秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

世界遺産を守るために

2008-06-11 | 旅・中国&韓国
昌徳宮(チャンドックン)は、東アジア宮殿建築史において非定型的な造形美が際立つ代表的な宮殿で、周辺の自然環境と見事な調和をなし、1997年ユネスコ世界遺産に登録されました。

ここは所定のコースをガイドと一緒に観覧します。
日本語ガイドは9:30、10:30、12:30、14:30、16:30
韓国語ガイドは朝1番9:15から30分ごと、中国語ガイドは日に2回あります。

英語ガイドは日に3回のうち初回は11:30出発で、
私達が退場する頃ちょうど入場していました。
約2時間ほどかけて回りました。

自由観覧は毎週木曜のみで、観覧料金も5倍の15,000ウォンとパンフレットに書かれています。

 

勝手に先へ進むことは禁じられています。
マイクを使われていますが、周りをざっと数えただけで数百人以上はいそう。
人数が多すぎてなかなか声が通らない。

 

この年になると10枚写して何とか見れる写真は1枚、確率がめちゃ悪い。
たまには実際に来た事を証明するためにシャッター押してもらった。

 

今回のツアーで、一番ガッツあると思われた人は、ピンクのシャツ着た目薬さしている女性、56歳。
数年前脳梗塞で倒れ、リハビリでここまで快復されたそうです。
去年夫を病気で亡くされたとも聞きました。

 

2歳半の男の子を連れた若いママはそのお母さんと3人組。
この男の子の姉二人は小学生で、すでに1週間前に夫とその両親と一緒にこのツアーに参加し、今回は残りの家族が来たと話されていました。
 
 

新緑の中たっぷり歩いて、まるで初級ハイキングなみ。
想定外の観光で皆くたびれました。

世界遺産を守るために、こんな工夫もあるのだなと知りました。
建物の美しさと周りの自然とのバランスも素晴らしい。
朝鮮の李朝時代の焼き物も素敵ですが、韓国ってこんな時代もあったんだなと。

朝鮮半島からやってきた帰化人が、日本に様々な技術や文化を伝えてくれたんだっけ。
そうかぁ~、なるほど、納得できましたよ。

ついてる!ラッキー!!

2008-06-10 | 旅・中国&韓国
20年以上前、友人が北朝鮮籍の人と一子をもうけてから離婚しました。
なんでって聞いたところによると、
あちらのお国では儒教精神・先祖崇拝、家族の絆が強いため、日本人には考えられないほど親族の集まりがあるそうだ。
大韓民国でも先祖の命日ごとに親族が集まり食事するのは最低でも年に6回はあるようです。
主婦は大変です。

その大元・宗廟は世界遺産です。
朝鮮王朝の王様・王妃が祀られ、年に一度末裔が集まり荘厳な大祭が執り行われるそうです。
ここを訪れたときだけ雨でした。

 
大阪湾にある人工島・関空を飛び立ってすぐ、橋を撮影しました。
大韓航空機での席は、羽の前、団体は後部座席に押し込まれるのが当たり前だというのに、こんな前の席初めて!

ソウルに着いたときは雨が降っていました。
覚悟はできていました。
トランクから折りたたみ傘を取り出し、バスに乗り込みました。

 
最初の観光地、世界遺産・水原華城に着いたときは雨が上がってた!
朝鮮王朝22代正祖がソウルから遷都したときに築城。
東西南北に門があり、それらを繋ぐ城壁を40分ほどかけて歩きました。

 
帰路レストランでプルコギを食べて、イテオンホテルに入りました。
なんと広い部屋、ジュニアスイート!!
ここで3連泊できて超ラッキーでした。

徴兵

2008-06-10 | 旅・中国&韓国
韓国は徴兵があります。
韓国人俳優が行くとか行かないとかでもニュースになります。

おりしもここしばらく韓国では米国産牛肉問題が引き金でデモや集会が立て続けで、在韓中も警備が厳重でしたがナイスショットがない。

透明の雨合羽を着て警備する若い男性2人
 

このブログを始めて間もない頃、仮想現実で精神を鍛える? 麻痺させる?という記事を書きました。
リンク貼ってますから良かったら見てください。

どういうことを書いたかというと、
新兵が初めて戦場に出て、眼前の敵を殺せる確率はかつて15%だったのに、今や95%までのシンジラレナイほどの上昇率。
第1次世界大戦から最近のイラク戦争まで兵器はそれほど進歩していないのに、それを扱う人間の内的変化には雲泥の差がある話です。

