A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二/RUINS(吉田達也+増田隆一)@高円寺ShowBoat 2018.8.17 (fri)

2018年09月04日 08時50分35秒 | 灰野敬二さんのこと


SHOWBOAT 2MAN SERIES
灰野敬二×RUINS

開場 18:30/開演 19:00
前売¥3,500/当日¥4,000(税込・別途ドリンク代¥6 00)

【出演】
灰野敬二
RUINS:吉田達也[drums,vocal]+増田隆一[bass,vocal]

吉田達也が1985年に結成したドラムとベースのデュオバンド、ルインズは2000年代初頭に灰野敬二とコラボレーションしてKNEAD(ニード)というユニットで何度かライヴ活動を行った。レコーディング作品はPSFからCD『KNEAD』、Fractal RecordsからLP『This Melting Happiness - I Want You To Realize That It Is Another Trap』をリリースした。2003年にルインズからベーシストが脱退。吉田はソロユニット「ルインズ・アローン」を始動。灰野と吉田とはナスノミツルを加えたトリオ「サンヘドリン」をはじめとする様々なコラボレーションを続けて来た。2016年に増田隆一が復帰しルインズは期間限定で活動再開。この日15年ぶりに灰野と同じステージに立つこととなった。実は筆者はデュオ時代のルインズのライヴを観たことはない。2002年に観たKNEADのライヴが唯一。初めてのドラム&ベースのルインズに興味津々だっだ。

●RUINS:吉田達也[drums,vocal]+増田隆一[bass,vocal]


左に増田、右に吉田のシンプルなステージ。最初は予想より手数も音量も少なく落ち着いた演奏だったが、進むにつれてギアが入り、変拍子を破壊する雷鳴ドラム、骨太のファズベース、オペラチックな磨崖仏語ヴォーカル、めくるめく変化する怒濤の曲調に翻弄される異空間を産み出した。何故か80年代地下のライヴハウスで名も知れぬパフォーマーのを観た時の当惑するような気持ちを思い出した。何が起こっているのか訳がわからない、だけど目が離せない。それこそ地下音楽の醍醐味であろう。

●灰野敬二


8月上旬ペーター・ブロッツマンとのデュオでアメリカ公演を行った灰野の帰国後初ライヴ。ギターだけのパフォーマンス。分厚いサウンドの壁が放射される灰野ワールドが全開。ここ数年歌い続ける「神」についての歌は新たな章に突入した模様。絶唱の後の静寂に虚をつかれる。聴きながらブルースだと気がついた。虚空へ解き放たれる言葉の魂に突き刺さる轟音ギター。20年代アメリカのブルースマンの叫びが一世紀の壁を通り抜けて高円寺に滲み出した。壮大なギター交響楽が最後に祈りの言葉となって幕を閉じた。

これらの歌を地下音楽に中に閉じ込めてしまってはいけない。永続する音楽の魂の連鎖。個人の意識を次の世代に継承する為にはどうしたらいいか。

廃墟から
灰の原野に
放つ歌

<灰野敬二 NEXT LIVE>
9月7日(金)六本木SuperDeluxe
Keiji Haino + MUSQIS release party “NEUROGRYPH 34”


開場 19:30 / 開演 20:00
料金 予約3000円 / 当日3500円(ドリンク別)

出演:
灰野敬二( Keiji Haino ) + MUSQIS
(野口英律 / Hidenori Noguchi , 安藤裕子 / Yuko Ando , Tsubatics , 永田健太郎 / Kentaro Nagata , 武田理沙/ Risa Takeda , 石原雄治/ Yuji Ishihara , 桑原渉 / Wataru Kuwabara )

森田潤( Jun Morita , Omega f2;k )

VELTZ ( analog TV ) + 伊東篤宏( Atsuhiro Ito , Optron ) + カイライバンチ ( kairaibunch )

DJ
37A
予約はコチラ



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