秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

今時の蚊にも蚊取り線香

2007-06-30 | ギズモ&もぐ&メルキー
ここ数日睡眠不足です。
蒸し暑いのに加えて、夜中爆睡中に蚊にさされ目が覚めます。
今朝明け方は足の裏と手の指とをやられました。
かゆいのなんのって。

少しぐらい血をあげるから、余計な毒は入れんといてほしいよ。

最近の蚊はぶ~んて飛んでこないし、薄茶色ではかなげです。
にもかかわらず強烈な成分の何かを注入されるので、
大きく腫れてものすごくかゆい。

夜中眠い目をこすりながら、軟膏を塗って、
照明をつけて部屋中にっくき蚊の姿を捜す。

電気のノーマットや天然ハーブの虫除けゲルも置いてますが、
蚊は防虫剤によって進化したのかあまり効果がない。

ギズモはベランダへ出るとき、網戸は自分であけることができますが、
出た後閉めてくれません。
常に猫が通れる幅10cmちょっとが開いた状態です。
このすき間から蚊が入ってきます。
蚊やり草やゼラニウムも置いてます。
でもこうした植物の匂いをものともせずに侵入してくる蚊は最強なヤツに違いない。

昨夜はとうとう煙たいけど蚊取り線香をつけました。
これが一番効くような気がします。


グローバルスタンダード

2007-06-28 | 世情雑感
大阪のおばちゃんはヒョウ柄の洋服を着て、アメちゃん持ち歩いて、
人見知りせずいつも声高に話しかけ、そして物を買うときは値切る。

まぁ多かれ少なかれ当てはまる所がありますわね。

デパートでも「3個買うしまけてよ」ぐらいは言ってみることあります。
1円や2円足りなくて小銭のおつり増えるのウンザリ。
端数切ってくれない店は基本的に嫌いです。
最近は小売商減って、スーパーなど大型店はまけてくれなくなりましたけどね。

当店でも「まけてぇ」とほとんどの客がいいます。
もちろん値引きに応じるときもありますが、
「つい最近入荷したてやからまだあかん」
「ネットオークションに出品するから入札して買えば安くゲットできるよ」
などなど、いつも値引きできるものでもありません。

価格交渉しての買い方は、どれぐらい世界標準なんでしょうね。

先だってテレビでみましたが、
地下鉄や鉄道の構内エスカレーターで、立ち止まってる人と、先を急いで追い越すのはどちら側か。
東京は右が追い越しで、大阪は左側で世界標準だとのことです。

この世界標準、わたしはグローバルスタンダードと呼んでいました。
実際はグローバル・スタンダードとは、経営用語です。
特定の国や地域、企業などだけで適用されている基準ではなく、
世界中どこでも適用される基準や規格、ルールといった意味で使われています。

はてなダイアリーにはこう書かれていました。
世界的な基準・規格、あるいは法。実質的に「アメリカに合わせる」ということ。
和製英語であり、"global standard"はネイティヴには通じない。

では世界的に通じるグローバルスタンダードはどう言うのか気になる所です。

以下ページの説明はとても分かりやすくおもしろかったです。
ご関心ある方はこちらから


かいつまんでいうと、
グローバルglobal は、全地球に関わること
スタンダードstandard は、常識的に受け入れられるふるまいの基準、正常あるいは平均的なこと

もともとスタンダードとはお互いに交渉、交易をするために作り出してきたもので、真理とか正義とかではなく手段だと。

例の一つとして、世界共通のものさしとしてメートル法が採用されています。

このスタンダードは、正確には2種類あるそうです。
法規制によるスタンダードと、事実上公的な標準となるデファクトスタンダード。
デファクトde factoとはラテン語で事実上のという意味で、
市場あるいは社会で競争に勝ち残ったものとなります。

このデファクトスタンダードについては以下の論文をご参照下さい。
永井俊哉ドットコム

マダガスカル・ジャスミン

2007-06-27 | 四季折々・色とりどり
近つ飛鳥博物館からの帰り、道に迷っているうちに「道の駅」ありました。
建物の前できれいな白い花が目に留まりました。

売っているおっちゃんは、「ジャスミンや、匂いかいでみて」
「匂いせぇへん」と大阪のおばちゃん2人が口を揃えて言いました。
「まけてくれたら買おうかなぁ~」
ってことで50円値引きしてもらって500円で買いました。

ほんとのジャスミンは大好きです。
花は見たことありませんが、毎日ジャスミンティーを飲んでいます。
ローズが「精油の女王」ならジャスミンは「精油の王」といわれるぐらいです。