何のためらいもなく人間を刺したり銃で撃ち殺すという行為は、普通の人間では躊躇してできないことです。
それで実際に戦場に出るまでに、バーチャルゲームで殺戮に慣れさせて反射的に反応できるよう精神を鍛えるのだそうです。

秋葉原無差別殺傷事件でも、加害者はバーチャルゲームで現実感を伴うことなく行為に及んだのではないかと推測されています。

で、最初の徴兵の話に戻ります。

このたびの現地ガイドは大学生2人を持つ韓国女性でした。
彼女の息子さんが大学に入学してから徴兵に行かなければならなくなった。

徴兵に送り出す息子を持つ母親は何を心配するかというと、戦場や訓練で命を落としたり怪我するのではないかという心配よりも、同性愛なんだそうです。

男ばかりの世界ではよくある話。
階級・年功序列的社会で、年上や力のあるものには服従せざるを得ないとき、むりやり犯される。

それで、彼女は息子さんを送り出すとき、
「隣で寝ている人に手を出さないでね」
息子さんは186cmの巨漢で、たぶん押し倒されることはないであろうが、逆の場合があってはいけないと。

このガイドさんからは、生の韓国女性の気持ちや習慣などたくさん聞くことが出来ました。

子供の頃、家にお風呂がない家がほとんどで、
台所でお湯を沸かし体を拭き、年に数回程度お風呂やさんに行きあかすりをしてもらう。

韓国のあかすりはこうした習慣から始まったもののようです。
今は各家庭にシャワーもあるけれど、1週間に一度はあかすり行って血行をよくしてもらうんだそうです。

北朝鮮との統一問題に関しては女性と男性では考え方が異なるらしい。
たいていの中年女性が思うには、やっとここ10年で満足に食べれる豊かな時代となった。
それなのに今統一すると、また貧しい時代に戻るのではないかと恐れている人が多いそうです。

日本には徴兵もないし、民族分裂という大問題もありません。
なんやかんや問題はあっても、まだまだ世界から見れば平和で豊かな国ですね。

イムジン河 水清く とうとうと流る♪

2008-06-08 | 旅・中国&韓国

500ウォンコインを入れて双眼鏡で眺める先は北朝鮮。
畑で働く人々の姿や3階建てアパートなどの建築物も見ることができました。

 38度線は国境だと今まで思っていたけど、
正確には軍事分界線、まだ戦争は終了していない。

DMZライン(非武装地帯)はフォーク・クルセダーズの伝説の名曲「イムジン河」の歌詞が蘇ります。
ガイドさんの説明を聞いて涙が出たことは初めてのことでした。

オドゥサン(烏頭山)統一展望台からみた
イムジン(臨津)江と漢河の合流地点の景色です。

 

展望台から自由の橋までの川沿いは、
鉄条網が張りめぐらされ警備が厳重で、休戦中であることを思い知らされます。

イムジン河を渡る自由の橋と
その向こうにトラサン駅へ向かう鉄道の橋

1953年、休戦協定が締結された後、
戦争捕虜13000人がこの橋を通って帰って来る時に
「自由万歳」と叫んだので自由の橋と呼ばれているそうです。

   


花より団子

2008-06-08 | 旅・中国&韓国
今回の激安ツアーは66人も集まったようで、2グループに分けなければならないほどの大人数。
ほとんどが中高年の大阪のおばちゃんです。

