追悼 パンクの父マルコム・マクラーレン

セックス・ピストルズの生みの親でありUKニューウェイヴ・シーンのお騒がせ男、マルコム・マクラーレン氏が悪性中皮腫（ガンの一種）により4月8日療養中のスイスの病院で亡くなった。享年64歳。

1970年代始めにロンドンのキングス・ロードにヴィヴィアン・ウェストウッドと共に「Let It Rock」というブティックを開店して話題となり、その後ニューヨークでニューヨーク・ドールズのマネージメントを務め、イギリス帰国後「SEX」と名を変えたブティックでジョニー・ロットンと出会いセックス・ピストルズを結成、自らはマネージャーとして数々のスキャンダラスな演出を仕掛けてきた。
当時セックス・ピストルズ主演の映画「グレイト・ロックンロール・スウィンドル」を制作するが、「スウィンドル＝ペテン師」とはマルコムのことではないかと話題になった。
その後アダム・アント、バウワウワウなどを手がけると共に自らもヴォーカリストとしてアルバムを発表している。どれもインチキ臭くて面白い。
最近はタレントとしてテレビに出たり、本を執筆したりしていたが、癌と宣告され、療養でスイスに滞在していたという。
ロッケンロールの伝説がまた一人帰らぬ人となった。

ロックとは
偉大なインチキ
生き抜いて

キム・フォウリーと被るんだよね。インチキ臭さが。