大量の花からほんのわずかな精油しかとれない上に、
ジャスミンの花が香りを強める夜に花摘みをしなければならないので、
その労力も加えて大変高価なものになります。
このジャスミンはモクセイ科です。

一方このマダガスカルジャスミンは、ガガイモ科だそうです。
マダガスカル島の原産なので、英名がマダガスカル・ジャスミン。
花屋では略してジャスミンと呼ばれているらしい。
「本物のジャスミンと混同されるから、やはりステファノティスとよびたい」
京都大学名誉教授の塚本洋太郎氏は提言されています。

マダガスカルジャスミンで調べてわかったこと。
①葉は対生し、光沢ある濃緑色、革質で厚く、ツバキの葉に似ている
②花は筒状で、6~7輪が散形状に集まって咲く
③ときには長さ10cmくらいの卵形の果実をつける
④白い花に芳香があり、ブーケなどに使われる
⑤名前に反し、ジャスミンの仲間ではなく、しかも有毒植物である
⑥白い汁液に触れると、人によってはかぶれるので注意する

ときには実をつけるらしいから、この先観察が楽しみです。

なぜに黄泉の塔

2007-06-24 | 日々是好日

今日の奈良行きのもう2つの目的は、南阪奈道路を走ってみること、
そして新聞やさんが招待券をくれた近つ飛鳥博物館へ行ってみることでした。

南阪奈道は奈良の葛城から山越えして大阪の太子まで250円。
安いなぁと思ってたら、帰りは太子を入る時に200円、
さらに安いと喜んでいたら降りるときに700円も取られた。
そして近畿道の東大阪で500円で、合計1650円もかかりました。

ちなみに往路は近畿道松原まで500円、西名阪天理までが800円です。
なぜこんなに高いのか調べてみると、
南阪奈道は大阪府道路公社と日本道路公団の2つが管理しています。
2区間制となり、たじはや料金所が分岐点だそうです。
道は繋がっているのに腑に落ちん!

南阪奈道の太子インターで降りてから、それはそれは難しい道のりでした。
地図みても?でしたが、実際走るともっとわかりにくいところにありました。

近つ飛鳥博物館は、1994年に開館した人文科学系博物館で、
古代の国際交流と国家の形成過程をテーマとしています。

高くそびえる塔、黄泉の塔と名づけられているらしい。なぜに?
階段状の建物ともども安藤忠雄設計。
安藤氏本人が代表作として挙げるこの作品は、第26回芸術大賞を受賞とか。

入り口がどこかわかりにくいところといい、
コンクリートのどこかでみた建物と思ったら、狭山博物館と一緒。
これも知りたい方は2006/11/19 狭山遊園地なきあと で見てくださいね。

 
水鳥型埴輪が興味深かった。
ホールに置かれた椅子は座椅子がやけに長く、背もたれが低くて、
こんな座りにくい、人間工学を無視したベンチソファーは初めてです。

ヨーロッパの4世紀、ゲルマン民族大移動、同様、
日本の古墳時代前後は大変興味深い時代です。
もうちょっと簡単にいける場所にあればいいなぁ~


釜揚げにゅう麺

2007-06-24 | 日々是好日

朝から大雨で少し肌寒い、こんな日は暖かい食べ物が欲しくなりますね。
大和・三輪そうめんの里、池利・千寿亭で注文した今日のお昼は、
釜揚げにゅう麺840円と、おむすび三種315円。
家で食べるにゅう麺よりずっと美味しかった。

半年間の穢れを落とすために、
大神神社へ朝からお参りに行きました。

奈良県桜井市にあるので、西名阪道を天理で降りて、
南へ20分ほど走ったところにあります。
雨ですいていて、駐車も神社すぐ近くにできたし、雨も上がっていました。

夏越しの茅の輪くぐりとは何やねん?
と詳しく知りたい方は2年前の記事も見てくださいね。
2005/7/3 三輪明神


地震雲

2007-06-23 | 日々是好日

朝夕の行き帰り、お天気のいい日は必ず流れる雲を眺めて観察しています。
世にいう地震雲が出てるかもしれないって。

週刊誌やネット上に公開されている「地震雲」の多くは、
巻雲や飛行機雲などの普通の雲がほとんどだそうです。

「地震雲を見た!」「あれは地震雲ではないか?」
などといった問い合わせが気象庁や気象台、天文台などに寄せられて、
業務の差し支えになっているらしい。

今日は雨が上がり、梅雨前線が南の海上へ遠ざかり高気圧圏内。
でも上空は気圧が入り乱れているのか、雲の流れがいびつでした。

所々に縦に長く伸びた雲が不思議です。
横に流れた雲は鳥が飛んでいるようです。

どんなものが地震雲なのか
現在はまだ定義があるわけでなく、もちろん地震との相関も不明です。
先だってテレビ番組「ガリレオの遺伝子」で取り上げられていましたね。
日夜航空写真で雲と地震との相関を日夜研究されている人がいました。

