秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

なんでもから揚げ

2007-12-29 | スピードクッキング
紫いもとブロッコリーを揚げて塩をふりました。
ジャガイモのフライドポテトの要領です。
野菜は小麦粉や片栗粉をまぶすことなく、そのまま素揚げ、これが一番手っ取り早い。
レンコンやにんじんなどの根菜類も7mm程度の厚さのスライスがおいしい。

三度豆やなすびは揚げてからすぐに、用意しておいたしょうが醤油に漬けたりします。

深夜に、上沼えみこが簡単料理を手早く作り皆で食す番組があります。
先日、うどんだしにお餅とプチトマトとシュウマイをいれ、最後に三つ葉を散らすというのを美味しく食べていました。

トマトを入れるというのが新鮮で、どんなかなぁと試してみたくなりました。
シュウマイは揚げてから入れるとコクがでるのでそれが秘訣だと言ってた。

このシュウマイを揚げるため、油を用意したのでついでに野菜を素揚げ。



確かにトマトは美味しかった。
天ぷらうどんの味わいで、おもちも力うどんと同じ。
ただしシュウマイは揚げたもの3個にしたけど、それでも油が出てちょっとヘビーすぎた。

市販のうどんだしを鍋に入れ、加熱する最初から、おもちとトマトを入れる。
シュウマイが冷凍の場合はこれも最初からそのまま入れたほうがいいと思います。
煮上がったら、三つ葉やネギを散らすときに、てんかすを好みで入れたらいいんだと思います。
超簡単な一品の出来上がりです。

うなぎ

2007-12-27 | 日々是好日
うなぎはココでしか食べないと知り合いに教えられた店に行ってきました。
それもクリスマスイルミネーションを見に行った日に。
チキンや七面鳥を食べるよりも、シニア世代にとってうなぎはご馳走です。

中之島の中央公会堂東側、堂島川にかかる橋を渡ると天満警察があります。
その斜め前あたり、川岸にある志津可(しずか)

創業90年とか、西日本のあちこちから通うファンがたくさんいるそうです。
知り合いもその一人です。
江戸前であっさりしていて、こげた皮はパリパリしておいしい。

うな重は肝吸い・お漬物がついて、丸1匹分の上が1700円、
半分のうなぎの中1400円、並1200円とお手頃価格。
こぶりなうなぎで身も少し薄い。
こってりしたギトギトや臭みはなく胸にもたれません。
連れの一人はもの足りんと言ってましたけど。

ここの店主は骨董マニアだそうです。
大正・昭和レトロのインテリアで、掛時計や大阪の古地図など展示されています。
お福さんのお人形も見ごたえありました。

お福さんは、おたふく、福笑いでも有名で人気のある縁起物です。
店の入り口左にも鎮座してました。
2階廊下奥にもたくさんショーケースに並んでましたけど、
ガラス越しには撮影できなかった。

クリスマスミサ

2007-12-24 | 日々是好日

  
クリスマスミサへ行ってきました。
クリスチャンではないので教会は観光で訪れるだけで、初めての体験です。

明かりを消した教会で、祭壇に奉納されたろうそくから、順々に一人ひとりのろうそくに明かりをもらい継いでいきます。

ろうそくの明かりだけで、
ザカリヤの賛歌、マリヤの賛歌を司祭と交互に朗読。
賛美歌を歌い主の祈りを唱和しました。

司祭のクリスマスメッセージも、しみじみと耳を傾けることができました。

彼(イエス・キリスト)は光ではなく、光によって証をするために来た。
その光は、まことの光で、世に来てすべてのものを照らすのである。

ヨハネによる福音書第1章1節、
光は闇の中で輝いている
これを体感するために明かりを消してろうそくの灯をともすらしいです。
厳かで、少しはクリスマスの意味を感じることができました。


24節季・冬至

2007-12-22 | 24節気72候
朝から雨で、もう少しで忘れるとこだった。
1年で一番昼間の短い日も雨では気づきにくい。
今日は24節季の冬至、1月から書き始めたので最後の節季です。

