都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
『KAAT EXHIBITION 2022 鬼頭健吾展|Lines』 KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・アトリウム
『KAAT EXHIBITION 2022 鬼頭健吾展|Lines』
2022/5/1~6/5
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/81/0b7059289e3f1b39e9935979416fa1a9.jpg)
KAAT神奈川芸術劇場で開催中の『KAAT EXHIBITION 2022 鬼頭健吾展|Lines』を見てきました。
1977年に生まれた現代アーティストの鬼頭健吾は、フラフープやスカーフ、蛍光灯といった既製品などを用いた作品で知られ、国内外の展覧会に参加するなどして活動してきました。
その鬼頭が高さ30メートルのアトリウム空間に挑んだのが『KAAT EXHIBITION 2022 鬼頭健吾展|Lines』で、カラフルな角材を用いたインスタレーションを公開していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/02/f40e6ff4bb656401e85e9b3f7997528b.jpg)
ともかく目を引くのはアトリウムを彩るかのように浮かぶ200本もの角材で、イエローやブルー、グリーンなどさまざまな色に塗られていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/5c/1c87ef9aeb89abded58e250e6ce10e80.jpg)
いずれの角材の長さは約4メートルほどで、天井から細いロープによって吊り下がっていました。また床面には角材に呼応するかのようにイエローやグリーン、それにストライプ状の布も敷かれていて、空間全体が鮮やかな色彩に染まっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/c8/f2c6765e4737094180e568221728cd12.jpg)
今回の展示で面白いのは、一連のインスタレーションを異なった場所、ないし高さから鑑賞できることでした。1階にて下から見上げるだけでなく、大ホールのある5階へとエスカレーターにて移動し、ロープにて角材が吊されるようすを見下ろすのも楽しいかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/1b/4feccd32f0a094b2200b018bcf57b340.jpg)
1本1本の角材は一見、木で作られているように見えましたが、実は角紙管という素材で出来ていました。これは日本化工機材株式会社によるリニア紙管と呼ばれる製品で、木材に比べて軽くて安全性が高いのはもちろん、反ることもなく、強度も十分であることから、今回のインスタレーションに採用されました。鬼頭としても初めて用いる素材だったのではないでしょうか。
『KAAT EXHIBITION 2022』とは、同劇場が現代美術と劇場空間を融合させつつ、新たな表現を生み出そうと毎年開いてきた展覧会で、過去にさわひらきや小金沢健人、志村信裕などが作品を公開してきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/47/def555a63f81a7c61a2157e4e044d899.jpg)
いずれの展示も主に劇場内の中スタジオにて行われてきましたが、今回は初めてアトリウムが会場に選ばれました。外の光も差し込む開放的な空間ならではのインスタレーションといえるかもしれません。華やかで祝祭的な雰囲気も感じられました。
Penオンラインでも展示の様子をご紹介しました。
今年の『KAAT EXHIBITION』の作家は誰? 色彩のシャワーが劇場へと降り注ぐ作品が展示|Pen Online
会期中は無休です。6月5日まで開催されています。
『KAAT EXHIBITION 2022 鬼頭健吾展|Lines』 KAAT神奈川芸術劇場・アトリウム(@kaatjp)
会期:2022年5月1日(日)~6月5日(日)
休館:会期中無休
時間:10:00~18:00 *夜公演がある日は終演時刻まで
料金:無料 *有料プログラムあり
住所:横浜市中区山下町281
交通:みなとみらい線日本大通り駅3番出口より徒歩約5分。JR線関内、石川町両駅より徒歩約15分。
『KAAT EXHIBITION 2022 鬼頭健吾展|Lines』
2022/5/1~6/5
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/81/0b7059289e3f1b39e9935979416fa1a9.jpg)
KAAT神奈川芸術劇場で開催中の『KAAT EXHIBITION 2022 鬼頭健吾展|Lines』を見てきました。
1977年に生まれた現代アーティストの鬼頭健吾は、フラフープやスカーフ、蛍光灯といった既製品などを用いた作品で知られ、国内外の展覧会に参加するなどして活動してきました。
その鬼頭が高さ30メートルのアトリウム空間に挑んだのが『KAAT EXHIBITION 2022 鬼頭健吾展|Lines』で、カラフルな角材を用いたインスタレーションを公開していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/02/f40e6ff4bb656401e85e9b3f7997528b.jpg)
ともかく目を引くのはアトリウムを彩るかのように浮かぶ200本もの角材で、イエローやブルー、グリーンなどさまざまな色に塗られていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/5c/1c87ef9aeb89abded58e250e6ce10e80.jpg)
いずれの角材の長さは約4メートルほどで、天井から細いロープによって吊り下がっていました。また床面には角材に呼応するかのようにイエローやグリーン、それにストライプ状の布も敷かれていて、空間全体が鮮やかな色彩に染まっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/c8/f2c6765e4737094180e568221728cd12.jpg)
今回の展示で面白いのは、一連のインスタレーションを異なった場所、ないし高さから鑑賞できることでした。1階にて下から見上げるだけでなく、大ホールのある5階へとエスカレーターにて移動し、ロープにて角材が吊されるようすを見下ろすのも楽しいかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/1b/4feccd32f0a094b2200b018bcf57b340.jpg)
1本1本の角材は一見、木で作られているように見えましたが、実は角紙管という素材で出来ていました。これは日本化工機材株式会社によるリニア紙管と呼ばれる製品で、木材に比べて軽くて安全性が高いのはもちろん、反ることもなく、強度も十分であることから、今回のインスタレーションに採用されました。鬼頭としても初めて用いる素材だったのではないでしょうか。
『KAAT EXHIBITION 2022』とは、同劇場が現代美術と劇場空間を融合させつつ、新たな表現を生み出そうと毎年開いてきた展覧会で、過去にさわひらきや小金沢健人、志村信裕などが作品を公開してきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/47/def555a63f81a7c61a2157e4e044d899.jpg)
いずれの展示も主に劇場内の中スタジオにて行われてきましたが、今回は初めてアトリウムが会場に選ばれました。外の光も差し込む開放的な空間ならではのインスタレーションといえるかもしれません。華やかで祝祭的な雰囲気も感じられました。
Penオンラインでも展示の様子をご紹介しました。
【新着】今年の『KAAT EXHIBITION』の作家は誰? 色彩のシャワーが劇場へと降り注ぐ作品が展示 https://t.co/MHf2z08bRj
— Pen Magazine (@Pen_magazine) May 14, 2022
今年の『KAAT EXHIBITION』の作家は誰? 色彩のシャワーが劇場へと降り注ぐ作品が展示|Pen Online
会期中は無休です。6月5日まで開催されています。
『KAAT EXHIBITION 2022 鬼頭健吾展|Lines』 KAAT神奈川芸術劇場・アトリウム(@kaatjp)
会期:2022年5月1日(日)~6月5日(日)
休館:会期中無休
時間:10:00~18:00 *夜公演がある日は終演時刻まで
料金:無料 *有料プログラムあり
住所:横浜市中区山下町281
交通:みなとみらい線日本大通り駅3番出口より徒歩約5分。JR線関内、石川町両駅より徒歩約15分。
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