今は亡き祖母は西の空と雲の流れで天気予報をしていました。
東の空をみて、雲が辰巳(東南)の方に流れたら晴れで、
逆に牛虎(北東)へ流れたら雨だと。

電磁波も含めて、否定するばっかりでなく、
学問として認め前向きに研究して欲しいですね。


24節季・夏至

2007-06-22 | 24節気72候
1年の中で最も昼間が長く夜の短い日、今日が夏至です。
太陽が一番高く上がる日でもあり、陰が一番短い日でもあります。
夏至の日の画像は、昼のその短い影を写す予定でした。
でも朝から雨が降っています。

夏至でネット検索していたら、こんなの見つけました
私たちは100万人のキャンドルナイトを呼びかけます。

2007年の夏至の日、6月22日~24日午後8時から10時の2時間、
みんなでいっせんに電気を消しましょう。
合言葉は「でんきを消して、スローな夜を」

2001年カナダでおこった自主停電運動に呼応して、
日本でも環境NGO「ナマケモノ倶楽部」が始めた「暗闇カフェ」。
その運動は毎年確実に広がりを見せ、昨年は環境省が実施した
ライトダウンキャンペーン ブラックイルミネーション2006と連携、
消灯施設も40000ヶ所に及ぶまでになったそうです。


客もいろいろ

2007-06-21 | シチの目
昨日電話で問い合わせがあったお客さんは、
先だって買い取りに出したプラチナのネックレスを返して欲しいと。

母親のものを黙って買い取りに出したので、
母親が激怒し警察に訴えると言っているというのです。

残念ながらその商品は買い取り後すぐに地金業者に売ってしまってありません。
何とかしてあげたくともどうしようもありません。
未成年ならともかく30歳過ぎた人が売りに来た場合、
ほんとにあなたの持ち物ですか、なんて確認しませんからね。

質預かりではなく、売りに来たということ事態、
ここの親子関係の複雑さを物語っています。

以前20代男性がパソコンを質預かりに持ってきたことがあります。
しばらくして、その父親が血相を変えてやってきました。
設計事務所の仕事で使っているパソコンの電源抜いて息子が持ち込んだようです。

よくよく話を聞くと家業で息子はただ働き、
もちろん家で食べさせてもらっているけど給料はもらっていない模様。
小遣い銭欲しさか、父親と喧嘩でもしてブチきれたのか・・・
このときは質預かりだったので、父親が支払って引き取って行きました。
買取ではなく質預かりはまだ救いようがあります。

家庭事情は、家それぞれ、されどそこまで介入できませんから。


5年ほど前の話になりますが、
高級時計を質預かりで持ってきた中年男性がいました。
きちんと利息も入れてくれて、時々違った時計を持ってきます。
時計が好きでコレクションでもしているのだと思っていました。

あるとき刑事さんがやってきました。
なんとその男性は時計の修理職人だったのです。
修理で預かった時計を、質入していたのでした。

適当に修理期間を延ばして、その間質屋の蔵に納まっていたわけです。
時計の持ち主はまさか質入されていたとは夢にも思わない。
修理が完了しましたといって手元に戻れば、誰も盗難届けをだすこともない。
で、警察に盗難届けが出ない限り、質屋もわかりません。

このときは修理に出した客が、修理期間の長さに嫌気がさして、
急に返して欲しいとでも言ったのでしょうね。
それで物が手元になくて大慌て、事件の発覚、逮捕となった次第です。

まぁこんなことはめったいないことでしょうが、
ものを見て、人をみて、お金を融通するわけですが、
そんな奥の奥の事情までは想像できませんからね。



かなへび様

2007-06-20 | 旅・北海道&東北

くねった蛇が見事に浮き上がった石、不思議でしょう。

仙台青葉通りと定禅寺通りを結ぶ一番町通りの、三越と141の間に、
金蛇水神社(かなへびすいじんじゃ )の分霊があります。
本社は宮城県岩沼市色吉水神にあります。

この商店街の氏神様で「かなへび様」と呼ばれ親しまれているそうです。
商売繁盛・金運円満にご利益あるときいたので、
早速お水をかけてなでなでしてきました。

 

