芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

山の境界確認

2009年01月27日 | Weblog
先日、急に山の雑木を森林組合に売るから判子を押してほしいと、山の共有者が来た。この山は50町歩ほどあり、山の上に果実園など農園を作っていたため、戦後間もなく、農地解放にかけられたのを、あさの祖母が、一晩で信用の於けると思われる小作人4人に名義を変更したものだが、農地解放の嵐が過ぎてから返却してもらおうと思ったら、返さないといわれて、やむを得ず、私の名義も入れて共有にしたという経緯のある山だ。毎年、固定資産税を払っているだけで、刈り払いもしていない為、一昨年山に登ってみたら荒れ放題で、道も分からなくなっていたのだ。私としては、買い手があれば手放したいのだが、他の4人の共有者は、手放したくないようであるから、折角の購入者がいた時も売れずに終わった。判子を貰いにきた共有者は、先ずは道路を造らなければならないといい、その為の雑木の販売だと言う。しかし、彼の祖父は、山の上にバスなどの車を上げて、勝手に牛をそこで飼い、それをやめてからもその廃車や牛舎を放置したままであった。その孫である共有者は昨年。若柳の機械の会社を解雇されたといい、祖父と同じことを考えて山を勝手に利用しようというのかもしれない。
今日その山の雑木を切るにあたり、森林組合の人が山の案内をしてくれるというので、車に乗せて行ってもらい、山の境界などを教えてもらってきた。午前中一杯かかって見たのは、今回伐採する部分だけで、次回2月半ばにまた法務局で構図を貰って、調べて境界などを確認してくれると言う。森林組合の人によると、雑木を切った跡には今年の秋に茸が沢山採れると言う。