24節季の暦は知らなくても、
冬至と夏至、春分と秋分は子供の頃から親しんでいます。
冬至にはゆず風呂に入り、南瓜の炊いたのを食べる習慣がありますね。

何でかなと思い検索してみると、
ゆず湯は、風邪を防ぎ、皮膚を強くするという効果があり、
湯につかって病を治す「湯治」と「冬至」の掛け言葉。
柚子は融通が利くようにと願いも込められているそうです。

で、南瓜はというと、
冬にビタミンなどの供給源が不足した時代に、
南瓜からカロチンやビタミンを取り入れ風邪予防。

江戸時代中期からこうした風習が根付きだしたようです。
1年で一番夜が長くて、死に一番近いと恐れられ、
その厄を払い無病息災を願う。
ゆずの香りに邪を払う霊力があると信じられ、その湯で温まる。

少し前に庭になるゆずをいただいたので、
この冬至のために置いてありました。
南瓜は炊かなかったけど、お風呂にゆずを入れることならできるよ。

水の都のイルミネーション

2007-12-20 | 日々是好日
画像はイマイチですが、中之島のイルミネーションは風情があります。
水の都だけに、イルミネーションクルーズが次々と土佐堀川、堂島川を廻っています。

大阪市庁舎のある中之島一帯は、
OSAKA光のルネサンス2007と名うってクリスマスまで光に包まれます。

数々のイルミネーションが楽しめます。
みおつくしプロムナードは、150mほどの脇に植わったケヤキに約20万球のイルミネーションが、音楽に合わせて色を変え点滅します。
ほとんどブレた画像ばかりでご紹介できなくて残念です。


数年間にはじめて見たときはワォ~!!って歓声あげたけど、毎年みるとそうでもなくなる。
でもけばけばしさがなくて私は好きです。

今年は大阪府立中之島図書館正面壁面に映し出される光のアート、ウォールタペストリーを見に行きました。
平日は午後8時と8時半の2回、10分あまりのショータイム。
無料です。
だって屋外ですからね。

8年前エジプトのピラミッドの壁面の光のショーを見たときはすごいなぁと思ったけど、そのときの感激に比べると、ウ~ンちょっと・・・
ただしこれは金額は忘れたけど有料でした。

中之島界隈の企業ビルも頑張っているのはよくわかりました。
人も年々増えているようですし。
でも日本中から、世界から観光に来てもらうにはまだまだ、ですかね。

上海の近未来都市凄さはないし、ヨーロッパの静かでオシャレな美しさ、一体感にも及ばないし。
もう少し全体的に1本筋の通ったポリシーが必要なのかもしれません。
と、観光客的視点でみてそう思いました。

歯車のかみ合わない時

2007-12-20 | 日々是好日
新春のシリア・ヨルダンの旅、キャンセルになってしまいました。
死海の塩をお土産に買ってくると話していた人、ごめんなさい。
すっかり旅モードで予習着々と進んでいただけにとても残念。

対応が後手後手になるのか、先走りしすぎたためかわからないけど、ボタンの掛け違う時があります。
ものごと全てとんとん拍子で進むとは限らない。
歯車がうまくかみ合わない時ゴリ押しするとよくない。
神様がやめときといっておられるのだと解釈したい。

