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雨の日は美術鑑賞

2010-03-06 22:24:00 | アート

▲おぢや風船一揆・グローバルーン

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 朝から雨だったけれど、病院に行った後、上野へ行ってきた。東京都美術館のボルゲーゼ美術館展。http://www.borghese2010.jp/
 前売り券は買っていたのだけれど、気がつけば3月。今週末を逃すともう行けないって気づいていあわてて…(あとは毎週予定が立っているのだよ)。

 ルネサンスからバロックの絵画が中心で、ラファエロとかカラヴァッジョ、ボッティチェリなどの作品が来ているのだが、思ったより混んでいなかった。
 ボルゲーゼ美術館って名前が余り日本に浸透していないからだろうか…。今回の展示のほとんどは日本初出品というものらしい。
 でも、この美術館が凄い。会場でビデオが流れていたのだが、もうどこを見てもうっとりするほど。また行ってみたい美術館が増えてしまった。
 いや、私のストライクゾーンにドスンと入る展示で、久々にいい展示を見たなぁという幸福感に満たされた。
 冒頭の緻密なモザイク画からもう釘付けである。ラファエロの描く女性の凛としたまなざしに魅了され(関連商品はちょっといただけなかったが…)、この作品のたどった運命に神秘すら感じ、妖しい雰囲気を放つカラヴァッジョの毒気に当てられた。
 カラヴァッジョはこの美術館の創設者シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿が大変好んでおり、ローマの美術館にはカラヴァッジョの間があるそうだ。ビデオに映っていた「果物かごを持つ少年」は、2001年に目黒の東京都庭園美術館で見たことがある。あんなのに、囲まれたら変な気持ちになりそうだ(笑)。

 雨の上野公園では、佐賀の陶器市が行なわれていた。佐賀のといっても織部があったり益子があったり…。結構真剣に見ていたが、今回は収穫なし。私が某百貨店で買った有田がそこにもあったぞ。


 美術館の前にほんのちょっとお花見。梅や大寒桜が咲いていた。意外なところでは雪割草も。もちろん、植栽だ。