2023年2月3日(金) 吉祥寺NEPO
MOGRE MOGRU presents
『DIVE DEEP vol.5~おと と からだ』
出演:
MOGRE MOGRU
愚弁
maguna-tech
鈴木和美& ひるりDUO
今回の企画のテーマ「おと と からだ」はメンバーの黒い瞳の発案である。作品を作るようになってから、常に「からだ」がテーマだったという彼女の想いはブログ「いつだってからだのことであった」を読んでいただきたい。フライヤーのドローイングも瞳が昔描いた作品である。
一言で身体表現といっても方法論や表現形態は千差万別。同じく千差万別の音楽表現との順列組み合わせを考えると可能性は無限大である。モグモグからの出演依頼を快諾してくれた3組のパフォーマンスにNEPOのプロジェクション照明効果が掛け合わされて、通常の音楽ライヴとは一味も二味も違った異次元のオーディオヴィジュアルイベントになった。
●MOGRE MOGRU
舞踏家の園田游さんとコラボしたことはあるが、モグモグ自身はフィジカルパフォーマーではない。客席から登場する形で若干動きを加えてみたが、基本的にはいつもと同じスタイルのパフォーマンスである。設計図なしの感性の赴くままに浮遊する音の行方は、これまで以上にプログレ・クラウトロック風のメタフィジカルなサウンドを生み出した。
●鈴木和美& ひるりDUO
敬愛するフルート奏者のかずみんぐ(鈴木和美)のソロ演奏をたっぷり聴けるだけでなく、ひるりのしなやかかつコミカルな身体表現を楽しめるデュオはまさに俺得な対バン。NEPOの幻想的なライティングの中で繰り広げられるおととからだの追いかけっこは優雅なトムとジェリーを観てるようなわくわく感にあふれていた。
●maguna-tech
フェンダー・ジャガーとサンプラーが生み出すデジタルビートの躍動感とノイズギターの陶酔感、それが赤いハイヒールを片手に登場した博美のアスリートを思わせるダイナミックな舞踏と交感し、ローラーコースターのような刺激とスリルを聴き手に与える。このスピード感は根っこにロックがあるからに違いない。
●愚弁
愚弁=谷口カズヒトを初めて観たのは2004年。爪先立ちで舞踏を踊る姿が強烈に印象に残っている。今回は逆立ちしたまま歌いあげる超人技を堪能。トシさんの打音一つで会場の空気がピーンと張り詰める様に驚天し、狩俣氏の唸りフルート奏法に動地した。さすがベテランユニットの凄さを実感した。
▼ライヴ・ダイジェスト
身体と
音楽と
表現と
次回MOGRE MOGRU自主企画イベントのテーマは「即興」
2023年3月17日(金) 吉祥寺NEPO
MOGRE MOGRU presents DIVE DEEP vol.6~即興のかたち(仮)
詳細後日