先週、豊穣月の澤正そば茶寮で 蕎麦懐石食べる前に行ったのが元慶寺。
西国三十三箇所番外札所の一つです。
本堂の左傍に大きな石がありまして、
西国三十三所観音巡礼を創始された花山法皇は、 この寺で出家され、その際の御剃髪がこの岩下に埋まってると記される。
NHK大河「光る君へ」で、藤原氏に諮られ出家するシーンありましたね。
この山科の元慶寺だったんだ〜
僧正遍昭の墓と歌碑があります。
あまつかぜ くものかよひじ ふきとぢよ 乙女の姿しばしとどめむ
百人一首、僧正遍昭で高校時代に覚えさせられた。
ほとんどの歌忘れたけれど、
天つ風〜は口について出ました。
桓武天皇の孫でらしたのね。
天皇の警護にあたる近衞少将や宮中取り次ぎなどの蔵人頭を務めた。
仁明天皇に愛されるも40歳で崩御されたのを悲しみ、初七日に出家。
仁和元年(885)僧正となり、比叡山で修行される。
名僧となり再び宮中に迎えられ、竹馬の友であった光孝天皇に重用される。
寛平2年(890)74歳で生涯を閉じる。
この年に花山天皇が策略で出家させられた。
どっちが先なんだろう。
元慶寺は貞観10年(868) 陽成天皇の母、藤原高子の発願により定額寺として建立。
開山は僧正遍昭。
元慶元年(877)陽成天皇の勅願寺となり元慶寺と改めたとされる。
応仁の乱で罹災。