中庭との仕切りのブロック塀の上にツグミが止まっている。このブロック塀は、あさの祖母が、数十年前に竹垣に替えて作ったものだ。お小人通りに面した塀は、白や黒の砂の洗い出しであったが、直ぐ前に出来た給食室に出入りする車が何度もぶつかってその塀を壊したので、それをブロック塀にかえた時に併せてブロック塀にしたのであった。その表のブロック塀も、その後も車にぶつかられて壊れたままである。おそらく給食室に出入りしていたトラックが壊したのであろうが、今は、給食室としては使われていないのに時々車は出入りしているから、どうせまた壊されるであろうと思い、修繕はしていない。
しかし、江戸時代の建物である母屋と、大正時代の二階家の塀として、ブロックは相応しくないから、その塀を立て替えようと思っているが、竹垣では、折角の庭が見えなくなるから、ないほうが良いと老スレート職人の高橋哲郎氏に言われている。ただ、中庭を仕切る塀がないと、隣りの小学校の駐車場から家が覗かれるようになるから、それも困ったもので、かといって駐車場との仕切りを今の生け垣から高い塀にするのも味気ない。駐車場の車が生け垣の隙間から、色とりどりに見えるのも困ったものなのだが、いい方法をなかなか思いつかない。垣根の工事をすると、今、庭木に巣食っているツグミが逃げてしまうかもしれない。いや、その前に母屋の縁の下に住み着いているらしい白猫にやられてしまうかもしれない。
しかし、江戸時代の建物である母屋と、大正時代の二階家の塀として、ブロックは相応しくないから、その塀を立て替えようと思っているが、竹垣では、折角の庭が見えなくなるから、ないほうが良いと老スレート職人の高橋哲郎氏に言われている。ただ、中庭を仕切る塀がないと、隣りの小学校の駐車場から家が覗かれるようになるから、それも困ったもので、かといって駐車場との仕切りを今の生け垣から高い塀にするのも味気ない。駐車場の車が生け垣の隙間から、色とりどりに見えるのも困ったものなのだが、いい方法をなかなか思いつかない。垣根の工事をすると、今、庭木に巣食っているツグミが逃げてしまうかもしれない。いや、その前に母屋の縁の下に住み着いているらしい白猫にやられてしまうかもしれない。