うちの子達が生まれて間もないころ夕方に「スプーンおばさん」というアニメが放映されていました。
放映期間を確認してみると1983年4月4日から1984年3月9日まで。
長男が1981年7月生まれ、長女が1983年10月なので夕食の支度をする間TVに子守してもらってました。
ときどき手を留めて見入ることもしばしば。
公式サイトによりますと
ペンダント代わりに、スプーンをいつも首にかけている「スプーンおばさん」。
小さな村でペンキ屋のご亭主と暮らしている。
おばさんは元気で無邪気で働き者で、村のみんなの人気者。
スプーンおばさんがふつうと違うところは、突然体が縮んで首にかけたスプーンと同じくらいの大きさになってしまうこと。
小さくなれば動物たちと話ができて、小さいからこそ出会えるステキなできことや冒険もいっぱい!
時間がたつとちゃんと元に戻るので、このことを知っている人はほとんどいない。
スプーンおばさんの体が縮んで冒険するという設定は忘却のかなたでした^^
木苺をつんだり、台所で鍋をかき回していたり、ジャムを作ったりしてたシーンが印象に残っています。
原作はどこの地方の森や村を思い描いてたんだろうと検索してみると
ノルウェーの児童作家アルフ・プリョイセン(Alf Prøysen, 1914年7月23日-1970年11月23日)
童話『胡椒瓶おばさん』をアニメ化したもの
ノルウェーとイギリスでは少し緯度に違いはありますが、
欧州の北のほうの森や小さな村では同じ景色が見られたのかもしれません。
9月はじめロンドンのあきこさんちで4晩も泊めていただきました。
庭にわんこがいます。
芝が植わっていてかなり奥行きがあります。
右隣のおうちの林檎の木や葡萄の木が塀を乗り越えて侵入してくるので、
こちらの庭で収穫するりんごやぶどうはありがたく頂戴してるんだって。
ぶどうにはちゃんとビニール被され大事に見守れていました。
夏には木苺が美味しくて朝食前に庭に出て自分が食べる分を摘むんだそうです。
うっかり歩いていると
めっちゃデッカイなめくじが、ごろごろあちこちに。
一番おもしろかったのは右奥の大きな木の切り株?
ひとつの枝には洗濯ロープが巻きつけられていました。
ちゃんとわんこが登りやすいように背面には板が留められてあったり。
あきこさんもこの木の上に登って空を眺めておいでだったとか。
郷愁にかられたこともおありだったかもしれません。
きっと異国の地で暮らしていくことの困難さは想像以上のものがあるやも。
元気で無邪気で働き者で村のみんなの人気者「スプーンおばさん」みたいなあきこさん。
この木の上でリセットされ笑顔を取りもどされていたことでしょう。
ほんとにお世話になりました。
あたたかくおもてなしいただきありがとうございました。
最後に、マーロウの橋のたもとにあった教会の庭。
風光明媚なテムズ川湖畔のお墓は素敵でした。