仙台最後のランチは、マンデーさんお奨め・定番の牛タンも候補でしたが、
見晴らしがいいというので仙台アエル31階にある聘珍樓へ行きました。

聘珍樓・へいちんろう」は大阪ヒルトンホテルで一回いったことあります。
横浜本店は創業120年、中国料理店の老舗としてテレビでも有名ですよね。

ちょうどウェデイングセレモニーがあったので、
空いた席がなく、有料個室(3000円)に案内されました。
もったいないよ~と言ったけど、義弟が仙台も最後やからとおごってくれました。

さすが有料個室、案内された時テーブルにセッティングされていた皿は、
ウェッジウッドのドラゴンでした。
頼んだのが安いランチだったので、早々に引き下げられましたけど。

 


個室代よりも安いランチ、でもおいしかった。


今が旬のホヤとウニ

2007-06-19 | 旅・北海道&東北

旅にでてその地の名産といわれるものを試してみるのも旅の楽しみです。

平泉は岩手県なので、お昼はわんこそばを食べようということになりました。

店の人が次々小さな椀にお替わりを入れてくれるわけではなかった。
24個のお椀が二段の盆にのってでてきました。

レンタカーを12時間で契約したのでまだまだ時間があります。
どこさ行くべぇ~
気仙沼はフカひれで有名だし、漁業が盛んだろうから、
小樽のように美味しいおすし屋さんが軒を並べているかも・・・
ということで一関を通り気仙沼へ。

カーナビの設定で、地名を入力するときあいうえお順で真っ先に、
あさひ鮨と出たのでそこを目標に走りました。

 

今の漁業は遠洋へ長期に出て行くから、
昭和に栄えたような旅館など閑古鳥が鳴いているようでした。
外地から休暇には飛行機で往復するんだそうですよ。

思いもよらずさびれた感じがしてがっかり。
だって観光地化した小樽の街を想像していたから。

どこへいけばお鮨屋さんがあるんだろうと言いながら、
カーナビが指し示したあさひ鮨へ行くことにしました。

あさひ鮨は芸能界で有名な店らしい。
いろんなタレントさんの色紙が所狭しとならんでました。

村松友視さんの自筆原稿にこう書かれていました。
「気仙沼は曲者だ。北海道やら北陸やら四国やら博多やら
瀬戸内の魚処の魚喰いにも一杯食わせる底力がある。
江戸前の鮨屋や京都の懐石料理店の常連をして、
目から鱗が落ちたと驚嘆させる懐の深さもある。・・・」

食通でもないし、魚好きでもないけど、文句なしにおいしかった。

今が旬のホヤとウニ、新鮮なのはぜんぜん臭くない。
フカフレの煮こごおりのにぎりも初めて食べました。

ここから仙台へ戻るには、また一関まで2時間かけて戻り高速に乗りました。
日本の都会と過疎地の問題や漁業について
いろいろ考えさせられた道中となりました。


杜の都へひとっ飛び

2007-06-17 | 旅・北海道&東北

10日ほど前に、仙台でこの春から暮らし始めた妹から電話がありました。
8月の七夕祭りにって言うてたけど、あかんわぁ。
急に転勤決まったので6月中においでと。

それで急遽マイレージを使って、ネットで飛行機を押さえました。
チケットレスなので、初めてスキップサービスを利用しました。
手元に印字された搭乗券がないというのは不安なものです。

でも携帯アドレスに5日前、前日、当日1時間前にはメールが届きます。
まだまだ利用する人は少ないようですが、
とても便利なので、急激に普及していくでしょうね。

仙台空港から仙台駅まで、鉄道がつながりこれも大変便利でした。
金曜夜の最終便18:40発に乗って、20:40には妹んちに着きました。

前日にネットでレンタカーを予約してもらっていました。
いろいろ検索して、近くのレンタカーやさんから一番安いところで、
トヨタのヴィッツが12時間5,750円。

翌朝土曜日、梅雨入りしたはずなのに上々のお天気。
午前9時の出発までに、すぐ近くを1時間ほど散歩しました。


マンション近くの寺町界隈の桜並木は、すでにさくらんぼができていました。
妹が春に来たときは椿と桜が同時に咲いていたらしい。

この道はじめ、仙台の街は並木が美しい。
さすが杜の都といわれるだけありますね。
愛犬のショコラと毎朝、毎夕、何時間もあちこち歩いたそうです。
その愛犬は転勤が決まった翌日急死しました。
もう2度と飛行機に乗りたくなかったのかもしれない。