お釈迦さんもおっしゃってます。
思い通りにならぬことが人生であると。
生まれるのも、死ぬのも、病になるのも、老いるのも。

四苦八苦の「苦」は翻訳時にたまたまこの漢字が当てはめられたために誤解されていますが、本来はサンスクリット語「ク~」は思いに任せぬことという意味だそうです。

早くリセットして、次の楽しみ見つけますわ。

偽ブランドの氾濫

2007-12-18 | シチの目
昨年度摘発された偽商品は約50万点、今年度は上半期だけですでに48万点ぐらいだと昨夜のニュースで聞いた。

ブランドコピー品は薬にもあり、中国やラテンアメリカでは国営病院ですら、偽薬を処方され死亡に至ったケースもあるらしい。

質店には時々コピー商品が持ち込まれますから、製造現場といわれる中国でどのようにして販売されているのか興味がありました。

11月に訪れた上海・豫園近くでは、偽ブランド品を持った人達が観光客にまとわりついてくる。


公然の場なのでか買う人は見かけなかった。
どの程度のランクの商品か手にってみせてもらうのも躊躇われた。

現地ガイドが希望者のみを自由時間に、ブランドコピー品を売るシークレットスポットへ案内してくれることになった。
連れて行かれたのは、豫園近くの5階建てビルのショッピングセンター、観光客向けの土産店で、5年前この店のレストランで昼食を取り、普通のお土産品を買いました。

今回、エレベーターで最上階まで上がると、薬局のような、事務所のような部屋に、店員か事務員というよりは警備員のような感じの男性が2人座ってこちらを検分する。
その脇を通り廊下の先に2重扉、その奥にブランド品が並べられた部屋があった。



値札はついていなくて、日本語の達者な中国人店員に聞くと、相手を見て値段をふっかける。
交渉次第で多少は値引いていたようだけれど、だいたい日本での新品価格の3分の1以下。

何人かの人が数万円を出してバッグや財布を買われた。
いつかこうしたコピー品が不要になって、質屋へ持って行っても、これなら簡単に見破れるなぁといった程度のランクで、スーパーコピー品ではなかった。

ここは上海を訪れる観光客向け、一般向けのショップのようだった。
もっとスーパーコピーが見てみたいけど、闇の世界に近いところまで踏み込まないといけないのかもしれない。

オーバーブッキング

2007-12-17 | 旅はつれづれ
ダブルブッキングとは、乗り物などで同一座席の切符を2人の客に売ってしまう二重予約のこと。ホテルの予約などでも起こります。
1人の人が同一時間帯に2つの予定を入れてしまうことでもあります。

それとよく似ていますが、オーバーブッキング、
これは航空会社がキャンセルなどで空席がでないように、定員数よりも多めに航空券を発行してしまうために生じる現象です。
キャンセル待ちの人を乗せて満席になってから正規の客が来て乗れなくなったりもします。

数年前にアメリカの西、ラスベガスから東のナイアガラへ移動するとき、途中ミネアポリスで乗り換えのとき遭遇しました。

予定時刻が来てもなかなか搭乗させてくれません。
英語のアナウンスでよくは分からなかったけど、
「12名ほどのオーバーブッキングのため、出発を後発便に延ばしても差し支えのない方がおられませんか」
「出発を一日延ばしていただいた方には、ホテル代金、ホテルまでの移動、食事代などを全て当航空会社が負担いたします」といった内容だったらしい。

そのチケットを高く買い取ってくれたりもするので、こうした待遇を当て込んでわざと混む便を狙って予約し、この利ざやを稼ぐ人たちがいるとのこと。

私たちのツアー一行は添乗員が粘り強く交渉し、全員がその便に乗ることができました。
しかし何人かの預けた荷物は数時間遅れて到着しましたけど。
さすが飛行機大国のアメリカやぁ~と思っていました。

ところがこの日本でも、オーバーブッキングの体験をすることになりました。
今度の正月明け、エミレーツ航空を使って中近東へ出かける予定を立てていました。
もうすでに1ヶ月を切っているのに、旅行社から案内が来ないのでヤキモキして問い合わせてみたところ、このオーバーブッキングで対応に追われていたようです。

関空から深夜便でドバイに向けて飛び立ちますが、これが過剰予約で乗れなくなったそうです。
そのため中部セントレア空港出発となってしまいました。

東京から出発される方々は、もともと羽田より関空まで来るのが、新幹線で名古屋へ行き中部空港へと変わります。
しかし大阪在住ものは、関空発着が中部に変更は大問題です。