食事の時になると、お代わりくださいとか、コップが足りませんとかを給仕に伝えるのに、あちこちで韓国語が飛び交います。

ツアー客のうち8割程度が何度も韓国旅行体験されたリピーターで、簡単な韓国語会話ができて、ハングル文字読めたりします。
立派な民間親善大使です。

今ちょうどペ・ヨンジュンが来日中で、先だっての大阪・京セラドームでの公演チケットが○十万円もの値段でオークション落札されたとの話題にも驚かされましたね。

身近な友人も二人が韓国人俳優にはまっています。
そのうちの一人が今回の旅の同行者で、彼女は韓国旅行4回目です。

何度も旅を重ねたツワモノ達は、ロケ先巡りなどしているうちに、韓国料理とショッピングに魅せられたようです。

旅行社も心得たもので、観光半分、ショッピング半分で構成されたツアーとなっていました。
最初の画像はツアー特典プレゼントです。
あちこちの店へ連れて行かれるたびにいただいたものだけで、こんなにたまりました。


これは新羅ホテルの免税店、有名なブランドはほぼ網羅されていました。
免税店は2店、ロッテにも行きましたよ。
トイレ借りて新作をチェックして回りました。


ここはキムチ店、おばちゃんの売り込みスピーチ聞きながら試食させてくれますが、どれもこれも高い!
そりゃあ試食代金含まれていますからね。


土産物屋さんにも連れて行かれました。
5個買うと1個おまけしますとか言われても、菓子折り1箱800円ならちょっと躊躇。

何より驚くのはこうした店に堂々とブランドコピー品が並んでいること。



韓国海苔やキムチ、コチジャンなど食料品だけでなく、今流行のBBクリームなど、皆さんは貪欲に購入されます。

3泊4日にすれば大きなトランク持って来られているなと最初思ったのも、これで納得。
キムチなどは手荷物できないため、最後に空港でトランクをあずける前に荷物の整理します。

韓国は革製品でも知られていますが、滞在中にコートやジャケットを仕立ててもらった方も何人かおられました。
それもフリータイムに自分で店を見つけ、最終日までにちゃんと手に入れて、どなたもとてもパワフルでした。

B級グルメの旅

2008-06-07 | 旅・中国&韓国

3泊4日の韓国の旅から帰り、先ほど体重計にのったら1kg増。
連動して体脂肪も内臓脂肪もきっちり増えていました。

ツアーについていたのはプルコギ(韓国式すき焼き)、カルビ湯、味噌チゲ。
自分で食事をとらないといけない昼食と夕食2回づつ、朝食1回は
鳥インフルエンザの影響で鶏肉は避けて、お金の関係で焼肉もパス。
日本でなじみの深いB級韓国大衆料理をしっかり食べてきました。

トップ画像は古宮の石焼ビビンバ、これと海鮮チヂミで一人約2万ウォン(2,340円程度)
関空でのレートが15000円で128,000ウォンだったので、
10,000ウォンが約1,172円という円安レートになりました。

最終日(今日の朝)、ホテル近くの高麗仙で韓国粥、7000ウォン(820円程度)。
何にしようか迷って、ゴマ粥を頼んで出てきたのは、
黒ゴマと白粥をミキサーにかけてペースト状になったものでびっくり。

味はゴマの風味がきいて甘みがあってきっと栄養たっぷりなんだろうけど、見た目に影響されて全部食べれなかった。
左手の野菜粥は普通に美味しかったのでこれにすればよかった。

仁川空港最後で今日の昼、最後に食べた韓国料理・豆腐チゲ1,070円。

韓国料理は常にキムチをはじめとするお漬物や常備菜が小皿でたくさんついてます。
見た目は一緒でも店によって微妙に味が異なりました。

最後の夜は昼間のフリータイムに歩きすぎて、食べ過ぎて、夜はコンビニ買出し晩餐となりました。
韓国式海苔巻きの海苔は韓国海苔ですが、いなりずしは日本と同じ味でした。


ちなみにビール500mlが2300ウォン、サザン酒3600ウォン、
雪中梅酒5000ウォンとアルコール類は安かったので、
毎夜毎夜ついつい・・・

明日から節食・節酒に努めないと、健康診断メタボちゃんになってしまいそう。


フリーウェイなれど

2007-12-06 | 旅・中国&韓国
朝、鳩がホテルの窓枠に止まりにきました。
上海中心部よりバスで30分近く走った上海市はずれのホテル13階窓よりガラス越しの景色です。
高速道路はほぼ市内をめぐっているようで整備できています。

