芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

石井診療所長と飲食会

2009年01月29日 | Weblog
先日、トヨマ診療所の石井所長に来てもらい、飲食をしながらお話をした。トヨマ診療所は、かつてトヨマ病院と言ったから、元病院長だ。それが、登米市の方針で、廃院になり、無床で入院の出来ない診療所になったのだ。もっとも入院棟はベッドとともに残っているであろう。一昨年のトヨマ病院廃院の市による数回の説明会での登米市長の言い分は、登米市の医療は赤字の累積で、先ず、赤字ではないが、入院棟が耐震基準を満たしていないトヨマ病院を廃院にして、赤字を黒字化するというものだった。しかし、耐震基準を満たしていない病院は、病院機能の集中化をする佐沼病院もそうで、しかもその佐沼病院が最大の赤字を出していた。登米市の病院廃院は、これからも米谷、米山と続けるから、佐沼の周辺の市民は、みな車で佐沼病院に行かなければならなくなる。去年の市の広報には、その佐沼病院の赤字が14億円に増大していた。
ところが、今回分かったことだが、佐沼病院の医者がここに来て4名辞めることになったのだそうだ。病院機能を集中化する佐沼には、産婦人科を始め、いくつかの診療科がない上に、医者がかくもどんどん辞めて行くのだから、病院機能を集中化するどころか、病院そのものが、自壊して廃院になることであろう。一昨年の説明会に出席した人の一人が、佐沼病院の院長とこのトヨマ診療所
の石井所長は姓が同じで、兄弟だと言っていたが、私には顔立ちからもそうは思えないが否定する材料を持ち合わせていなかったので、今回石井所長に確認したら、やはり、兄弟ではないとのことだった。説明会での住民側の話は、このように推量に基づくことが基盤だからちょっと腰が引けていたかもしれない。診療所になったこれからの診療のあり方についてちょっと注文を付けておいたが、石井所長は帰り際に私との話がとりとめもなくて良かったとのことであった。