羽田・関空の国内線はもともとエミレーツもちだったそうで、乗らないからといって安くなりません。
よかったら東京でご集合ください、なんてアホちゃうか、でしょう。

後日新幹線の切符が送られてくるそうです。
普通なら中部セントレア空港へ行くことなんて、今後もまぁないと思うから見学兼ねてと思うしかない、ですね。

あ~、う~、・・・、

2007-12-15 | 世情雑感
言っていいことと悪いことがある。
この1年多くの政治家の失言が取りざたされましたね。

元首相の太平さんの「あ~う~」は有名でしたが、ホントはとても雄弁家だったそうです。
公の立場ともなると、どの言葉を選ぶかとても難しいものです。

私も選挙のときに実感しました。
多くの支援者がいればいるほど、様々な立場、考え方があり、
頭の中でぐるぐる言葉がめぐり口ごもってしまいました。

このごろ不思議に思うこと。
最初の画像、これは第二京阪道路「緑立つ道」を造っている国土交通省・近畿地方整備局・浪速国道事務所が新聞折込にした2枚組みの1枚です。
1枚は表が来年のカレンダーで、裏は路線マップでまだ使い道がある。

数ヶ月に一度、ここの折込が入ります。
B3サイズ二つ折り、結構厚紙で裏表カラー印刷で、2枚。
全国紙の新聞折込みいれるのにどれぐらい経費がかかるのでしょうか?
これって道路特別財源なんだろうか?

そんなにしょっちゅうチラシ入れるぐらいなら、
高速道路料金の値上げやめて欲しいし、ガソリンの特別税も下げて欲しい。

続いて思うこと。
していいことと、してはいけないことがある。
その限界線は微妙なときもあります。

このブログに定期的に書き込まれるエロコメント。
新着記事にエロコメントやトラックバック貼られるのはよくあることです。

しかし今年秋から尋常ではない書き込みが頻繁にあり、
最初はこまめに削除していましたが、あるときこれは意図的であることに気づきました。
それからは削除せず保留にし、非公開としています。
すべてデータは残っています。

いろんなハンドルネームで書き込んでもIPアドレスから割り出せます。
しかるべきところに相談し、ほぼ判明しました。
しかしながら、ネットを良くご存知の頭のいい方のようで、禁止用語は○を使ったりして引っかからないようにされています。
リンク先の画像もしかりです。

匿名でこうしたやり方って狡猾で卑怯です。
ご自身のお立場を考えて、やっていいことと悪いこと、今一度よく考えられたほうがいいと思います。

Web2.0、双方向のやりとりが楽しめるインターネットの新しいあり方です。
お互いが気持ちよく利用できますよう、
そして、これからの世代を担う方であればこそ、
なお一層せっかくのメディアを潰すことのないようお願いしたいです。

今年の漢字「偽」

2007-12-13 | 世情雑感
全国から9万以上の応募の中から選ばれた今年の世相をあらわす漢字、ダントツ1位は「偽」でしたね。

清水寺の森貫主は、この字を書かれた後
「日本人の一人としてこういう漢字が選ばれるのは悲憤にたえない。
神仏が見ているのだと自分の心を律してほしい」と語られてました。

『悲憤にたえない』
久しぶりに聞いた言葉のような気がして印象に残りました。
恥の文化だったはずの日本、
昔は、世間やお天道様がみていると叱られました。
気概とか襟を正すとかどこへ行ってしまったんでしょうね。

1995年~2006年までの「今年の漢字」はココから

積極的休養

2007-12-11 | 少林寺拳法
ものすごく体調悪いときは別として、なんか体が重いとか、
その気になれないとか、やる気がしない程度のとき、
思い切って体を動かしたほうがいいときがあります。