通行料金は無料のフリーウェイです。
しかし車検は毎年あり、年間38000円ほどの高速道路通行料金が均一で課される。
確かに料金所での渋滞はないからスムーズですけど、
走っても走らなくても義務付けられるというのも嫌ですね。

上海から出て江南地方へ行くと、まだまだあちこちで高速道路が工事中です。

コンクリートが固まるまでの仮枠はまるでジャングルジム。

道路でも、水道や下水の排水工事でも、
また次の補修仕事につながるように手抜きが当たり前だとのこと。
規定より細いパイプで詰まることもしょっちゅうあるらしい。
これが中国流だと現地ガイドが話されてました。

高速道路橋げたの鉄筋は大丈夫なんだろうか。
阪神大震災の阪神高速道の破壊の画像がよみがえります。
でも上海は地震ないそうですから。

発展中・上海

2007-12-05 | 旅・中国&韓国
数日前、高村外務大臣はじめ6人の大臣が中国を訪れ、中国の閣僚と北京で会談している様子が報道されていました。

大写しになった顔を見ていると、日本人に比べて中国人の血色のいいこと。
体格も恰幅があって元気な様子が見て取れました。

上海の街もあちこちで高いビルが林立し、まだまだ工事中のところもたくさんありました。

上海市役所前も工事中でした。


上海の東方明珠電視塔は高さ458m。
世界で3番目の高さらしいけど、カナダトロントやアメリカラスベガスの塔からみた景色よりも凄かったようにも思う。







旧フランス租界は、今新天地として欧米人が闊歩し、とても中国とは思えないところでした。
この近くのマンションは、15年前には200万円程度だったのが4500万円まで値上がりしているらしい。
香港人・台湾人・日本人などが投資し大儲け。
14年前に上海行ったけど、とても投資する勇気はもてなかった。

岡目八目

2007-11-25 | 旅・中国&韓国
街角のあちこちで、将棋らしきものやトランプを楽しむ男性グループはよく見ます。
たぶんパチンコ屋さんがないみたいだし、ゲームやギャンブルはこうした形で綿々と続いているのでしょう。
一人でゲームするよりずっと平和です。



街角で食事をする風景も、昔から変わってないようです。


古い商店も新しいスーパーも同じです。
埃なんかへっちゃら、たくましいです。


食べ物を売る屋台や荷車、自転車もたくさん見かけました。
サトウキビや、果物、木の実などなど。
これは肉まんでしょうか、美味しそうですが何が入っているかわからないので食べてません。


オレンジのナイロンベストを身につけた人は、街の掃除担当。
今回の旅ではあらゆる街で見かけました。
竹箒で掃いている人やゴミを集めている人などなど。


上海は今、デベロッピング発展中です。
インフラは完備しても人の意識がついていきません。
信号は赤で止まるということを教えるために、
各信号には緑のナイロンベストを着た交通巡視員が立っています。

ありえへん

2007-11-23 | 旅・中国&韓国
海外に出てその地の人々や、暮らしぶりを目の当たりにしたことを写真に残すのは難しい。
アッというまに通り過ぎてしまうから、カメラを取り出すまもないことが多く悔やまれます。

衝撃的なシーンのホンの一部です。
中国・江南地方では車も増えてはいますが、一般庶民はまだまだ自転車も多い。
こんなにたくさんの籠を上手に積んだ荷車も、堂々と車道を通っています。





電動自転車なども、会社や工場で電気を頂戴する人が多いそうです。


太湖ほとりのレストランは中国の俳優が多く訪れる有名な店らしい。
壁にたくさん写真が貼られていた。
味はともかく食器が汚いので、使う前にティッシュで拭いたぐらい。

食事を終えてから階段踊り場で目撃しました。


使用済みの食器を洗面器に入れて、
運んできた熱湯を上からかけて洗剤ふりいれて、
取り出したら、食器洗い終了?
どおりで汚かったはずだわ。

中国の旅で一番印象に残ったのはトイレだと、ツアーの皆さん言われてました。
14年前、5年前と今回3回目だったので、進化したなぁと私は思ってますけど。
トイレが個室になったところも多いし。
扉もあるにはあるが、でも鍵が壊されているのも多かった。


