都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「End of the tunnel」 「(marunouchi) HOUSE」(新丸ビル7階)
「End of the tunnel」(ニュートーキョーコンテンポラリーズ)
「(marunouchi) HOUSE」(千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング7階)
3/28-4/7
現代アート専門とする在京の7軒の画廊が、ここ新丸ビル7階レストランフロア「(marunouchi) HOUSE」に集います。「End of the tunnel」へ行ってきました。
参加画廊は以下の通りです。(各画廊とも30代のギャラリストによって運営されているそうです。)
青山/目黒、ARATANIURANO、ZENSHI、Take Ninagawa、MISAKO&ROSEN、無人島プロダクション、ユカササハラギャラリー
会場の雰囲気は以下にアップした写真を参照していただきたいのですが、出品作品は「(marunouchi) HOUSE」内の特定の一室にあるわけではなく、フロア全体に半ば散らばるようにして展示されています。ようはエスカレーター、もしくはエレベーターを降りた瞬間から、オープンカフェスタイルのレストランフロアのあちこちに作品が点在しているわけです。通路から壁面などはもちろん、トイレから女性用のサロンルーム(会期中に限って男性も入場が可能です。)など、うっかりすると見落としてしまうような場所にまで作品が置かれています。フロアマップはエレベーターを降りて向かって左側の案内所に用意されていますが、あえてそれを持たないで、まずは宝探しの感覚でうろうろと歩き廻ってみるのも悪くないかもしれません。思わぬ場所で見る、意外な作品との出会いが、またこのイベントの醍醐味ではないでしょうか。
上記の画廊を全て廻りきれていない私にとっては、未知の作家の作品をいくつか楽しめただけでも満足でしたが、既知の方でも、例えば女性用トイレの入口を見張る渡辺豪や、サロンルームにて静謐な映像作品を展開する小瀬村真美、また同じくその場にてひっそりと隠れるように佇む加藤泉の木彫人形、さらにはエスカレーターで顔を覗かせる小西紀行などが印象に残りました。最近、定点観測中の新富町のARATANIURANOの作家がおすすめです。
なおこの「End of the tunnel」は、先週の金曜日より丸の内界隈で始まった「丸の内アートウィークス」の関連のイベントです。隣接の丸ビル1階にある「竹の森」と題した白い竹林のインスタレーション(下の写真です。現在展示中。)の他、4日からは行幸通りの地下ギャラリーにて、国内各美大の卒業制作展より選ばれた45点を展示する「アートアワードトーキョー」(4/4-5/6)、さらには今週末限定の日本最大のアートの見本市「アートフェア東京2008」(4/4-6)などが開催されます。キーとなるアートフェアを挟み、この界隈のアートシーンはなかなか熱く盛り上がっているようです。
アートウィークスのイベントを廻るには、TAB発行の以下の小冊子が役に立ちます。新丸ビルの他、近隣の商業施設等でも配布されているので、まずはお手に取られて見ては如何でしょうか。
「End of the tunnel」は4月6日まで開催されています。もちろん入場は無料です。
「(marunouchi) HOUSE」(千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング7階)
3/28-4/7
現代アート専門とする在京の7軒の画廊が、ここ新丸ビル7階レストランフロア「(marunouchi) HOUSE」に集います。「End of the tunnel」へ行ってきました。
参加画廊は以下の通りです。(各画廊とも30代のギャラリストによって運営されているそうです。)
青山/目黒、ARATANIURANO、ZENSHI、Take Ninagawa、MISAKO&ROSEN、無人島プロダクション、ユカササハラギャラリー
会場の雰囲気は以下にアップした写真を参照していただきたいのですが、出品作品は「(marunouchi) HOUSE」内の特定の一室にあるわけではなく、フロア全体に半ば散らばるようにして展示されています。ようはエスカレーター、もしくはエレベーターを降りた瞬間から、オープンカフェスタイルのレストランフロアのあちこちに作品が点在しているわけです。通路から壁面などはもちろん、トイレから女性用のサロンルーム(会期中に限って男性も入場が可能です。)など、うっかりすると見落としてしまうような場所にまで作品が置かれています。フロアマップはエレベーターを降りて向かって左側の案内所に用意されていますが、あえてそれを持たないで、まずは宝探しの感覚でうろうろと歩き廻ってみるのも悪くないかもしれません。思わぬ場所で見る、意外な作品との出会いが、またこのイベントの醍醐味ではないでしょうか。
上記の画廊を全て廻りきれていない私にとっては、未知の作家の作品をいくつか楽しめただけでも満足でしたが、既知の方でも、例えば女性用トイレの入口を見張る渡辺豪や、サロンルームにて静謐な映像作品を展開する小瀬村真美、また同じくその場にてひっそりと隠れるように佇む加藤泉の木彫人形、さらにはエスカレーターで顔を覗かせる小西紀行などが印象に残りました。最近、定点観測中の新富町のARATANIURANOの作家がおすすめです。
なおこの「End of the tunnel」は、先週の金曜日より丸の内界隈で始まった「丸の内アートウィークス」の関連のイベントです。隣接の丸ビル1階にある「竹の森」と題した白い竹林のインスタレーション(下の写真です。現在展示中。)の他、4日からは行幸通りの地下ギャラリーにて、国内各美大の卒業制作展より選ばれた45点を展示する「アートアワードトーキョー」(4/4-5/6)、さらには今週末限定の日本最大のアートの見本市「アートフェア東京2008」(4/4-6)などが開催されます。キーとなるアートフェアを挟み、この界隈のアートシーンはなかなか熱く盛り上がっているようです。
アートウィークスのイベントを廻るには、TAB発行の以下の小冊子が役に立ちます。新丸ビルの他、近隣の商業施設等でも配布されているので、まずはお手に取られて見ては如何でしょうか。
「End of the tunnel」は4月6日まで開催されています。もちろん入場は無料です。
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