これを少林寺拳法のうちの道場の先生は、積極的休養と言われます。
消極的休養は体を休め快復を待ちます。

先々週に柔法の技で肩を一段と痛めてしまったので、
先週は1週間まるまる稽古を休みました
寒くなると、体育館の板の間で裸足の稽古はなおさら億劫です。

昨夜はこのまま休むとずっといけなくなると思い、
エイヤっと気合一発入れて、思い切って出かけました。

それを見越してくださったかのように、
昨夜の練習は基本中心で、残りの20分はトレーニングでした。
腕立伏せは、幅広、肩幅、狭い手の位置でそれぞれ行います。
後はスクワット付の蹴り、これを屈伸蹴りといってます。
それと腹筋は上体起き上がりと足上げで上下の腹筋を鍛えます。

皆と一緒にトレーニングしていると、適当に手抜きではありながらもそれなりに最後までがんばれます。

腕立て伏せ合計50回ほど終わったら、なんと肩が久しぶりに楽になってました。
横で励んでいた40代男性拳士いわく、
肩こりに腕立て伏せは効く、
肩に負荷をかけて急激に血液を集めると、その後血流がよくなると。

肩こりで悩んでおられる方、是非お試し下さい。

ヴェネチアンガラス

2007-12-08 | シチの目
このワイングラスとデキャンは今まで入荷したものの中で最高です。
持ち主にどこで購入されましたかと聞くと、
ベニスの工房で、一つの個室に案内され100万円以上支払ったそうです。

確かにいい仕事してます。
金箔貼りも厚くて禿げにくいように見えるし小花のデコレーションも上々。

で、いくらなら売れるのか今思案中です。
ご関心おありの方は直接お問い合わせ下さい。
info@ozasa78.com

ベネチア・ヴェネツィア、英語読みでベニスは、
ベニスの商人や、ベニスに死す、旅情など映画でも有名なイタリアの観光都市です。
早う行かんと年々沈んで来てるらしいと聞き5年前に訪れました。

本島全体が小さな島々から出来ていて、あちこちを細い運河が流れ、運河には大小の無数の橋がかかっています。
地上には狭い道路が迷路のように巡り、乳母車、車椅子以外の車は通行禁止です。

島のひとつにムラノ島があり、そこがヴェネチアンガラスの本場です。
観光客はたいていここのガラス工房の一つに案内され、仕事ぶりをみせてもらった後ショッピングです。

この画像のワイングラスとデキャンタも、そこで100万円以上で購入されました。
確かにワイングラス1客で数万円以上するものは、ショーケースに納められていて、貧乏人は眺めただけ。

こうしたヴェネチアンガラスが出来上がった歴史をかいつまんで書きます。

・・・・・・・・・・・・
ヴェネツィアはアドリア海の最深部ヴェネツィア湾にできたラグーナ(潟)の上に築かれた水の都です。
歴史は、世界史の名高い4世紀ゲルマン民族大移動に発するようです。
6世紀頃、ゲルマン系諸族やフン族が侵入してきたため、もともとヴェネト地方に暮らす住民がこの湿地帯へ避難。
干潟に杭を打ち込んで住める島としたらしい。

9世紀になって、フランク王国と東ローマ帝国との狭間で貿易都市として栄えるようになった。
聖マルコの遺骸をエジプト・アレキサンドリアから運び、サンマルコを守護聖人とした。
その後地の利をいかし、イスラム諸国とも交易、十字軍遠征やアジアとの貿易などで勢力拡大するも、大航海時代が始まると、貿易の舞台はアドリア海から大西洋や太平洋へと移り衰退を始めます。

しかしこのヴェネツィアはガラスやレースなどの工芸品を作ることで生き残りました。

それがこのヴェネチアンガラスです。
13世紀東方諸国のすぐれた産物をヨーロッパ諸国に独自供給し東西貿易の中心地となる中で、
その中でも最も珍重されていたガラス製品を、自国で生産すれば多大な利益を得ることが出来るとガラス製造に乗り出したことに始まります。

元々原材料や燃料を自国で産出できない土地柄なので、
ヴェネチアンガラスの技術が原材料の豊富な国々に漏れコピー製品が作られることを恐れたため強力な保護政策を取りました。
1291年には全てのガラス工房をムラノ島へ強制移住させ、
島外不出の掟と手厚い保護政策を加えることによって本格的な発達を遂げ、ルネッサン期にはガラス市場をほぼ独占しました。