今回一番衝撃的なトイレは寒山寺。
水は流せません。
少し勾配をつけているようで、お風呂屋さんの排水路のように隣から流れてきます。

鍵が壊れていると交代で扉を押さえ合っていても、そのうちだんだんどうでもよくなってくる。
連れはここのトイレで鍵の壊れた個室で用をたしている最中に、中国女性の掃除人が臆することなく入ってきて壁の掃除をしたそうです。

目元ケア

2007-11-21 | 旅・中国&韓国
年々しわが深くなり、顔の筋肉も引力に逆らえなくて口角や目じりも下がってきます。
日本ではピチピチ若いのがよしとされます。
アンチエイジングで、できるかぎり生きてきた証・老化は防がないと醜いことになっています。

関空を出発する前に、免税店でSKⅡの新発売アイクリームをお試しで目の周りに塗らせてもらいました。
日本製なので消費税だけが安くなり1万円、躊躇して買わなかった。

その夜、ホテルで化粧を落とすと目の周りが若干腫れていた。
以前台湾旅行中も、サンプルでもらった美容液で顔じゅう腫れてエライ目にあったことあります。
上等の美容液は私の肌が受け付けないようで、何度か体験済みです。

無錫市・太湖で淡水パールが養殖されていて、そこでツアーショッピングがありました。


流暢な日本語で次から次へ商品が紹介されます。
中国での買い物は元がほとんどでドルも円も使えませんが、このショップは日本円OK。
特別に今日は○円値引きとかで話がうまい。
このクリームは1個2000円を5個買うと一つおまけとか・・・

いくら安くても、なんか胡散臭いような気がしたし、変なクリームつけてまた顔が腫れても困るしと思って見てただけ。
店のスタッフが3個買ったので、その夜お試しでつけたらいいみたいという。
それで1個分けてもらいました。

家に帰って早速試してみたら効果絶大。
目の周りのシワが薄くなりました。
娘も使ってみて絶賛。
もっと買えばよかった~

1個2000円のこのクリーム、上海空港で198元(3370円ぐらい)で売っていた。
無錫太湖まではもう二度と買いに行けないだろうけど、
上海空港にあるのなら誰かに頼めるかな。

楽園の水都・蘇州

2007-11-20 | 旅・中国&韓国

これは寒山寺境内のろうそく。
日本のと違って赤くて大きてちょっと驚き。

寒山寺の夜半の鐘の音は有名です。
除夜に鐘の音を聞き新年を迎える行事には、日本から多くの観光客が詰めかけます。
この大晦日の入山料は普段6元(1000円程度)が7500円に跳ね上がるらしい。
唐、宋代には蘇州で夜半に鐘をつく習慣があり、その余韻は朝まで続いたそうです。
 
晩唐の詩人張継が詠んだ<楓橋夜泊>
月落ち烏啼き霜天に満つ、江楓漁火愁眠に対す、
姑蘇城外寒山寺、夜半の鐘客船に到る


蘇州一帯は太古の時代は海、今も無数の湖沼と河川に囲まれています。
蘇州は水と切り離せません。
蘇の漢字には魚と穀物の稲のつくりが入っています。
江南が豊作であれば天下が潤うとされ、糧食が都に運ばれました。
水は蘇州に、中国でも有数の豊かな物産と独特の雅な文化をもたらしました。

昼の遊覧
夜の遊覧

数年前から川沿いのライトアップで、観光客が激増。
経費がどれぐらいかかり、観光客がどれぐらい増えたか聞いたとき、メモしなかったのですっかり忘却のかなたです。

 

蘇州は中国で最も多くの科挙合格者、文人士大夫を輩出した土地で、中国の文化をもリードした彼らによって、繊細で淡雅な文化が育まれました。

明清時代の経済・文化の中心だったので、中国の文化・芸術、哲学の結晶として古典庭園は今なお世界遺産として数多く残されています。


スイッチを切るために

2007-11-18 | 旅・中国&韓国
この晩夏、尋常でない体験をしたため、テンション上がったままスイッチが切れない。
記憶はどんどん薄らいでいくのに、体の特に肩の緊張が解けない。
スイッチが入ったままだとこのまま固まってしまうらしい。

