2年前2016年7月17日が一枚目の一番最初の稽古日でした。
1回90分の稽古が1000円で12枚綴りのチケット制の教室です。
貧乏性のおばちゃんにはぴったり( ◠‿◠ )
1週間に一度を目安に通って7枚目に突入。
10式、16式、24式、五ほ拳、終えて、
ほぼ体に順番が沈み込んだように思えます。
今は88式のどこらへんか分からんとこ練習中。
頭こんがらがります。
ボーっとやってたらまぎらわしくて間違えます。
体操のような順番なぞりながらも、太極拳は武術なのでそれを忘れちゃダメ。
それぞれの型に中国語の名前ついてるけど、覚えたのは雲手と書いてユイショウだけ。
このパターンが足も手も体重の移動も私には難しい。
もうすぐ2年になる頃になって、初めて太極拳で検索してみた。
太極拳には大きく分けると2つあり、昔から伝わってきた伝統拳と、
中国の体育機関が健康増進を目的に広く世界に広める為に作りあげた制定拳です。
伝統拳は大きく5つの流派があり、それぞれ陳式、楊式、呉式、孫式、武式、と興した人の名前に由来しています。
最初に1600年頃河南省陳家溝にて陳王庭とその一族により編み出されたのが陳式太極拳で、太極拳の始まりとされています。
この陳さんは河南省の少林拳を学んでたが飽き足らなくて、自分であらたに始めたそう。
そうなんや、少林寺に満足できなかったのか…
その後、楊露禅によって楊式太極拳が作られ、そこから呉式と武式が生まれ、孫緑堂が武式と他の中国武術を組合わせて作ったのが孫式太極拳となった。
中華人民共和国が誕生して、過去の義和団事件のような武術集団をのさばらせないよう、太極拳を武術からスポーツというか体操にして牙を抜いたんだって。
1956年、ゆったりと大きな動作が特徴的な楊式太極拳をベースに、国家体育委員会が健康増進を目的に作られた制定拳は、簡化24式、48式、88式太極拳などがあります。
88式は、楊式太極拳の動きが多分に含まれた太極拳だそうで、今んとこ実に興味深く学んでて楽しいです。
スロートレーニングのことは以前書きましたが、ゆっくりする、のではなくて、ゆっくりになる、これがまだ体得できてません。
学んで回数を重ねてなくて体に染み込んでない型パターンほど早くなってしまいます。
ゆっくりとできるということ、これには深い意味がありそうです。
早くできるからスゴイんではなくて。