秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

立葵(タチアオイ)の葵は、あうひ

2013-06-25 | 四季折々・色とりどり




昨夕、近くの東光幼稚園で撮影しました。
どこかに立葵咲いてないかなぁ~と思いながら自転車走らせていたら、偶然目に留まりました。

というのは、墨坂神社の神紋が「右離れ立ち葵」なのでした。
初瀬と伊勢街道の分かれるあたり、近鉄榛原駅近くに墨坂神社があります。
古事記ゆかりの神社の神紋がなぜに「立ち葵」?



二葉葵の右側に少し離れて一つの葉がデザインされています。
長野の善光寺の寺紋も、同じく右離れ立ち葵だと言われています。


アオイ(葵)というのは、あうひ(仰日)という言葉からきています。
葉が太陽に向かってどんどん伸び2メ-トル以上にもなるので、あうひ(仰日)

平安時代、7月7日に宮中で行われた相撲会の際、
東方から登場する力士は葵の葉を、
西方から登場する力士は夕顔の花を髪飾りにして入場したそうです。
そこから「花道」という言葉が出来たという。




さて、葵のご紋といえば、「この紋所が目に入らぬか」
皆がひれ伏す「葵のご紋」は徳川家の「三つ葉葵」別名・徳川紋



一方、京都の賀茂神社の神紋は「双葉葵

ウマノスズクサ科の双葉葵(別名賀茂葵)を、3つ正三角形のように並べた形が徳川の三つ葉葵です。
将軍家の威光で、京都賀茂神社に双葉葵を使わせないようにしたが
「こちらのほうが、葵を古くから使っている」と拒否されたといういわれがあります。

上賀茂、下賀茂両神社の神紋二葉葵は、松尾神社や日吉大社もそうです。
ご祭神が夫婦、親子の間柄であるからで少しずつ違った二葉葵になってるらしい。


京都賀茂神社の葵紋は、元々は鴨氏の家紋。
立ち葵紋は各地に散らばった賀茂の神官の血を引くといわれます。

旧膳所藩主の本多氏は藤原鎌足を始祖とし、
25代藤原光秀が加茂宮司のとき 立葵を家紋とし、
その子助秀が豊後国本田郷に移り氏を本多とし、以来この紋を本多葵という。

こうして葵紋は
賀茂神社(双葉葵)→本多家(先祖が賀茂神社の社職)→松平家とつながります。

現代のHONDA創立者本田宗一郎も、家紋は丸に立ち葵紋。
『ゴジラ』『宇宙大戦争』『モスラ』などが代表作の映画監督・本多猪四郎 もうそうらしい。

最後にWikiページでみたら
立ち葵(たちあおい)は、
三つ葉葵と同様にウマノスズクサ科のフタバアオイを図案化したもの。
ちなみに、アオイ科の多年草であるタチアオイとの関連はない。




フタバアオイの花

9 コメント

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フタバアオイ (N)
2013-06-27 08:47:36
私も調べてみました。
葵の紋とアオイ科の植物は全く縁がないことがよく分かりました。
ちなみに、家の畑では、オクラ、花オクラ(トロロアオイ)、ワタの三種のアオイ科の野菜が元気に育っています。また、庭先では芙蓉が毎年咲き、種を撒き散らしています・・・・
家にはないのですが、水草のホテイアオイも好きな植物です。
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Nさんへ (ulala)
2013-06-27 20:24:25
オクラってアオイ科だったのですか。
画像検索してみたらとてもきれいな花でした。
Nさんは野菜の花お好きですね~

さてムクゲや扶桑など夏らしく咲き誇ってますね。
タチアオイもそうですが、お日様に向かってあうひ(仰日)。
それに比して、フタバアオイって別名ヒカゲクサともよぶらしいです。
下鴨神社、上賀茂神社の葵祭りは日本を代表する祭りかもしれませんね。
そんな有名な葵が日陰なんてありえるのでしょうか。
とてもひっそりとした花で先ほど、記事の最後に画像アップしときました。

