A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

サンヘドリン@高円寺HIGH 2009.11.4 (wed)

2009年11月06日 01時44分57秒 | 灰野敬二さんのこと
告知には「吉田達也×灰野敬二」「サンヘドリン」と併記されていたので、別々にセッションするのかと思ったら、通常のサンヘドリンのライヴの冒頭に吉田氏と灰野さんのデュオ・セットがあるという形式のライヴだった。

久々のサンヘドリンにしては動員はいまひとつ。どうも高円寺HIGHは宣伝が下手なようである。

1stセットは灰野さんがテーブル・ギターを演奏。これはSGをテーブルに寝かせて置いて、金属の皿や棒、モーターやヴァイオリンの弓で演奏するスタイルである。フレッド・フリスや高柳昌行氏、初期のK.K.Nullなどがやっていた奏法だ。灰野さんに言わせると「これは俺が一番最初にやった」ということだが。私は灰野さんがテーブル・ギターを演奏するのを観るのは初めてだ。
吉田氏が静か目にドラムを奏で、灰野さんの非ギター的なノイズ奏法に合わせる。
気がつくと下手にナスノ氏が登場しエフェクターを弄っている。その内ベースを抱え、サンヘドリンとなる。といっても灰野さんはテーブル・ギターで通し、サンヘドリン特有の饒舌なテンションの高い演奏とは違ってリラックスした雰囲気(勿論緊張感はあるが)が目立つ面白いステージだった。変拍子を叩きまくらない吉田氏を観るのも珍しい。

2ndセットは灰野さんは通常のスタイルでギターを弾く。10分ほど椅子に座って吉田氏とデュオで演奏したところでナスノ氏を呼び込む。灰野さんも立ち上がり、いつものサンヘドリンのスタイルに。凄まじいエネルギーに満ちた演奏。潮の満ち引きのように轟音+変拍子で暫く盛り上がっては静かなパートへと移ることの繰り返し。灰野さんの歌もたっぷり聴けたし大満足。

終演後楽屋へ挨拶に行くと、灰野さんもこの日のライヴに満足したようで上機嫌で迎えてくれた。

この世での
未知なる力
サンヘドリン

この会場は音も雰囲気も良いので応援したい。

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