浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

「大日本帝国」をひきずる日本の司法・警察

2024-02-13 07:11:29 | 政治

 日本国家は、戦前の「大日本帝国」そのままのレイシズムの国家であることを再認識した。

 それはこの記事を読んだからだ。

 「大日本帝国」は、外国人を監視し、「大日本帝国」に併合した朝鮮半島の人たちをも、常時、治安の対象として監視していた。当時の警察関係の資料、「特高月報」や「〇〇年 治安ノ状況」などをみればすぐに判明する。

 「大日本帝国」が敗れ、特高警察の解体が行われたが、それは公安警察(「警備課」)として今も動き続けている。

 また司法については、「大日本帝国」が崩壊しても、司法を支えた裁判官や検察などの司法官僚は、そのまま生きつづけた。戦後の司法界で出世した者には、戦前の治安維持法事件で活躍した者が多い。

 「司法の独立」が教科書などに記されているが、近代以降の日本の歴史のなかで、司法が独立していたことはない。戦前においては、天皇制国家権力の重要な構成部分として、戦後はアメリカという国家の忠実な犬として、「独立」などとは無縁の国家機関として君臨している。

 近代以降、日本は、一度たりとも「民主主義国家」になったことはない。「民主主義」は外被でしかない。

 

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