2022年5月に見たい展覧会【鬼頭健吾/琉球/発見された日本の風景】

ゴールデンウィークに入りましたが、いかがお過ごしでしょうか。今年はコロナ禍における移動自粛の要請もなく、平日を2日休むと最大で10連休になるだけに、ここ数年に比べると多くの方が旅行に繰り出しているようです。街中の人出もかなり増えてきました。



5月に見ておきたい展覧会をリストアップしてみました。

展覧会

・『Chim↑Pom展:ハッピースプリング』 森美術館(2/18~5/29)
・『人のすがた、人の思い―収蔵品にみる人々の物語』 大倉集古館(4/5~5/29)
・『生誕110年 松本竣介』 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館(4/29~5/29)
・『国宝手鑑「見努世友」と古筆の美』 出光美術館(4/23~6/5)
・『KAAT EXHIBITION 2022 鬼頭健吾展|Lines』 KAAT神奈川芸術劇場(5/1~6/5)
・『大正ロマン×百段階段』 ホテル雅叙園東京百段階段(4/16~6/12)
・『建物公開2022 アール・デコの貴重書』 東京都庭園美術館(4/23~6/12)
・『イスラエル博物館所蔵ピカソ ― ひらめきの原点 ―』 パナソニック汐留美術館(4/9~6/19)
・『金氏徹平 S.F. (Something Falling/Floating)』 市原湖畔美術館(4/16~6/26)
・『リニューアルオープンⅠ 絵のある陶磁器』 三井記念美術館(4/29~6/26)
・『沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」』 東京国立博物館(5/3~6/26)
・『生誕100年 清水九兵衞/六兵衞』 千葉市美術館(4/13~7/3)
・『生誕110周年 奥田元宋と日展の巨匠―福田平八郎から東山魁夷へ』 山種美術館(4/23~7/3)
・『OKETA COLLECTION Mariage -骨董から現代アート-」展 WHAT MUSEUM(4/28~7/3)
・『ボテロ展 ふくよかな魔法』  Bunkamura ザ・ミュージアム(4/29~7/3)
・『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策 写真と絵画-セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』 アーティゾン美術館(4/29~7/10)
・『孤高の高野光正コレクションが語る  ただいま やさしき明治 発見された日本の風景』 府中市美術館(5/21~7/10)
・『リニューアルオープン記念展Ⅱ 光陰礼讃 ―モネからはじまる住友洋画コレクション』 泉屋博古館東京(5/21~7/31)
・『アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真』 東京都写真美術館(5/20~8/21)
・『カラーフィールド 色の海を泳ぐ』 DIC川村記念美術館(3/19~9/4)
・『開館20周年記念展 モネからリヒターへ ―新収蔵作品を中心に』 ポーラ美術館(4/9~9/6)

ギャラリー

・『イケムラレイコ 限りなく透明な』 シュウゴアーツ(4/14~5/28)
・『八木夕菜  個展「視/覚の偏/遍在」』  √K Contemporary(4/29~5/28)
・『流麻二果 その光に色を見る Spectrum of Vivid Moments』 ポーラ ミュージアム アネックス(4/22~5/29)
・『古寺巡礼―土門拳が切り取った時間―』 東京工芸大学芸術学部写大ギャラリー(4/11~6/1)
・『Chim↑Pom from Smappa!Group』 ANOMALY(4/27~6/4)
・『パウロ・モンテイロ 場所のない色」 小山登美夫ギャラリー六本木(5/11~6/4)
・『熊谷亜莉沙|私はお前に生まれたかった』 ギャラリー小柳(4/16~6/22)
・『線のしぐさ』 東京都渋谷公園通りギャラリー(4/23~6/26)
・『佐藤卓TSDO展 〈 in LIFE 〉』 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(5/16~6/30)
・『䑓原蓉子 : 食べてください食べないでください』 Take Ninagawa(5/7~7/2)
・『世界の終わりと環境世界展』 GYRE GALLERY(5/13~7/3)
・『ラシード・ジョンソン Plateaus』 エスパス ルイ・ヴィトン東京(4/27~9/25)

まずは現代美術です。フラフープのインスタレーションなどで知られる鬼頭健吾の個展が、KAAT神奈川芸術劇場にて開かれます。



『KAAT EXHIBITION 2022 鬼頭健吾展|Lines』@KAAT神奈川芸術劇場(5/1~6/5)

KAAT EXHIBITIONとは2016年から同劇場にて毎年行われてきた現代美術展で、今年は鬼頭が約30メートルにも及ぶアトリウムにて作品を公開します。色彩鮮やかでかつスケールの大きなインスタレーションを楽しむことができそうです。

続いては東京国立博物館の大規模な展覧会です。『沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」』が行われます。



『沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」』@東京国立博物館(5/3~6/26)


今年復帰50年を迎えた沖縄はかつて琉球王国として栄え、今に至るまでの独自の歴史や文化を育んできました。その沖縄と琉球に関する文化財を公開するのが『特別展 琉球』で、歴史資料、工芸、国王尚家に由来する宝物や民族作品などが約360件公開されます。(展示替えあり)過去にも東京で何度か琉球に関する展覧会が開かれてきましたが、今回は過去最大スケールのいわば決定版となるかもしれません。

ラストは明治に着目した展覧会です。府中市美術館にて『孤高の高野光正コレクションが語る  ただいま やさしき明治 発見された日本の風景』が開催されます。



『孤高の高野光正コレクションが語る  ただいま やさしき明治 発見された日本の風景』@府中市美術館(5/21~7/10)

これは明治時代に活動した日本、あるいは海外の画家77名の作品を紹介するもので、洋の東西の画家が見つめた明治日本の風景や暮らしなどについてたどっていきます。またいずれも日本から海外へ渡った作品のみを収集した高野光正氏によるコレクションを中心としていて、京都国立近代美術館での「発見された日本の風景」展に続き、ほとんどの作品は東京で初めて公開されます。

一部、内容が重なりますが、WEBメディア「イロハニアート」でも5月のおすすめ展覧会をご紹介しました。


古筆から琉球、それに鬼頭健吾まで。5月に見たいおすすめ展覧会5選 | イロハニアート

私のゴールデンウィークは特に遠出もなく、近場の展覧会をいくつかまわって見ることになりそうです。

それでは今月もどうぞよろしくお願いいたします。
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