最後の数ヶ月をこのきれいな仙台で思いっきり散歩できてよかった。

楽天イーグルスの球場と仙台駅東口までの宮城野通

ケヤキ並木が美しい定禅寺道は今日歩いてきました。

このずっとさきに仙台城跡があるらしいけれど、
愛犬ショコラはそこも行ったらしい。
ショコラは中年のおっさんで、私のことをとても気にいってくれていた。
ピアノの上の小さな骨壷に納まっていました。


人も旅人 我も旅人

2007-06-17 | 旅・北海道&東北

みちのくは松尾芭蕉はじめ多くの俳人や歌人が訪れ歌や句を残しています。

「人も旅人 我も旅人 春惜しむ」 山口青頓 (昭和35年7月建碑)
この句碑は平泉・中尊寺山内の少し上に上がったところにある
白山神社能舞台前の竹林に建立されていました。


あの有名な「夏草や兵どもが夢の跡」
1689年(元禄2年旧暦5月)この地を訪れた芭蕉が、
悲運の義経主従をしのび読んだ句、毛越寺境内に句碑がありました。

奥の細道にある有名な句、
「五月雨をあつめて早し最上川」「しずけさや岩にしみ入る蝉の声」

梅雨時のみちのくを訪ねたつもりが昨日今日と晴天に恵まれました。
暑くもなく寒くもなく旅日和でしたが、ちょっと風流は味わえなかったかな・・・

芭蕉が中尊寺では「五月雨の降り残してや光堂」
この光堂とは金色堂のことです。

山口青頓「光堂 かの森にあり 銀夕立」
北原白秋「冬ごもりひと日のすゑはおもほえて金色堂の影も顕(た)つかに」
佐々木信綱「巻ばしら螺鈿ににほふ秋の日にゑまひかそけき十二光仏」

昭和天皇8昭和45年10月行幸啓) 御製 平泉中尊寺にて
「みちのくの 昔の力しのびつつ まばゆきまでの 金色堂に佇つ」


14世紀に堂塔は焼失しましたが、この金色堂は創建当初のまま残され、
1962年木造の覆堂から、防災・防湿に万全を期して新覆堂が建設されました。
なんとここの拝観料は800円!
なかでの撮影は許可されていません。

外に出てから写してみると、

やっぱりオーブが写ってましたよ。

去年那智の滝で撮影したときもきれいにオーブが出ていました。
比叡山で撮影したときもたくさん写っていました。

この金色堂には、藤原三代(清衡・基衡・秀衡)三体の御遺体と
泰衡の首級が納められているそうです。

堂の内外はすべて漆に金箔がはられ、金銀珠玉がちりばめられ、
夜光貝の象嵌細工は大変荘厳なものでした。


サルヴァトーレ・フェラガモの職人技 

2007-06-15 | ブランド
世界のセレブだけでなく、今や中国でも大人気のフェラガモの靴。
フェラガモが作っているのは靴以外にバッグや衣類もあります。
レディスからメンズのすべてのラインが揃っています。

友人が言うにはストレッチの効いたフェラガモのパンツは
履きやすくてスタイルよく見えるとか。

6/19終了のオークション、
高級素材ビスコーサとの混紡のシルクサマースカーフを出品中です。
透けた部分に白の鳥が切絵のように浮かび上がります。
どのようにして織り上げるんだろうとふしぎに思うほど素晴らしい逸品です。


この黒ヌバックバッグも素晴らしい。
入口周りに施された金彩がとてもきれいで、ヌバックも最高級品です。

こうした丁寧な商品は芸術作品のようでもあります。
フェラガモが職人技を大事にしていることがよくわかります。
エルメス同様、今の時代にそぐわないような家族経営を続けているらしい。

フェラガモのアイデンティティーは、「品質、エレガンス、快適」
Made in Italyにこだわり、サングラス以外にはライセンス契約しないとか。

Fashion Street より歴史を引用します。

サルヴァトーレ・フェラガモ1898年にイタリア、ボニートで生まれ、
幼い頃から靴屋で働き16歳でアメリカに渡る。
マレーネ・デートリッヒ、キャサリン・ヘップバーン、イングリッド・バーグマンらを顧客にし、
名声を高めた後、イタリアに戻り、27年フィレンツェで開業。

