山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

恩師の近況

2011年03月25日 | その他
私の高校時代。

入学すると、取りあえずなにか部に所属しなければなりませんでした。

「何の部に入ろうかな?」と考えたあげく入部したのは「写真部」。

自分の専攻している科目に役に立つだろうと入ったのですが、いつの間にか通っていたのはなぜか「演劇部」?

これには深いわけが・・・。

「演劇部」の顧問は、私が1年生の時の担任だったのです。

演劇部の公演の際に、スタッフ不足で「写真部」の私に白羽の矢が立ったのです。

何で?

スライドで背景を映す役目をおおせつかったのです。

「写真部だから、同じようなもん!何とか出来るだろう」の一言で臨時部員に。

それが腐れ縁で、知り合ってからすでに四十年も過ぎ、先生も71歳に。

お互い歳を取ってしまいました。

それはよいとして、「生徒との掛け買いのない時間を形に残したい」と高校演劇部顧問としての24年間に、自らの高校演劇時代の2年を加え、各年の演目、大会成績、部員数と言ったデーターと、悲喜こもごものエピソード、劇評、部員の回想録などを収録した「わたしの高校演劇」を自費出版されました。

私は、演劇自体は申し訳ありませんが余り興味がなく、人手不足時の裏方専門部員でした。

しかし、当時教員になってまだ4年目、熱血漢教師の固まりであった恩師にひかれ、付き合い歴40年を過ぎた現在もお付き合いさせて頂いています。

都合の良いときだけの自宅訪問にもいやな顔一つされず、いつも温かく迎えてくれるのです。

今の私があるのは、この恩師によるものが大変大きなものがあります。

先日、出版されたときに電話をさせて頂きましたが、何年たっても気持ちだけは、お互いに高校時代のままでした。

これからまだまだお元気で過ごして頂きたいものです。