『墨攻』
A BATTLE OF WITS(2006年中国、香港、日本、韓国)
監督 ジェイコブ・チャン
脚本 ジェイコブ・チャン
出演 アンディ・ラウ、アン・ソンギ、ワン・チーウェン、ファン・ビンビン
■ストーリー■
紀元前370年、中国は戦国時代、趙は戦のための要所として梁の国を攻め込もうとしていた。趙は将軍、巷淹中率いる10万の大軍に対し、梁城の民はわずか4000人だった。梁王は、戦略家の墨家に援軍を求めた。梁王が降伏しようとしていたときに、墨家からやってきたのは、1人の男、革離だけだった。革離は、大きな戦の前に、梁城が1ヶ月の間持ちこたえれば趙の軍は退散すると説得するのだった。
■感想■
森秀樹、酒見賢一原作の同名コミック「墨攻」の映画化作品。
中国、香港、日本、韓国と4カ国合作の大作です。ランニングタイムも132分と、長いです。でも、中国映画のマジメさも、韓国映画のお涙頂戴も、日本映画のアイドル映画っぽさ(もちろん、誰も出演してないけど)もなく、面白く観れます!
香港映画として観ると、やはり「この132分は少し長すぎ!!」とか思いそうですけど、全然退屈しないので、時間があったら観て損は無いです!でも、この面白さは、絶対に香港映画の良いところが出てるはず。
原作のコミックは知らないんですけど、原作はかなりの長編なんで、この132分でも、ストーリーをハショッテるか改変してるんでしょうね。戦国時代を舞台にしてますけど、武侠映画じゃ無いんで、主人公たちは空飛んだり、矢や刀を身体で跳ね返したりしないです。
主人公たちが、空を飛ばなくても、十分面白いですよ!なんか雰囲気的には、ワイヤーアクションの無いマジメな『セブンソード』(05年)って雰囲気の作品になってます。
でも、自分は、ワイヤーアクションで、主人公たちが空を飛ぶ武侠映画の方が好きなんですけどね!まぁ、主人公たちが、空を飛ばないですけど、『空飛ぶ十字剣』(77年)や『邪拳迫る!死守せよ少林寺秘伝』(80年)が最も好きな武侠映画なんですけど。空を飛ばなくても、物理法則は無視の状態ですけどね。あれ、また違う映画の話題になっちゃいました。
話を『墨攻』に戻すと、当初、被害者側だと思っていた梁の国ですけど、ストーリーが進むに連れて、だんだんと正体が出てきます。結局、こういう展開になっちゃうんですね。こういうところが香港映画っぽくなくて、中国映画的です。なんてたって中国との合作ですからね。あ、でも原作は日本のコミックか!原作も同じような展開なんですかね??
香港映画の多くは、もう少し、勧善懲悪な感じの作品が多いですもんね。でも、主人公たちが死にまくるような作品も多いですけどね。
今度、機会があったら、原作のコミックも読んでみたいですけどね。でも長いんですよね。最近は『DEATH NOTE』、『どろろ』とコミックの映画化も、かなりありますけど、こういう映画化も良いですね。『どろろ』なんて見る気が起きないです。ホントは少し観たいんですけど、自分的には“忙しい合間を縫ってどうしても観るぞ!”って感じじゃ無いですもんね!
『どろろ』も監督が北村龍平監督で、百鬼丸が北村一輝とかだったら面白そうですけどね!
日本のコミックも、国際的に、今作のように映画化されるとかなり面白くなるような気がするんですけど。68点
A BATTLE OF WITS(2006年中国、香港、日本、韓国)
監督 ジェイコブ・チャン
脚本 ジェイコブ・チャン
出演 アンディ・ラウ、アン・ソンギ、ワン・チーウェン、ファン・ビンビン
■ストーリー■
紀元前370年、中国は戦国時代、趙は戦のための要所として梁の国を攻め込もうとしていた。趙は将軍、巷淹中率いる10万の大軍に対し、梁城の民はわずか4000人だった。梁王は、戦略家の墨家に援軍を求めた。梁王が降伏しようとしていたときに、墨家からやってきたのは、1人の男、革離だけだった。革離は、大きな戦の前に、梁城が1ヶ月の間持ちこたえれば趙の軍は退散すると説得するのだった。
■感想■
森秀樹、酒見賢一原作の同名コミック「墨攻」の映画化作品。
中国、香港、日本、韓国と4カ国合作の大作です。ランニングタイムも132分と、長いです。でも、中国映画のマジメさも、韓国映画のお涙頂戴も、日本映画のアイドル映画っぽさ(もちろん、誰も出演してないけど)もなく、面白く観れます!
香港映画として観ると、やはり「この132分は少し長すぎ!!」とか思いそうですけど、全然退屈しないので、時間があったら観て損は無いです!でも、この面白さは、絶対に香港映画の良いところが出てるはず。
原作のコミックは知らないんですけど、原作はかなりの長編なんで、この132分でも、ストーリーをハショッテるか改変してるんでしょうね。戦国時代を舞台にしてますけど、武侠映画じゃ無いんで、主人公たちは空飛んだり、矢や刀を身体で跳ね返したりしないです。
主人公たちが、空を飛ばなくても、十分面白いですよ!なんか雰囲気的には、ワイヤーアクションの無いマジメな『セブンソード』(05年)って雰囲気の作品になってます。
でも、自分は、ワイヤーアクションで、主人公たちが空を飛ぶ武侠映画の方が好きなんですけどね!まぁ、主人公たちが、空を飛ばないですけど、『空飛ぶ十字剣』(77年)や『邪拳迫る!死守せよ少林寺秘伝』(80年)が最も好きな武侠映画なんですけど。空を飛ばなくても、物理法則は無視の状態ですけどね。あれ、また違う映画の話題になっちゃいました。
話を『墨攻』に戻すと、当初、被害者側だと思っていた梁の国ですけど、ストーリーが進むに連れて、だんだんと正体が出てきます。結局、こういう展開になっちゃうんですね。こういうところが香港映画っぽくなくて、中国映画的です。なんてたって中国との合作ですからね。あ、でも原作は日本のコミックか!原作も同じような展開なんですかね??
香港映画の多くは、もう少し、勧善懲悪な感じの作品が多いですもんね。でも、主人公たちが死にまくるような作品も多いですけどね。
今度、機会があったら、原作のコミックも読んでみたいですけどね。でも長いんですよね。最近は『DEATH NOTE』、『どろろ』とコミックの映画化も、かなりありますけど、こういう映画化も良いですね。『どろろ』なんて見る気が起きないです。ホントは少し観たいんですけど、自分的には“忙しい合間を縫ってどうしても観るぞ!”って感じじゃ無いですもんね!
『どろろ』も監督が北村龍平監督で、百鬼丸が北村一輝とかだったら面白そうですけどね!
日本のコミックも、国際的に、今作のように映画化されるとかなり面白くなるような気がするんですけど。68点