当時王侯貴族は、エナメル絵付けの施されたガラス製品を持つことがひとつの社会的ステータスでした。
またこの時代にソーダガラスに消色剤を加え透明度の高い無色透明のガラス(クリスタッロ)の製法が確立され、これは他国には無い技術であり、王侯貴族の間で高く取引されました。

ガラス文化をヨーロッパ全土に広め、一時はヨーロッパ市場の90%を独占するほどの発展を遂げました。
現在でもムラノ島では多くの工房が軒を連ね、豊かな伝統技術を親から子へと受け継いでいます。

24節季・大雪(たいせつ)

2007-12-07 | 24節気72候
今日は24節季・大雪。
実際北国では大雪に見舞われているようですが、とても大阪ではそんな風景出会えない。

寒気がますます盛んになって、寒古鳥も鳴くことができない。

この寒古鳥、立山地方では雷鳥のことをそう呼ぶそうです。
2400m以上の高山の雪と氷の中で過ごし、氷河期から生きつづけている生きた化石・雷鳥を寒古鳥とは言い得て妙ですね。

これに対し、閑古鳥はカッコウのこと。
古来、日本人はカッコウの鳴き声に物寂しさを感じ、さびれたさまのことを「閑古鳥が鳴く」といいます。

憂きわれをさびしがらせよ閑古鳥 芭蕉

家の近くの浄土真宗本願寺派のお寺は、いつもお手入れや掃除が不十分で有名です。
きっとイチョウの葉がたくさん降り積もっているに違いないと、出かけたら案の定。

春は桜の花びらが敷き詰められます。
歩道は土ではないので花びらや落ち葉が積み重なると足を滑らしやすい。
ご近所が掃除しているとこぼしておられます。

フリーウェイなれど

2007-12-06 | 旅・中国&韓国
朝、鳩がホテルの窓枠に止まりにきました。
上海中心部よりバスで30分近く走った上海市はずれのホテル13階窓よりガラス越しの景色です。
高速道路はほぼ市内をめぐっているようで整備できています。

通行料金は無料のフリーウェイです。
しかし車検は毎年あり、年間38000円ほどの高速道路通行料金が均一で課される。
確かに料金所での渋滞はないからスムーズですけど、
走っても走らなくても義務付けられるというのも嫌ですね。

上海から出て江南地方へ行くと、まだまだあちこちで高速道路が工事中です。

コンクリートが固まるまでの仮枠はまるでジャングルジム。

道路でも、水道や下水の排水工事でも、
また次の補修仕事につながるように手抜きが当たり前だとのこと。
規定より細いパイプで詰まることもしょっちゅうあるらしい。
これが中国流だと現地ガイドが話されてました。

高速道路橋げたの鉄筋は大丈夫なんだろうか。
阪神大震災の阪神高速道の破壊の画像がよみがえります。
でも上海は地震ないそうですから。

発展中・上海

2007-12-05 | 旅・中国&韓国
数日前、高村外務大臣はじめ6人の大臣が中国を訪れ、中国の閣僚と北京で会談している様子が報道されていました。

大写しになった顔を見ていると、日本人に比べて中国人の血色のいいこと。
体格も恰幅があって元気な様子が見て取れました。

上海の街もあちこちで高いビルが林立し、まだまだ工事中のところもたくさんありました。

上海市役所前も工事中でした。


上海の東方明珠電視塔は高さ458m。
世界で3番目の高さらしいけど、カナダトロントやアメリカラスベガスの塔からみた景色よりも凄かったようにも思う。







旧フランス租界は、今新天地として欧米人が闊歩し、とても中国とは思えないところでした。
この近くのマンションは、15年前には200万円程度だったのが4500万円まで値上がりしているらしい。
香港人・台湾人・日本人などが投資し大儲け。
14年前に上海行ったけど、とても投資する勇気はもてなかった。