中国で本場の足ツボマッサージを楽しみにでかけました。
ネットで調べるとだいたい100元ぐらい。
最初の泊った杭州のホテルの地下にもマッサージ室はありました。
しかしこうしたホテルでも、ショップなども暴力団が場所を借りて経営しているところが多いらしい。

確かめにいってみると、フットマッサージ(足浴)だけなら受け付けないと言われました。
ほぼ男性専用で、頼みもしないのにいろんなところを触ってもらって驚くほどぼったくられるとのこと。

怖くなったので、オプショナル3,000円コースに参加することにしました。



上海外灘のキレイなホテルに団体で案内されました。
漢方のお湯に足をつけてから1時間近くマッサージ。
足をたたいたりするとき、全員で拍子を合わせるようにまるでパーカション演奏気分で、ほんとに足ツボを押してくれているかどうかは疑問だった。
それでもまぁ3,000円の値打ちはあったかと気分よく支払いました。

日本に帰りまたパソコンの仕事が始まると、右手人差し指と中指のマウスクリックが頻繁でか、またまた肩の痛みがぶり返す。
店のお客さんの紹介で、近くの整骨院へ行ってみました。



日本語で安心だし、丁寧に説明してくれるし。
肩に電気を23分あてたあとの施術は効果絶大でした。
健康保険がきくので1回500円、これなら週に何度か通えるのでうれしい。

ドラゴン

2007-11-18 | 旅・中国&韓国

西洋ではドラゴン退治で龍は悪者ですが、メソポタミアから東では龍は崇め奉られます。

中国ではいたるところで龍のモチーフを目にします。

上海・豫園、龍がうねる塀の屋根

 
画像右は寒山寺にある張継が詠んだ<楓橋夜泊>石碑の上にも龍が彫りこまれています。

月落ち烏啼き霜天に満つ
江楓漁火愁眠に対す
姑蘇城外寒山寺
夜半の鐘客船に到る


寒山寺境内の線香を供える所の柱にも龍が巻きついていた。


朝ホテルを出発してすぐ、前の広場で車窓より。
龍踊りも、本場中国では大会イベントなどの余興で行われる様子。
たぶん杭州のホテルだっと思うから、朝8時前に見ました。


上海のこの場所は事故が多く、高速道路工事もすぐトラブルそうで、橋げたに龍を巻きつけていると聞きました。
とりあえずバス走行中シャッター押してみた。
じっくり検分したけど、どれが龍なのかわかりません。
しかし、龍に守ってもらうという中国気質が興味深いのでご紹介しました。


呉越同舟・無錫市

2007-11-17 | 旅・中国&韓国

錫恵公園にある寺院・恵山寺の龍の形をした菊はちょうど見ごろ。
それはそれは見事でした。
枚方の菊人形しか見たことないので、中国の菊作りに畏敬の念をいだいたくらい。
 
この門をくぐってすぐに、こうした菊が見れるとは思いもよりませんでした。

 

境内外の東屋みたいなところ、名前は忘れたけど、
ここで二胡の演奏を聞くことができました。

年配の方なら「無錫旅情」という歌でお馴染みの無錫は、揚子江デルタ中部の太湖が市内のほとんどを占めます。
無錫は中国の呉の時代の都で、3000年の歴史を持つ古い町です。

無錫はかつては有錫と呼ばれたぐらい錫の産地だったそうです。
青銅器は銅と錫の合金でできるので、呉の民が住む無錫へ越の民がやってきて争いとなった。
やがて和平を結び「呉越同舟」、有錫は無錫と名を変えたらしい。

呉服の語源は呉の国の服。
呉越戦争の後、呉の民がたくさん日本に帰化したり海を渡ってきたのでしょう。
古い家々や景色が日本の原風景とよく似ていました。

越に比べると呉はのどかでやさしい感じ。
平和を愛する民のような気がする。

農家の屋根の形も異なり、越の方は子供が男か女かが分かる仕掛けになっています。
三角にとがった屋根は家を継ぐ男の子がいるが、台形は嫁にもらって欲しい女の子の家。
分かりやすいといえばそうなんだけど・・・