歯医者さんの待合で、たまたま手にした雑誌ペラペラめくってた。
先週記事にした蜂蜜のコラムで、興味深いこと発見。
新石器時代の
アラニア洞窟で蜂蜜採取の絵。
絶対覚えられへんわと、撮影して調べてみたら実に面白かったけど、どうせすぐに忘れてしまうだろう。
記録残して情報共有しときます。
スペイン東部にあるアラニア洞窟 の壁画
Cuevas de la Araña のWikipediaみると
The "Man of Bicorp" holding onto lianas to gather honey from a beehive as depicted on an 8000-year-old cave painting near Valencia, Spain
その壁画は、8000-year-old 8000年前と書いてある。
他をあたっても 6000年前だったり17000年前だったり。
lianas に登ってはちみつ採取と書いてあるけれど、
他では高い崖だったり、樹の洞だったりする。
lianas って何か調べたら、つる植物だった。
でさらに検索を重ねて、以下の説明文が一番わかりやすい。
15000年という人もおれば、8000年という人もいる。
three thinn vines or grass ropes に登ってる、実に正確に記されている。
それをなぜ、壁画絵を見て適当に高い崖どか樹の洞とかいうのか、ええかげんなものですね。
一番使用できるかなと思ったサイト→
こちら
エジプトのことも書かれてますので、そちらでご覧ください。
では、日本ではどうかというと、
花鳥風月の日本史(著者: 高橋千劔破)によれば、
日本書紀 皇極天皇2年(643)の条
「是歳(このとし)、百済の太子余豊(よほう)、蜜蜂の房四枝(すみつ)を以て、三輪山に放ち養ふ。而して終に蕃息(うまは)らず」
百済からのミツバチを大和の三輪山には立って養蜂を試みたが、蜂は繁殖しなかった。
その目的はハチミツよりも、仏像鋳造用の蜜蝋をえることにあったと考えられていて、蜜蝋からは蝋燭も作る。
なるほど~
蜜蝋から蝋燭、で思い出したのが、
去年、ヤフオクで売った絵蝋燭。
材料は、ハゼの木の実の油(木ろう)、糠蝋、蜜蝋と書いてあった。
手描きの絵も素晴らしかったです。
日本人は口に入れるより、こうした方面に進化発展したのでしょうか。
歯医者さんで見た雑誌には、もう一つ印象に残ったことが書かれてました。
訪花の一定性
西洋ミツバチには、特定の花を嗅ぎ分ける特殊能力がある。
一種類の花だけに通い、認識した花のある場所を、仲間に知らせる手段が「8の字ダンス」といわれるミツバチ特有の動き。
それゆえに、オレンジ蜜、アカシア蜜、レンゲ蜜と特定の花の蜂蜜ができる。
ところが、日本ミツバチからは雑花蜜しか採れない。
日本という島国の狭い土地では、一定の花から蜜を集めることが難しかったためか、長い歴史の中で訪花の一定性を失ってしまったのかもしれないそうです。
昨夏、郡上市白鳥町六ノ里のペンション「リトルパイン」で購入した日本ミツバチの蜂蜜には、花の名前書いてないなと思ってたのでした。
百花蜜とかの蜂蜜もそういうことだったのか、な。