季節のランチ¥1870
銀杏だけ見事だった。
日本の女神というのはブサイクな神様というものが多く、
金屋子神も器量が悪く女嫌いで嫉妬深いと言われている。
日本各地の「山の神」もとても醜い顔をしていたと伝えられる。
金屋子神と同様に嫉妬深く、女が山に入るのをひどく嫌うという。
山の神と金屋子神はあまりにも似ている。
山の神が特別にたたら製鉄地域の中でだけ、金屋子神という神様に変貌したということだろうか。
昔から『たたら』と言い伝えられてきた鉄づくりには、
山や川でとれる砂鉄と、鉄をとかすのに必要な大量の木炭と、炉を作るのにふさわしい粘土が必要です。
金屋子神は、その三つの条件を兼ね備えた地として能義郡西比田を選び、そして西比田黒田の森の桂の木に降り立った。
たたらNavi
太古のある日、村人が集まって雨乞いをしていたところ、播州穴栗郡岩鍋というところへ神様が舞い降りた。
その神託は、これからあらゆる鉄器をつくり五穀豊穣を祈念しよう、というものだった。
しかし、そこに神様が住みたもう場でなく、
白鷺に乗って西方へと飛び、出雲国能義郡(現在の安来市)の桂の木に舞い降りた。
それを見つけた安部正重(金屋子神社の宮司である安部家の祖先)が社を建立し、
神を村下としてこの地でたたらを吹いた。そこでは鉄の湧くこと限りなかった。
この神様を、たたら師たちからは、
「金屋子さんは、生産を高める女の神様だ」
人によっては「いや、金屋子さんは男の神様だ。
いつも炉の中の強い火の光りばかり見ているので、片目をとられてしまった一つ目の神様だ」という人も。
で、女の神様の場合、
器量が悪く女嫌いで嫉妬深いと言われているそうです。