茶碗蒸しとして販売されていた容器が瀬戸物で、出来ていまして、またその大きさが、梅小鉢にちょうどいいので、早速底に穴を開ける事にしました。今、小梅の「緑咢」が植えてある小鉢はあまりにも小さい。盆栽の説明書なんかでは、「小鉢で設える方が、花付がいい!」とありますが、如何せん、水撒きなんかで鉢が転がってしまうので、もう少し大きい鉢に植え替えたいと思ってました。
この茶碗蒸しの容器しっかりと厚手でなかなかいいぞ。梅の花が咲いたら、地が黒だから、見栄えもいいしね。陶器用のドリルで開ける時に、あり高速回転で開けるとドリルの刃先が熱を持ちすぎて鈍ってしまうので、ゆっくりギュンギュンと回転させていくのだけど、穴が開いてドリルが貫通する時に、陶器の穴の周りが「バリッ」っとえぐってしまって、綺麗に開かない。ゆっくりとギュンギュンと回していくと、穴の形状が「おむすび型」に開いていき、最後にそこのおむすびの頂点に引っかかって、穴の周りをえぐってしまうのだ。
それを、防ぐのには最初はその開け方で穴を開けて行き、小さい穴があいたら、そこから、ある程度高速回転で、回し続けるのがいいのだ。開けきる前に、反対側からも開けるのもいいね。そうすれば、綺麗とはいかなくても、修復可能な鉢穴となります。
一番下の鉢おみたいに穴の周りが汚く開いてしまうので注意だ。
この後、ルーターで整形となります。何も鉢底の見えない穴なんですが、やはり、綺麗じゃないと納得しませんぞ。一旦、穴が開いてしまうと、ルーターの柔らかい砥石でも綺麗に研磨出来ます。