普及していない。

 大気中で塗布製膜が可能で、熱電変換性能の低くないn型導電性高分子は現時点で得られていない。そのため
 導電性高分子からなる熱電変換素子では、現状においては、p型導電性高分子のみで構成しなければ、発電効
 率の高い素子が実現できない。

そこで、彼らは考えた。
ドーパント分子と添加材分子で導電率やゼーベック係数を調整した導電性高分子等の有
機熱電材料を断熱材繊維に浸透・乾燥し、断熱材繊維を膨張・伸縮させ、厚みや繊維間の空洞形成させて、繊維
の表面を有機熱電材料膜で被覆、断熱材繊維を取り囲むように網目状の断面構造を形成、複合組織化し熱電変換
素子を作製してみたらと。そうすると、「熱電変換素子の両端に電極接合し、複数の電気的結合させ熱電変換モ
ジュール構成し、導電性高分子等を用いた熱電変換モジュールの、導電性高分子等の原料使用量を削減して低コ
スト化を図りつつ、発電出力を高めつつ、柔軟性も有する熱電変換できるた」というのだ。素晴らしい。是非、
インドやアフリカ地方など灼熱で苦しんでいる人たちへこの技術を完成させ、『贈与』してもらいたい。
 

 

 

     濡れた絵

   それらの美しい日々

   都会が骸子や、扇や、鳥の歌やら

   あるいは海辺に落ちた帆立貝の殼に似る日々

        ――さようなら、さようなら、美しい娘たち、

        僕らは今日出会って

     もう二度と会うことはない。

   それらの美しい日曜日

   都会がフットボールや、トランプのカードや、オカリナやら

   あるいは揺れる鐘に似る日曜日

        ―――日のあたる通りで

        道ゆく人々の影がロづけをし

   人々は見知らぬ同士のまま別れていく。

   それらの美しい宵

   都会がバラや、チェス盤や、ヴァイオリンやら

   あるいは泣いている娘に似る宵

        ――僕らはドミノをやった、

        黒い点々のあるドミノ板をバーで痩せた娘たちと並べた、


        彼女たちの膝を眺めながら、

   それらの膝は痩せ衰えていた

   靴下どめの絹の王冠を被せられたニ個の頭蓋骨のように

   困窮した愛の王国で。

         ――ヤロスラフ・サイフェルト(エウォルド・オサースの訳による)

                                      Wet picture
    

               Those beautiful days

   when the city resembles a die, a fan and a bird song

   or a scallop shell on the seashore

             – goodbye, goodbye, pretty girls,

           we met today

        and will never meet again.
 
   The beautiful Sundays

   when the city resembles a football, a card and an ocarina

   or a swinging bell

             – in the sunny street

           the shadows of passers-by were kissing

         and people walked away, total strangers.

 
   Those beautiful evenings

   when the city resembles a rose, a chessboard, a violin

   or a crying girl

             – we played dominoes,

            black-dotted dominoes with the thin girls in the bar,

          watching their knees,

 
           which were emaciated

           like two skulls with the silk crowns of their garters

           in the desperate kingdom of love.


                                                  Jaroslav Seifert
                                     
23 September 1901-10 Januar 1986
                                             

                                              

● ルージュピエールドゥロンサールを潜ると

 

三年前に彼女の誕生記念樹にと植えた、ことしのルージュピエールドゥロンサールは早めにうどんこ病・黒星病・
灰色かび
病などの対策の手入れを済ませていたので昨年よりきれいに咲いているのでデジカメするが、なかなか
気に入ったアングルを掴むことができず、裏のバラのアーチに頭をぶつけたりし夢中になり撮る。部屋に戻り打
ちつけた頭に手をやると、ぽろっと棘が1つ手のひらにころげ落ちる。裏口のアーチを潜り抜けるとそこには、
見慣れた庵がゴージャスに輝いてみえる季節が訪れる(それにしても頭を指で撫でるとすこし痛い)。
 

 

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