『ロンドン塔の呪縛』
THE HAUNTING OF THE TOWER OF LONDON(2022年イギリス)
監督:チャーリー・スティーズ
脚本:チャーリー・スティーズ
出演:リチャード・ローデン
リース・コノリー
ティム・カートライト
エマ・スパージン・ハッセイ
ジェイク・ワトキンス
■ストーリー■
ロンドン塔の水堀からトランクが引き上げられその中から行方不明の2人の王子の遺体が発見されるのだった。犯人として捕られたグレイストックは拷問されたグレイストックは2人の王子の亡霊によって退場。北部の村人の話で死者と話すことが出来る能力を持つ男がいることを知った側近ベアトリスは、その能力を持つ男ヘンリーをロンドン塔まで呼ぶのだった。しかし、国王の弟リチャードに殺害され、ヘンリーも囚われてしまうのだった、。。
□■□ネタバレあり□■□
ネタバレしてます
■感想■
リチャード3世に退場させられたとウワサになっている幼い王子の史実をもとにしたと思われるホラー映画。
史実が絡んでいるのであまり突飛なことが描けなかったのか、地味な作品に、、。
と、思っていたら、結局、史実は関係なく、、。幽霊出まくり、幽霊と話せる男が出てきたり、、。完全なホラー映画に、、。
しかも、出てきた登場人物のほとんどが映画から退場、、ホントに退場しちゃいます、、。
ランニングタイム94分の作品ですけど、94分も使って、主な登場人物が全員退場って、、。誰も救われない悲惨なラスト、。
死者と話せる男ヘンリーとか、女王の側近のベアトリス、神父とか、本当になぜ出てきたの??って感じです。誰も活躍していない、、、リチャード3世がやりたい放題暴れているだけ、、。そこにオカルト要素が入ってきてワケのわからない作品になっちゃっている印象、。
「観てきたこの時間、何だったのーー、、」
残酷な拷問シーンしか印象に残っていないです!!
でも、リチャード3世が残酷なイメージなのは、ウィリアム・シェークスピアが書いた戯曲「リチャード三世」の影響って話もあるみたいです。
リチャード3世、残酷すぎなんですけど、中世ってこんな感じだったんでしょうねぇ、、。
でも、地味で見せ場もない、全然盛り上がらない作品なだけに『炎のグレートコマンド 地獄上の大冒険』(ソフト題:『グレート・ウォリアーズ 欲望の剣』)(1985年)よりも残酷な感じ、。
最期は、深作欣二監督の「魔界転生」(1981年)みたいに歴史変わっちゃっているのでは??みたいな展開、。
リチャード3世が退場しちゃうと、歴史と変わっちゃいますよね、、。
どうせ、歴史なんか気にしていないなら、もっともっとストーリーが暴走しても良かったのに、、。
なぜ、こんな再現ドラマ風な展開+オカルト映画に、、??
まぁ、それなりには楽しめましたけど、、あくまでもZ級映画よりは楽しめるって感じですが、。
もう少し見せ場があれば良かった度 ★★★
えーー、全員いなくなっちゃう度 ★★★
結局、歴史関係ない度 ★★★★
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