ヤタガラスって集団が裏でこっそり天皇制度を支えているというウワサもあるらしいですが…。
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双葉葵について (ぽち)
2015-11-05 22:06:21
多少、双葉葵についての解釈が違う部分があるように思いましたので、説明させていただきます。上賀茂、下鴨両神社の葵は、神社の「神紋」であり、社家(賀茂族という古墳時代からの山城国(京都)の土着豪族の末裔)には双葉葵の家紋を使っている家はありません。徳川家は、尾張の賀茂社の氏子(社家であったという説もあり)であったことから、葵紋を使用しました。徳川家の京都の賀茂社への崇敬は深く、葵祭りの復興、賀茂競馬(くらべうま)には綱吉の生母、桂昌院の寄進した鞍など、徳川家ゆかりのものが上賀社には今も多く残されています。葵は「あふひ」神社では「神にあふ日」を意味します。和歌では男女の「あふ日」に絡めた、恋のうたなどが多く残っています。ちなみに、ヤタガラスは、賀茂族の先祖といわれています。
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ぽちさんへ (ulala)
2015-11-06 10:19:28
コメントありがとうございます。
家紋、神紋、寺紋にも興味しんしんですがよくわかっていなくて、詳しいご説明ありがとうございます。
「立ち葵は、三つ葉葵と同様にウマノスズクサ科のフタバアオイを図案化したもの。アオイ科の多年草であるタチアオイとの関連はない」と文中でもWikiより記載しましたが、ややこしいですね。

この記事エントリーして2年経過し、新たな発見があり追加でエントリーした記事があります。
アオイにはいろいろあるんだ、あるいはスギも日本人の分類って変と気づいたことなど、以下でご高覧賜れば幸いです。
http://blog.goo.ne.jp/goo3820/s/%A5%D2%A5%DE%A5%E9%A5%E4%A5%B9%A5%AE
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おじゃまします。 (りひと)
2017-09-08 09:49:14
リンク記事出てこないようですね。
ちょうど杉の件で、どうやら船の材料的な意味あるんじゃないのかなあと。エジプトとか睡蓮とか調べていて頭に入ってきたのですけど。

で船には先端に鳥も必要ですね、ヤタガラス道先案内人も。で、杉の関係の神社は日本でもかなり古い所が多いのと徳川は日光に植えてたような?
アレルギーのある方はシャレにならないようですけどね。アレルギーが多いのは飽和状態での環境の方が祖先にいたとも思いますし。

で思いついたのは木を山から落とすお祭りです。
四方に立てるんですけど、船の材料の切り出しと運送方法で低い所に持って行ってなんて。古代の寺の柱や出雲の神社の柱など相当太く植物の成長にはいい時代もあったろうからくり抜いて船にはできたんでは?と。

杉ってお墓の上にもって話も聞いた事ありますね。双葉葵と杉と徳川の知識はおそらく古代から何かあったんじゃないかと深読みしますね。7852
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三角だあ! (りひと)
2017-10-12 09:22:12
なるほどフタバアオイのお花は三角ですね。
これまさか東北に繋がるのかも?

そんな事はさておき、ランキングできましやけど、びっくりです。
うららさまのプログの広告にダビンチ展が。行けって指示されてるような?
オークションの絵を頂けるなら行きますけど。

横浜かあ。交通費もかかるんで神様行けるように用事でも作って欲しいです。5984
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りひとさんへ (ulala)
2017-10-12 16:33:14
このgooブログは無料で利用させてもらってるので、広告が勝手に出てきます。
おそらく、その画面をご覧になってる方が検索してる内容とかにリンクしてるはず。
友人が、ニュースアプリで読む記事がおっさんが読みそうな記事に偏ってて、広告が毛生え薬とかよく出てきて笑えると言ってました。
たぶんそのスマホ利用者の記事選択傾向から、AIは中年の男性と判断してるのでしょうね。
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面白い (りひと)
2018-03-11 08:20:36
おっさん達も少し見て何か感じてくれるといいですね!すっかり忘れてましたけどダビンチ展は行けなかったはず。設計や構造そんな分野に興味ある子もいないようなので意欲だけでは行けずだったかな?用事が付いてくると逆に行かされている感も導き感も出ますので。

広告たまたまでも関心なければ見えてもいない物。関心ある分野もいっぱいあるとひっかかりもお多そうで、それもそれで生活出来なくなるんだとも。

日本のおっさん達の頭を柔らかくしてあげて下さいね。今ステージ上で動きやすいおっさん達が正義とか信念とかで動かないと全て持ってかれちゃいますから。若年層が苦しんで散っていくのは辛すぎます。ただ人間お金も地位も天国には持って行けず、六文銭だけあればいいと社会貢献して気持ち良くかっこよく天界に行って欲しいですよ。
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りひとさんへ (ulala)
2018-03-11 08:41:40
先のコメントのリンク切れ、何を示したかったのか今となっては不明ですが、
あおいについての考察、スギについても以下ページなら
https://blog.goo.ne.jp/goo3820/e/a712a7770948c9daa55cdb957d59938f

311の7年目のこの日、なんらかの示唆があるやもしれず、新たにリンク貼っておきます。
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