A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

suicidal 10cc、iLL+勝井祐二他@早稲田祭 2009.11.7 (sat)

2009年11月09日 00時35分55秒 | 素晴らしき変態音楽
大学の学園祭にライヴを観にいくのは、5年くらい前に東大の駒場祭にJOJO広重さんを観に行って以来だ。

今回はsuicidal 10 ccが早稲田祭に出演。個人的に中原昌也氏がマイ・ブームなので、他の出演者は殆ど知らないにも関わらず出掛けてみた。
「さようなら猫楠」という学園祭らしい意味不明なタイトルのイベントで、出演はSpecial KATO Band、suicidal 10 cc、豊田道倫、iLL+勝井祐二、坪口昌恭×numb×類家心平。

早くから告知していたおかげもあって200人の動員で超満員だった。観客は殆どが学生と思われる。教室だから机と椅子があるのかと想像していたら何もないスペースで驚いた。昼の1時からライヴを観るのも新鮮だった。

Special KATO Bandは主催者の学生バンドでエレキ・ギター2名、エレクトロニクス、ピアニカの4人によるフリー・セッション。

2番目にsuicidal 10 ccが登場。中原氏は相変わらず凄い量の機材を持ち込んでいる。ジム・オルークはラップトップにエフェクターひとつ。ジムの奏でる通奏低音に中原氏がノイズを乗せていくいつものスタイル。二人のコンビネーションが素晴らしくイマジネーションが広がっていく。30分程だったがいい演奏だった。

豊田道倫氏は1993年からパラダイス・ガラージで活動してきたシンガー・ソングライター。アコースティック・ギターを手に赤裸々な詩を歌う。語りが面白かった。

元SUPERCARのナカコーによるソロ・プロジェクトiLLと、Bondage Fruitを始めとする様々なユニットやセッションで活躍するヴァイオリン奏者、勝井祐二氏の共演。iLLはCDJやシンセサイザーを使ってアンビエントな音響を奏で、その上にエフェクトをかけた勝井氏の演奏が乗る。静かなエレクトロニクス演奏だった。

最後にDate Course Pentagon Royal Gardenや東京ザヴィヌルバッハで活動してきたキーボード奏者、坪口昌恭氏とテクノ・アーティストnumb、坪口氏と共に菊地成孔Dub Sextetで活動するトランぺッター、類家心平氏によるエレクトリック・ジャズ・セッション。Nils Petter Molvaer などを思わせる幻想的なトランペットがいい感じだ。

統一感がなさそうでいてイベントとしてちゃんと成り立っていた。これで1000円は安い。

学生の
無謀なパワーが
羨ましい

中原氏がまた自らCDRを販売していたので、最近出た著書「12枚のアルバム」にサインを貰った。





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