日本国家は、戦前の「大日本帝国」そのままのレイシズムの国家であることを再認識した。
それはこの記事を読んだからだ。
「大日本帝国」は、外国人を監視し、「大日本帝国」に併合した朝鮮半島の人たちをも、常時、治安の対象として監視していた。当時の警察関係の資料、「特高月報」や「〇〇年 治安ノ状況」などをみればすぐに判明する。
「大日本帝国」が敗れ、特高警察の解体が行われたが、それは公安警察(「警備課」)として今も動き続けている。
また司法については、「大日本帝国」が崩壊しても、司法を支えた裁判官や検察などの司法官僚は、そのまま生きつづけた。戦後の司法界で出世した者には、戦前の治安維持法事件で活躍した者が多い。
「司法の独立」が教科書などに記されているが、近代以降の日本の歴史のなかで、司法が独立していたことはない。戦前においては、天皇制国家権力の重要な構成部分として、戦後はアメリカという国家の忠実な犬として、「独立」などとは無縁の国家機関として君臨している。
近代以降、日本は、一度たりとも「民主主義国家」になったことはない。「民主主義」は外被でしかない。