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雪上の風船イベント

2010-03-01 22:45:00 | 新潟ネタ


 週末、おぢや風船一揆に行ってきた。

 一面の白い雪原にカラフルな気球が飛ぶ、冬の終わりを告げる行事である。
 土曜日の朝一の新幹線に乗って、小千谷へ。新潟に入ると、予想通りの雨。上越新幹線を降りてローカル線に乗り換えると、雨のほかに霧まで出ていた。
 雪国の霧は春の訪れ。
 あたたかい空気が冷たい雪原や川面に触れて、白い霧を起こす。小千谷の辺りは地形的に川霧が発生しやすく、この日もかなり発生していた。
 電車が小千谷につく頃には朝一のフライト競技が始まっている頃なので、電車の中からカラフルな気球が見られるかなぁって思っていたのだが、すべては霧の彼方。競技中止であった。

 午後、霧も晴れて雨も上がってきたので、今度こそ上がるか!?という期待を込めて会場へ。ところが競技は1時間遅れになったので何にもない雪原で待つ事に。
 そうこうしている内に、気球を積んだ車がだんだんやってきてセッティング開始。
 籠を出し、バーナーのやぐらを乗せ、バルーン本体を雪原に広げていく。そして、送風機でバルーン本体に風を送って、少しずつ少しずつ膨らませて…。
 だんだん大きくなったバルーンが立ち上がり始めると、一気に行かないように頭頂部につけたロープで押さえようとするのだが、その押さえ役が雪の上をずるずると引っ張られる~。そんなこんなして、大きな気球は立ち上がるのだ。

 さて、これで飛ぶぞーって思ったとき、風が吹き出した。すると見る見る膨らんだバルーンが変形して、萎んで行く機体続出。風に煽られて籠が引きずられたり斜めになったり…。車にロープをつないで飛ばないようにしているチームも。立て直そうともう一度挑戦するチームもいましたが、うまく行かないようで。
 そして、非情の競技中止。


 気を取り直して夜の会場へ。
 夜は気球のバーナーを不完全燃焼させて明るい光を放つ、「グローバルーン」があるのだ。しかも花火との競演。
 雪山の上でその時を待つ。長靴の底から雪の冷たさが津々と上ってきてガタガタガタガタ。
 ちょっと風が強くて、花火が開く間に気球がゆらゆらしてしまうのが写真的にはイマイチだったが、きれいな光のイベントだった。