甲部を透明なナイロン糸で作った「見えない靴」、
波状のウェッジ・ヒール、フラットフォームソールなどを生み出し、350の特許を取得。
流行だけでなく、足にフィットした履き心地のよい靴を信条とし、
死後(1960年)もブランドは妻と子供たちに受け継がれている。

 ・・・・・・・・

小学校も3年しか通えず、9歳の裸足の少年は靴作りに魅せられて腕を磨き、
後に米国に渡って働きながら夜は大学に通って解剖学を学び足を徹底的に研究し、
女優のオードリーヘップバーンをはじめ、多くの著名人を顧客に受注生産。

人気の背景には、履く人の足に合う靴を作るために自らの一生を捧げる努力があり
その品質重視の姿勢がフェラガモの原点になっています。

ポイントためて

2007-06-13 | 日々是好日

スパティフィラムは和名笹扇っていうんだそうです。
次々と花芽が立ち上がってきて長い間楽しませてくれます。
1ヶ月ほど前に「パイロゲン」という健康飲料のポイントでもらいました。

もともとサツキやランの花を栽培している会社なので、
ポイントでもらえる商品は観葉植物です。
我が家の上等なグリーンは皆ここからのもらい物です。

いまやポイント大隆盛、マイレージでためている人もたくさんおられます。
コメントくださるTMさんはなんでもマイルでためて海外一人旅に出かけられます。

私は根性無しなので海外はたいていツアーを利用します。
団体旅行でも海外便はマイルがつきます。

2000年ごろにJALとANAの2社でマイルの登録しましたが、
アメリカへのノースウェストや、トルコ、エジプト、インドエアーは、
この2社と提携していませんから、マイルつかなかった。

そのうちマイルためることがどうでもよくなっていたとき、
モロッコへのたびはルフトハンザで、ANAとアライアンスしているので、
事後登録できると添乗員さんが教えてくれました。

全ての搭乗券を郵送したはずなんだけれど、往路だけが認められて、
6000マイルほど貯まっていました。
日本の航空会社はマイル利用に期限が設けられています。
国内旅行ではそうそう貯まるものではないので時間切れ無効が今年いっぱい。

もともとおまけでついたマイルだし、まぁいいかとあきらめていた矢先、
運よく今年の1月のスペイン・ポルトガルへの旅はまたもルフトハンザ
やったぁ~
これで1万マイルほどが加算され、16000マイルとなりました。

15000マイルあれば国内便往復が無料です。
ちょうど夏前の今、12000マイルキャンペーン中です。

こうして今週末仙台へと旅立つことになりました。
初めてのマイル旅、めっちゃうれしいです。


グッチのユニークなアイテム

2007-06-11 | ブランド
先だってグッチのブランドについて書きましたが、今日はその続きです。
その記事はこちらから

グッチはヴィトンなどと違って、毎シーズン新作を発表します。
定番で作り続けることはないので、
もし気に入ったものがあったとしたら、中古品で探さざるを得ません。

バッグやアクセサリー、靴、ファッション衣類だけでなく
いろいろおもしろいユニークな商品もたくさんあります。
以下は2003年発売の雑誌よりグッチコレクション
ここにもトランプセットが掲載されています。



少し前にグッチのピルケースを出品しました。
結構金属に剥げが見られましたが、多くの方にアクセスいただきました。

今回はトランプとダイスセットです。
明日6/12夜オークション終了します。

グッチの刻印から見ると、トムフォードよりは以前のもののようです。
革製トランクに入っておしゃれな逸品です。
クールでスタイリッシュなデザインのトムフォードものに比べると、
映画「明日に向って撃て!」「スティング」のような感じです。

グッチは1990年代初め一族の利害をめぐる内部抗争の果て、
グッチ一族の手を離れました。

その頃グッチに主任デザイナーとして入社していたトムフォード、
95年彼の発表したコレクションは世界的に大絶賛を受け、
落ちぶれたグッチを建て直しました。

「セクシーでクール、そしてシャープ」が、
トムフォードが作り出したグッチのイメージといわれますが、
彼の理想のファッションは「70年代の輝いていたグッチ」

「不安な時代には夢が必要だし、現実に立ち向かう気力もいる。
新しさだけを競う浮ついた時代はもう終わったのだから、
今できることは、手のこんだ美しいものを作ること。
それが夢になり、現実に向かう力になる。
そう信じたい」

2001年NY世界貿易センタービルテロ事件後の彼のコメントです。
あれから6年近くになりますが、今まさにそのとおり。
天才は時代を見抜く目を持ち、潮流をも変えてしまうのですね。